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2010年9月10日(金)

「3Dは40年に一度の革命」 本日公開の映画『バイオIV』監督インタビューを掲載!

文:電撃オンライン

 本日9月10日より全世界で同時公開された映画『バイオハザードIV アフターライフ』。本作のポール・W・S・アンダーソン監督のインタビューを掲載する。

 『バイオハザードIV アフターライフ』は、カプコンの人気ホラーアクションアドベンチャー『バイオハザード』シリーズの実写映画第4弾。舞台は前作から5年後の世界で、物語は東京の渋谷から幕を開ける。T-ウイルスの蔓延から5年──アンデッドが世界中にはびこる中、生き残った人間を探して世界中を旅する主人公アリスを演じるのは、人気女優のミラ・ジョヴォヴィッチ。アリスとアンブレラ社の戦いが、次なるステージ(アフターライフ)へと進み始める。

 本作の監督は、映画第1作でもメガホンをとったポール・W・S・アンダーソン氏。シリーズ初の3D映像となる今作について、氏は「映画は新しいステージへと進化していることを、この映画を観てもらえばわかると思います。きっとシリーズ最高傑作になりますよ」と語る。今後は3D作品しか撮らないと豪語するほど、3D映像に魅せられたアンダーソン監督にインタビューを行った。

『バイオハザードIV アフターライフ』
▲ポール・W・S・アンダーソン監督。3D作品にするために『バイオハザードIV アフターライフ』の脚本を書いたという。

――『バイオハザードIV アフターライフ』はどのような作品ですか?

監督:『IV』は今までの中でも最大級の作品。このシリーズの監督に戻ってきて、究極の“バイオハザード”を作りました。

――今回の物語の始まりは、東京と伺いましたが?

監督:3分の1は東京が舞台になっています。日本のゲームなので、東京に戻ってこられて大変うれしいです。

――撮影はどのようにして行ったのですか?

監督:ソニーの最高技術を活用しました。東京は3Dで見るととても素敵です。特にゾンビが徘徊(はいかい)する映像は最高。かみつこうとみんなを追いかけるシーンがあります。『III』は生々しいイメージだったけど、今回は3Dと相性のよいスタイリッシュでエレガントな仕上がりにこだわりました。3Dは撮影や編集の方法がまったく違います。シリーズ1作目から7年を経て、初めての挑戦です。今後はすべて3Dで制作したいですね。無声からトーキー、白黒からカラー、それらと同じだけのインパクトがあります。撮影した映像を確認するのもめがねをかけて3Dで確認していました。これからはもっとカッコいいメガネを作ってほしいです。

――監督の人生のモチベーションは?

監督:子どものころから監督になると決めていました。6歳のころ、ジョン・ウェインのウエスタンを観て、監督になりたいと思いました。友だちと短編映画を作り、脚本を5~6本は書いていました。子どもの時から意識を持っていたけれど、それから収入を得ることができ始めたのは、20年後になりますね。毎日毎日、自分は恵まれていると思っています。

――監督から見たミラ・ジョヴォヴィッチはどのような人ですか?

監督:素晴らしい女性。だから結婚しました。アーティストとしても素晴らしい。勇敢で、どんなスタントも自分でこなすんです。とてもクリエイティブな関係を築いています。映画を中心とした生活で、3Dに魅せられているという、この時代に生きられて幸せだと思っています。だって3Dは40年に一度の革命だから。

――最後にメッセージをお願いします。

監督:イングランド北部のささやかな街で育ちました。大切なのは、夢の実現に向けて努力して、ブレないことです。90%はクリエイティブ、10%はインスピレーション、そして多大な努力を惜しまないことです。

『バイオハザードIV アフターライフ』
▲『バイオハザードIV アフターライフ』は、丸の内ピカデリー他で本日9月10日より公開中!

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