2010年9月17日（金）

『モンスターハンターポータブル 3rd』デザインのPSP本体が12月1日に登場！

　9月16日、東京ゲームショウ（TGS）会場内のSCEブースで行われたプレス向けブリーフィング。ここでは、年末商戦に向けてSCEの新製品や戦略、タイトルが発表された。

　まず、壇上に上がったSCEJプレジデント・河野弘氏からPS3、PSPの販売動向のレポートが語られ、ついで年末商戦の中核コンテンツとなるPlayStation Moveの紹介が行われた。3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサー、3軸地磁気センサーを内蔵したモーションコントローラと、空間把握用のカメラであるPlayStation Eyeを使用するMoveは、より直感的な操作が可能なデバイスであり、“あそ棒。MOVE”をキャッチコピーとして10月21日に発売される。現在明らかになっているだけで13社35タイトルが開発されており、TGSでは21タイトルがプレイアブル出展されている。

　また、映画、ゲーム、ミュージックビデオなど、現在さまざまな分野で進む3D化の流れにいち早く対応するべく、PS3の3D立体視用システムアップグレードを9月21日に行うと発表。これにより、3D対応TVがあれば3D専用Blu-rayソフトも立体で見られるようになる。アップデートは無料だ。この他、開発中の3D立体視対応タイトルの紹介も行われた。

　続いて、HDD容量を増やした新型PS3、PSPの新色など、年末向けの新型ハード展開が語られた。PS3では、クラシック・ホワイトの320GB版が10月21日に34,980円（税込）で発売される。PSPの新色は、2色で彩られた本体が特徴的な“ブラック/レッド”と“ホワイト/ブルー”がバリューパックの数量限定生産で11月18日に登場。価格は17,800円（税込）だ。さらに、かつて限定で発売されたPSPのブロッサム・ピンクも、16,800円（税込）で同日にリリースされる。

　さらに、今回のブリーフィングの目玉として、この日公開となる『モンスターハンターポータブル 3rd ハンターズモデル』と名付けられたPSP本体が、河野氏とモンスターハンターのプロデューサーであるカプコン辻本良三氏によって紹介された。

　『ハンターズモデル』の最大の特徴は、『モンスターハンター』ユーザーの最大の懸案だったバッテリー容量の増加。2200mAhの大容量バッテリーパックを標準搭載しており、辻本氏いわく「（従来の）倍近いプレイが可能」とのこと。また、バッテリー容量の増加により、通常のPSPよりバッテリー部などが厚くなっており、本体を持った時のフィット感が増しているという。この他、スピーカーがアイルーの手形になっていたり、『モンスターハンター』仕様のカスタムテーマがプリインストールされていたりと、『モンスターハンター』を愛するハンターに向けた1台となっている。発売は12月1日で、価格は19,800円（税込）。ソフトは別売となる。

　ハードに関する発表の後は、スクウェア・エニックスやレベルファイブなど、PSPやPS3のサードパーティのソフトについても紹介が行われていた。

■東京ゲームショウ2010 開催概要
【開催期間】
　ビジネスデイ……2010年9月16日～17日各日10：00～17：00
　一般公開日……2010年9月18日～19日各日10：00～17：00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般（中学生以上）1,200円（税込）/前売り1,000円（税込）　※小学生以下は無料