2010年9月13日(月)
スパイクは、11月25日に発売するPSP用ソフト『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の新情報を公開した。
本作は、推理アドベンチャーとアクションを掛け合わせた“ハイスピード推理アクションゲーム”。殺人事件の真相を暴くため、議論の場である学級裁判の議論中に、飛び交う生徒たちの主張から矛盾点を見出し、捜査で集めてきた証言や証拠を使って論破していく。詳細なゲーム情報は初報を、登場キャラクターの続報は9月10日の記事をご覧いただきたい。今回の記事では、本作のキモとも言える“学級裁判”を紹介する。
学園長であるモノクマのせん動により発生してしまう殺人事件。希望ケ峰学園では、殺人事件発生後に必ず“学級裁判”が開かれる。この学級裁判では、殺人事件の犯人を暴くために、登場キャラクターたちがさまざまな主張や議論を戦わせていく。
本作の大きなポイントである“ハイスピード推理アクション”は、この学級裁判で展開されるシステム。学級裁判シーンは、キャラクターの発言がフルボイスで再現され、圧倒的な緊迫感を演出する。ここからは、学級裁判の中で発生するさまざまなモードを紹介する。
▲学園長・モノクマによる学級裁判のルール説明。かわいい顔をした動くぬいぐるみだが、口にするセリフは辛らつだ。 | ▲学級裁判では、命をかけた議論が展開される。犯人だと指摘されればモノクマによってお仕置きという名目で殺されてしまう。犯人を指摘できなければ、犯人以外の全員が、モノクマのお仕置きを受けることに。 |
▲ノンストップ議論の合間で登場するキャラクターによる推理や意見交換も、すべてフルボイス。豪華声優陣よる迫真の演技が、議論の緊迫感をますます盛り上げる! |
▲複数のキャラクターが同時に主張すると、画面上では文字が乱れ飛ぶ! ボイスも複雑に交錯し、白熱の議論をリアルに再現する! |
ノンストップ議論では、各キャラクターがそれぞれ、証拠や目撃情報をつぎつぎと口にする。彼らの発言の中には、主人公の推理をミスリードするものがあるという。犯人による工作のための発言や、思いこみや勘違いによる発言などもあるだろう。プレイヤーは、議論を論破するために、発言の応酬の中で矛盾すると思われる発言に対してアクションを起こす必要がある。
▲凶器は本当にナイフ? 食堂に誰もいなかったのは真実か? ドアノブを壊したのは犯人の仕業? それとも……。現場で集めた情報や、キャラクターたちの発言をヒントに、発言の真意を見極めよう。 |
●ウィークポイントを撃ち抜け!
キャラクターたちの主張中、黄色く表示されるのが、議論を論破するための発言の穴“ウィークポイント”。プレイヤーは黄色く色づいた発言の中から、現在の議論を打破するために、自ら入手した情報と矛盾している発言を見極める必要がある。そして、手持ちの言弾の中から展開する議論に適したものを選択し、ウィークポイントを撃ち抜くことで議論を進めていく。
▲不二咲のセリフにウィークポイントが! ただし、中には議論の矛盾点とは関係のないものも存在するので、真の矛盾はどこにあるのか推理する必要がある。 | ▲こちらはウィークポイントがない発言。このようなセリフは、議論の矛盾にはならない。 |
▲矛盾を見つけたら、コトダマシリンダーから適切な弾丸を選択し、ウィークポイントを撃ち抜こう。弾丸は、捜査パートで見つけたものがセットされる。 |
▲プレイヤーの考えが正しければ、言葉を撃ち抜ける。だが、矛盾の存在しない発言では、弾丸が弾かれてしまう。 |
▲間違って撃ち抜いてしまうと、ノンストップ議論で獲得できるポイントが減少してしまう。 |
ノンストップ議論は、プレイヤーが論破できない限り同じ議論が繰り返される。議論はループするので、1回目で矛盾を指摘できなくてもいいが、制限時間は迫ってくる。主人公の苗木からヒントが与えられることがあったり、議論をスローモーションにできる能力“精神集中”が用意されたりなど、プレイヤーの推理やアクションを助ける要素も存在する。2周目の議論では、議論を早送りして目的のセリフに素早く到達することも可能だ。
▲主人公の苗木は、ノンストップ議論における矛盾点や、注目すべき発言などをプレイヤーに教えてくれる。 | ▲精神を集中させると、議論をスローモーションにできる。目的のウィークポイントがわかっていながら、コトダマトリガーを引くタイミングがつかめない時に活用しよう。 |
学級裁判中、主人公の苗木が事件にかかわる重要なキーワードを思い出さなければならない局面が訪れる。この時に発動するのが学級裁判の新たなモードであり、事件における重要なキーワードを導き出す“閃(ひらめ)きアナグラム”だ。
閃きアナグラムに突入すると、画面上を文字がふわふわ舞う。舞っている文字の中から事件におけるキーワードを推理し、的確に撃ち落とそう。
▲答えとなる単語は、画面左下の空白を埋めることで完成する。舞っている文字と、空白を照らし合わせ、正しい単語を完成させる必要がある。 |
議論がピークに達すると、主人公の苗木とまったく異なる意見を主張する人物との、息つく間もない激しい討論が開始される。これが、学級裁判の3つ目のモード“マシンガントークバトル”だ。マシンガントークバトルに突入すると、口論相手は、まるでマシンガンのようにどんどん主張を展開する。相手のセリフや主張を打ち負かしていくためには、繰り出される言葉をタイミングよく撃ち落としていく必要がある。言葉を言葉で撃破し、完全論破を目指そう。
▲桑田と苗木が1対1のタイマンバトル! 言葉の応酬を再現したマシンガントークバトルでは、タイミングに合わせてボタンを押すことで相手にダメージを与えられる。 |
学級裁判で犯人を言い当てると、犯人は学園長のモノクマによって、お仕置きという名目の死が与えられる。
▲モノクマのお仕置きは、本作独自の2.5Dモーショングラフィックを駆使したムービーで、多彩に展開される。 |
“推理”と“アクション”の両方の力量を必要とする本作では、推理とアクションそれぞれに異なる難易度設定ができる。推理の難易度を上げ、アクションの難易度を下げるなど、プレイヤーのスタイルにあわせて楽しめる。
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