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2010年9月30日(木)

希望・欲望・煩悩!? 『けいおん! 放課後ライブ!!』の発売記念抽選会が本日開催

文:電撃オンライン

 本日9月30日に発売されたPSP用ソフト『けいおん! 放課後ライブ!!』。その発売記念抽選会が、東京と大阪で行われている。東京の抽選会場である、クラブセガ秋葉原の模様を取材してきたのでレポートする。

 『けいおん!放課後ライブ!!』は、2009年4月~6月に放送されブームを巻き起こしたTVアニメ『けいおん!』をゲーム化した作品。アニメのオープニング曲『Cagayake!GIRLS』や、エンディング曲『Don’t say “lazy”』など、おなじみの曲にあわせてボタンを押し演奏する、バンド感覚のリズムアクションゲームになっている。

 本日は朝からあいにくの雨だったが、大勢の『けいおん!』ファンが会場に詰め掛け、13時の時点で1,300人が参加するというフルスロットルな抽選会になった。セガの広報によれば、今まで行ってきた抽選会の中でも最高のペースだという。

『けいおん! 放課後ライブ!!』 『けいおん! 放課後ライブ!!』
『けいおん! 放課後ライブ!!』 『けいおん! 放課後ライブ!!』
▲非常に盛況だった発売記念抽選会。なお賞品は、声優のサイン色紙など豪華なものが用意されていたが、取材した12:00の段階でもまだ十分残っている様子だった。

『けいおん! 放課後ライブ!!』 『けいおん! 放課後ライブ!!』 『けいおん! 放課後ライブ!!』
『けいおん! 放課後ライブ!!』 『けいおん! 放課後ライブ!!』
『けいおん! 放課後ライブ!!』 『けいおん! 放課後ライブ!!』
▲クラブセガ秋葉原では、オリジナルストラップがもらえるキャンペーンも実施中。店内は、『けいおん!』関連のプライズであふれかえっていた。

『けいおん! 放課後ライブ!!』
▲会場には、唯のコスプレをしたコンパニオンさんも!

 また、会場にいた『けいおん! 放課後ライブ!!』開発スタッフからコメントももらえたので、ぜひご覧いただきたい。

――発売日を迎えた感想をお願いします。

 『けいおん!』という、非常に人気の高い作品のゲームを作るにあたって、開発陣はかなり強いプレッシャーを感じていたのですが、納得のできるものに仕上がったのではないかなと思っています。開発陣も『けいおん!』が大好きで、放っておくとクオリティを上げよう上げようとするのですが、納期の問題もあるので、スケジュールを管理するのが大変でした。無事発売日を迎えることができたので、ほっとしています。

――ゲームの見どころなどを教えてください。

 すべてが見どころになるのですが、大きなところで言えばキャラクターを3D化したところですね。2Dを3Dにするのはかなり難しいのですが、とてもいいクオリティになっていると思っています。そんなポリゴンキャラクターを5人同時に表示して、リズムゲームにできた点は、とても頑張ったところですね。ユーザーさんにはあまり関係のないところかもしれませんが、キャラクターも見てほしいです(笑)。

 あとは、譜面がパートごとに分かれているのもポイントです。一般的なリズムゲームは、ボーカルにあわせて譜面が用意されるのですが、本作では5人のキャラクターそれぞれのパートに譜面を設定しています。一般的なリズムゲームとは違うのですが、“楽器を演奏している感じ”はすごくすると思いますので、ぜひ体験してほしいですね。

 リズムゲーム以外の部分では、“ちびキャラ”です。彼女たちにアイテムをあげるとイベントが起こるのですが、ある条件を満たさないと出ないイベントもあるので、ぜひいろいろな組み合わせを試して、探してほしいと思います。

――さまざまな楽曲が収録されていますが、イチオシの曲はどれでしょう。

 『カレーのちライス』ですね。実は尋常じゃないくらいBPMが速いんです。なので、それまで順調に進んでいた人も、ストップを掛けられてしまうかもしれません(笑)。特にドラムはやりごたえがありますね。後は定番ですが、『Cagayake!GIRLS』『Don’t say “lazy”』ですね。最後の方に登場するのですが、おなじみの曲なので楽しんでいただければと思います。

――オススメのパートも教えてもらえますか?

 楽器を演奏している感じを一番味わえるのは、ドラムだと思います。ただ、ドラムは難しい楽器なので、初心者の方にはベーシックな作りになっている唯のギターをまずプレイしてもらって、それに慣れてもらってからの方がいいかもしれません。人によってやりやすい楽器は違うと思うので、全パートを試してほしいですね。

――『けいおん!』をゲーム化するにあたり、リズムアクションというジャンルを選んだのはどうしてですか?

 ジャンルを選ぶという打ち合わせ自体がありませんでした。最初から「『けいおん!』をゲーム化するとしたら、リズムアクション以外ないよね」という感じでしたね。『けいおん!』は曲も魅力の1つなので、アドベンチャーゲームにするといったことはまったく考えていませんでした。曲を聴いて、演奏してもらうことが大事だと思ったんです。

――5人で同期を取るのは大変ではありませんでしたか?

 ラグがどうしても出るので、その調整が大変でした。メモリも目いっぱい使っているので、描画が重くなってしまうんです。特に無線通信は、周りの環境に影響されてしまうので、はっきり言いますとズレる時はあります。なので、もしズレてしまったら、申し訳ないのですが場所を移動したり時間を置いたりしてからプレイしてください。

――先ほどスケジュール調整が大変というお話が出ましたが、そんな中で開発スタッフが譲れなかったものはなんですか?

 キャラクターの表情ですね。ひとえに『けいおん!』といっても、好きなキャラクターは違うので、スタッフが好きなキャラクターばかり作り込んでしまって困りました(笑)。誰とは言いませんが、クオリティの差が若干あるかなと思っています……。

――ロード時間についてはいかがですか?

 メディアインストールに対応しているので、使ってもらえばもちろん早くなりますが、使わなくてもそこまで待つようなことはないと思います。

――では最後に、ユーザーに向けてコメントをお願いします。

 ユーザーの皆さんに負けないぐらい“『けいおん!』大好きなスタッフが、自分たちが遊びたいゲームを作ろうというコンセプトで作ったゲームです。ぜひユーザーの皆さんにも同じ気持ちになって、楽しんでもらえればと思っています。余談になるのですが、起動時の唯の「セ~ガ~」というタイトルコールは、実は唯以外の全キャラ分用意されています。跳ばさずに聞いてみてください。

(C)SEGA (C)かきふらい・芳文社/桜高軽音部

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