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2010年10月13日(水)

『プリキュア』でおなじみのアーティスト・工藤真由さんのインタビューを掲載!

文:電撃オンライン

■子どもたちの声って、心臓まで届いてくるようなパワーがあるんです

――続いて、『プリキュア』シリーズでの活動についてお聞きします。工藤さんは、『プリキュア5、スマイル go go!』で初めて『プリキュア』ソングを歌っていますが、このキッカケはなんだったのでしょう?

 キッカケは、オーディションですね。2~3回オーディションがあり、応募者も数千人いたそうで、すごく大変でした。『ふたりはプリキュア』から『プリキュア』が好きで、「『プリキュア』やる?」と声をかけていただいた時に「やります!」と即答したんです。

――先ほど少しお話がありましたが、初めて『プリキュア5、スマイル go go!』を収録した時のことを教えてもらえますか?

 『プリキュア5、スマイル go go!』は、五條真由美さんも、うちやえゆかさんも、宮本佳那子ちゃんも、コーラスで参加しているので、五條さんたちとはレコーディングの時に初めてお会いしました。そのレコーディングに、関係者の方がすごくたくさんズラッといらっしゃって、ものすごく緊張したのを覚えています。レコーディングは初めてではなかったのですが、子どもたちに向けて言葉を伝えるということで、いろいろ考えて収録しました。今聴くと、少し録り直したいなと思います(笑)。

――大人向けに歌う時と子ども向けに歌う時は、歌い方も変わるのでしょうか?

 子ども向けに歌う時は、言葉をよりはっきり、わかりやすく歌うようにと教わりました。五條さんやうちやえさんの歌からも、いろいろ勉強させていただきました。

――工藤さんは『ふたりはプリキュア』から『プリキュア』が好きとのことでしたが、そんな『プリキュア』の3代目の主題歌を担当するというのはすごいプレッシャーがあったのではないですか?

 大きすぎましたね(笑)。五條さんもうちやえさんも、歌のお姉さんといった雰囲気があって、すごくお上手ですし。私は『プリキュア5、スマイル go go!』でデビューだったので、2人のような歌い方ができないなと感じていました。なので、自分なりに楽しく歌うしかないなと思いながら収録したんです。

――『プリキュア』の主題歌に抜てきされて、変わったことはありますか?

 “人間性”でしょうか。中身から変わった気がします。自信もつきましたし、明るくもなれました。周りが開けたような感じがしましたね。

――工藤さんは『プリキュア』のイベントで全国を周ったりもしていましたが、そういった仕事を通じて学んだことや気が付いたことはありますか?

 子どもたちのパワーってすごいなと思いました。子どもたちの声って、心臓まで届いてくるようなパワーがあるんです。「頑張れー!」という声援を聞くと、感動して鳥肌がたって泣きそうになってしまいます。『プリキュア』のショーを客席で見たこともあるのですが、ステージのプリキュアたちの声が聞こえないぐらい子どもたちの声が大きくて、一緒に踊ったり、ツッコんだりもしてくれるんです。普通のお芝居などでは、みんな静かに見ていると思うので、『プリキュア』のショーは特別な場所だなと思います。『プリキュア』の人気の高さも改めて気付かされました。

――イベントの中で、印象に残っているエピソードなどがあれば教えてください。

 下関にキュア・カルテット(五條さん、うちやえさん、宮本さんと、工藤さんで構成されたユニット)でイベントに行った時のことですね。風邪をひいてしまって、ノドがガラガラになってしまったんです。『プリキュア5、フル・スロットル GO GO!』をフルサイズで2ステージ歌う予定があって、1回目のステージの時はなんとか乗り切ったんですが、2回目では完全に声が出ない状態になってしまい……。でも、1番が終わり2番に突入する時に、五條さんたちが出てきてくれたんです。泣きそうになったんですが、子どもたちの前では笑顔で歌おうと思って頑張りました。ピンチの時に仲間が助けにきてくれたことが、まるで『プリキュア』のようで、すごくうれしかったですね。それ以来、絶対に風邪はひかないようにしようと心に決めました。

――『プリキュア』のアーティストの皆さんは、よくお互いのイベントにゲストで出演されたりしていますよね。

 そうですね。歌手だけでなく、声優や関係者の皆さん全員と仲がいいです。連絡を取りあったりもしていますし、何かあると駆け付けてくれたりしますね。

――今まで歌ってきた中で、思い出に残っている曲を挙げるとするならどれですか?

 どれも思い出に残っていますが、『プリキュア5、フル・スロットル GO GO!』は衝撃を受けた曲ですね。最後にサビをこれでもかというほど3回繰り返すところや、息をする場所がないところに驚きました。休むヒマのない曲なので、本当に“フルスロットル”という言葉が合っているなと思います。『ハートキャッチ☆パラダイス!』も、あまり声を張らずに歌うという、私の中では挑戦的な曲なので、とても印象的ですね。

――『ハートキャッチ☆パラダイス!』で初めてエンディングの曲を担当していますが、オープニング曲とエンディング曲を歌う時は歌い方も変わるのでしょうか。

 気合いを入れすぎず、話しかけているような歌い方を意識しました。いつもと違うけど、かわいくできていると言われたのでよかったです。

――歌うのに苦労した曲や、難しかった曲はどれですか?

 それも『フルスロットル』ですね(笑)。やっぱり『フルスロットル』を歌うのは大変です。

――2年連続で主題歌を担当していますが、『プリキュア5、フル・スロットル GO GO!』を歌う時に1年目の『プリキュア5、スマイル go go!』を意識したりしましたか?

 バージョンアップしなきゃなと思っていたので、すごく気合いを入れて収録しました。

→工藤さんが好きなプリキュアは!?(3ページ目へ)

(C)ABC・東映アニメーション

データ

▼『My way』初回限定盤(CD+DVD)
■発売元:マーベラスエンターテイメント
■販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
■品番:初回限定盤 (CD+DVD) MJCD-20195
■発売日:2010年10月27日
■価格:2,940円(税込)
 
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■発売元:マーベラスエンターテイメント
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■発売日:2010年10月27日
■価格:2,310円(税込)
 
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