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2010年8月30日(月)

エステル役・神田さんらにインタビュー! 大盛り上がりのファルコムイベント

文:電撃オンライン

 8月21日、東京・恵比寿のリキッドルームにおいて、“ファルコムjdkバンド VS. えどっ娘天下大変!”のイベントが開催された。

 このイベントは2部構成。第1部は“えどっ娘天下大変!vs. jdkバンド”で、ラジオ番組『超!えどっ娘 天下大変!!』とjdkバンドがコラボレーション。番組パーソナリティでもある神田朱未さん(『空の軌跡』エステル役)や三上枝織さん(『Ys SEVEN』アイシャ役)に加えて、アガット役・近藤孝行さんとティータ役・今野宏美さんが登場し、『イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ(以下、イースvs.空の軌跡)』をjdkバンドの生演奏に乗せてプレイした。

 また第2部は、jdkバンドがライブを敢行。日本ファルコムの最新作『英雄伝説 零の軌跡』主題歌『way of life』や、『イースvs.空の軌跡』から『Dragon Dive~アガットのアは赤毛のア~』などが披露された。この模様は、動画配信サイト・Ustreamでも生中継され、1,500人近いファンがネットを通じてライブを楽しんでいたようだ。

 電撃オンラインではイベント終了後、出演者にインタビューを行った。会場に行った人も、ネットを通じて見ていた人も、ぜひこのインタビューをチェックしてほしい。

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▲出演者が全員そろってポーズをキメ! 前列左から近藤孝行、今野宏美、イカルス渡辺(Vo.)小寺可南子(Vo.)、神田朱未、三上枝織。後列左から、榎本敦(Ba.)、寺前甲(G.)、畑中誇太朗(Dr.)、井上央一(G.)、川原麻依子(Key.)、水谷美月(V.)。(※敬称略)

■第1部の声優4人に聞く

――今回のイベントについての感想と、jdkバンドとの共演についての感想をお聞かせください。

神田 今回はゲームが好きな方、ラジオが好きな方、声優が好きな方、バンドが好きな方、いろいろな方が集まってのイベントでしたが、そのすべてのファンが1つになって楽しんでくださったのが、本当にありがたかったです。あったかいイベントで楽しかったです!

三上 こうやって、jdkさん生演奏の中でゲームをやらせていただいて、私自身も充実した時間を過ごすことができました。来ていただいた方も優しい方ばっかりで、アツい夏を過ごせました。また機会があればコラボしてみたいですね!

近藤 出演している側としても楽しいイベントでした! 個人的にファルコムさんの曲はダウンロードするほど好きでして、生で聴けて本当はテンションが上がっています(笑)。いい経験をさせていただきました。

今野 ファルコムさんのイベントに初めて参加させていただきました。他でもイベントに参加したことはあるのですが、ゲームを生バンドでプレイする贅沢(ぜいたく)を味わったことは今までに一度もなかったし、これからもないかもしれないですよね(笑)見に来た方も楽しんでいただけたのでは、とも思うんですけど、それとともに「贅沢な気持ちをありがとう」という気持ちになりました。とてもとても楽しいイベントでした。

――ファンに向けてのメッセージをお願いします。

今野 いつも言うんですけど、『空の軌跡』はゲームから始まり、ドラマCDをやったり、『イース』とコラボしたりと、世界がいろいろと広がっている作品で、その中で今度はイベントという世界が広がりました。これからもまた、『空の軌跡』や『イース』の世界が広がっていくのではないかなと。引き続き応援していただけるとうれしいです。

近藤 『空の軌跡』で最初にお話をいただいたのはずいぶん昔でした。最初はPCゲームの声を入れるところから始まり、ここまで派生していくなんて思っていなかったので、今思うとアガットという役をやらせていただいてありがたかったです。今日はこういうイベントに参加できて、非常にうれしく思っています。これからももっともっと派生していけばいいなと思っています!

三上 私は『イース』側の役で出させていただいたんですけど、『空の軌跡』とコラボして、『えどっ娘』ともコラボして、というイベントに参加することができてうれしいです。今後もファルコムさんがゲームを展開していくと思いますので、一プレイヤーとしても楽しみにしています。『イース』側として、また皆さんと共演する機会があったらいいなとも思っています。応援よろしくお願いします!

神田 エステルという役と出会ったことによって、彼女の立ち位置だからこそ“たくさんの人と出会える”ことがうれしいんです。たとえば『空の軌跡』チームでもたくさんのキャストがいますし、『イース』でもいますし、jdkバンドさんも含めると、ものすごく多くの方と出会えて、たくさんのファンの方ともお会いできました。そんな広がりを目の当たりにできたことが本当に幸せです。世界がどんどん広がるといいなと思いますし、それを楽しみながらキャスト側も何かやっていけるといいなと思っています。

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■jdkバンドにもインタビュー

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――今日のイベントを振り返っていかがでしたか。

川原 1部は声優さんがいらっしゃって、ゲームの音楽演奏をやりつつ、2部は今まで通りのjdkバンドらしい演奏ができました。全体を通して、すごく内容が盛りだくさんでしたね。

小寺 1部はいつもと違って、かわいらしいステキな声優さんたちに囲まれて、普段はムサーっとしているjdkなので(笑)、華やかな気持ちにさせていただきました。2部も新曲をたくさん披露できたので、皆さんにも楽しんでいただけたかな、どうかなと気になっています。

イカルス えっと僕、1部はあまり関係ないんですけど(笑)、アガットさんのことがもうちょっと知りたかったです! 2部は新曲を披露できて、歌わせていただいて、すごく楽しかったです。1部も2部もお客さんがすごく盛り上がっていたので、とてもありがたいですし、バンドのテンションも上がります。毎回、圧倒されるくらいですね。それに負けないよう頑張らないと、と思っています。

水谷 1部では、ゲーム音楽とjdkが演奏している音楽が「お客さんにはこういうふうに聞こえるんだ」ということを自分自身が体感できたので、とても楽しかったです。2部では、私がやったjdkのライブ会場では一番大きいところだったので、圧倒的なパワーをもらいながら演奏できたかなと思います。

井上 これだけ練習して、演奏が1回だけというのは、すごく寂しかったです(笑)。みんなが言っていたように、東名阪でやりたいですね。

榎本 やはり今回は、声優さんとのコラボレーションが印象に残りましたね。バトルでのセリフを聞くと、普段ゲームをあまりやらなくても「おおー」と言ってしまいます。いつもと違うライブを楽しんでいただけたんじゃないかなと思います。

寺前 1部は、声優さんがゲームしながら僕らが生演奏する形だったんですけど、プレイする画面に合わせて演奏スタートとかストップとか臨機応変に音を合わせるのは新鮮で楽しかったです。

畑中 僕がゲームをやる時に「生演奏で聞こえたらいいなー」と思っていたことが実現したので、それがすごかったですね。あと1部2部通して、ファルコムさんのゲームをすごく愛しているなということを強く感じました。皆さんのパワーがくるから、僕らもすこく楽しめている。ですから何度も言いますけど、東名阪、やるしかないと思いますよ!

――jdkバンドとして公演数をかなり重ねてきました。メンバーそれぞれの印象はいかがですか?

小寺 順々に隣の人について印象を語っていきましょうか。

川原 じゃあ、小寺可南子ちゃんのこと。普段はホニャホニャで頼りない部分もあるんですけど、演奏に入って歌った瞬間にバッとオーラを感じるのはスゴイなと思います。尊敬していますよ?

小寺 ホニャホニャの小寺でーす(笑)。今日も何回みんなに「すいません」って言ったか、数えたらキリがないんですけど。そんな私が語る、イカルス渡辺さんについて。この人が居なかったら……。グダグダになりそうなところを「ピャッ! ピャッ!」って引っ張ってくれます。隣にいたら私「なんも考えんでええわー」と思って……るのがダメ? 

イカルス 普段ボケ役なんですけどね、僕。

一同 えー!

イカルス 隣の美月さんは、jdkの中でも一番女性らしい……。

小寺・川原 なんやねん、それ!(笑)

イカルス ちゃうねん! それぞれのキャラクターはあるんだけど、一番女の子らしいやん!(笑) バイオリンの音にも、それがすごく出ているので、キャラクターとして“かわいらしい”ですよね。(チラッと小寺&川原コンビを見て)もちろん、お2人もかわいらしいんですけどね! アンプから出す音じゃないところのステキさというか。バイオリンがあることがjdkの特徴の1つだと思いますので、そこを一番持って行っているのが美月さんですね。

水谷 ありがとうございます! 私はテルさん(井上さん)かな? テルさんは……スッとしたカッコいい感じなのに、突っ込んでいくギャップがおもしろい方ですね。クールな方だと思っていたんけど、中身はアツい方です。寺前さんとのコンビネーションも、私はすごく大好きです!

井上 王子(榎本さん)は、jdkの前からで長いんですよ。友だちとしても。なんて言ったらいいんですかねー(笑)。演奏中、彼が考えていることはわかっているので、まかせきっています。信頼しています。同い年として!

榎本 はい、同い年です!(笑) えーとアンジェロ(寺前さん)とは、ファルコムライブの最初からずっと一緒にやっているんですけど、本番中に周りをすごく煽(あお)ってくれるんですよ。「もっとこい!」って。あと、ノリノリで目が合った時の笑顔がすごくいい!

寺前 (笑) じゃあ、ドラムのコタローさんですけど、jdkで一緒にやらせていただく前からお名前はお聞きしていて、有名な方というイメージでした。演奏も非常に安定しているんですよ。名前が有名なはずだな、と思いました。最高です!

畑中 そんな有名じゃないですよ!(笑) では、僕の左手にいつもいる天使(川原さん)のお話をします。

川原 ありがとー!

畑中 女性らしい表情をすることもあるんですけど、でも男っぽいんですよね。ロックバンドの中で、僕らに負けないくらいロックなところを出してくる。だから僕らも対等にやれている、そんな力強さを持っていることはバンドのみんなが思っているんでしょうけど。僕らが想像できないほど、1人でいろんな音を出しているんですよ。その音で引っ張られています。最高の天使です!

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――新しい試みとして行ったUstreamでの生中継については、いかがですか?

畑中 先ほど録画していたものを見てみたのですが、映像はちょっと粗いですけど、音はかなりいいですね。こんなふうにライブを配信できるなら、ちょっとやってみたくなりますね。

榎本 もちろん現場は現場のよさがありますけど、どうしても来られない人にとってはイイですよね。

井上 ライブをUstreamで見たことによって、ライブ会場に足を運ぶきっかけになってくれれば、なおいいです。次のライブにつながるのはいいことですよね。

水谷 (演奏時、奏者の背後にUstreamの画面を出していたことについて)画面にコメントが流れると、その場にいないのに会話ができている不思議な感じが、なんともいえないです。またやってみたいですね。

川原 ライブ中、その場に来ている横の人たちと会話するのは、声援を送っているから難しいですよね。でもネット配信の形だと、今その瞬間の感情をコメントすることができるんですよ。リアルタイムに流れてくるその言葉を私たちも見て、励まされたり、心があったかくなったりします。

――最後に、会場に足を運んだファンに対してひと言お願いします。

小寺 本当にアツくて、毎回どこからこれだけのエネルギーが出てくるのか……そのエネルギーと笑顔に会えるのが、毎回本当に楽しみです。終わってからその余韻にひたっています。Twitterとかでの、終わってからの反応も楽しみです。いつもアツい応援、本当にありがとうございます!

イカルス 盛り上がりが、尋常じゃないくらいにあるので、甘やかされてるなーと(笑)。それだけ、お客さんがファルコムの音楽をすごく愛しているんだなと感じます。それにjdkバンドは応えていかなければという使命感もあります。盛り上がってくれるお客さんに感謝です!

→次のページでは、第2部のフォトギャラリーをお届け!(2ページ目へ)

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■イベント概要
【開催日】2010年8月21日(※終了)
【開催会場】リキッドルーム(東京・恵比寿)

■第2部 セットリスト
 01.『ストッパー』(ドラゴンスレイヤー英雄伝説II)
 02.『俺たちのレジェンド』(イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ)
 03.『MIGHTY OBSTACLE ~The Wind of Zemeth』(イースVI -ナピシュテムの匣-)
 04.『誓い』(イース フェルガナの誓い)
 05.『way of life』(英雄伝説 零の軌跡)
 06.『ルード城』(英雄伝説III 白き魔女)
 07.『Dragon Dive~アガットのアは赤毛のア~』(イースvs.空の軌跡 オルタナティブ・サーガ)
 08.『OVER DRIVE』(イースI&IIクロニクルズ)
 09.『バレスタイン城』(イース フェルガナの誓い)
 10.『INNOCENT PRIMEVAL BREAKER』(Ys SEVEN)
 11.『RELEASE OF THE FAR WEST OCEAN ~I’m here for you』(イースVI -ナピシュテムの匣-)
●アンコール
 12.『TO MAKE THE END OF DIGGING』(ぐるみん)
 13.『TO MAKE THE END OF BATTLE』(イースI&IIクロニクルズ)
 14.『way of life』(英雄伝説 零の軌跡)
 15.『銀の意志 金の翼』(英雄伝説 空の軌跡SC)

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