2010年10月15日(金)
10月14日に、東京都内の東映東京撮影所で、特撮TV番組『仮面ライダーオーズ/OOO』の主題歌『Anything Goes!』のミュージックビデオの撮影が行われた。
大黒摩季さんが歌う『Anything Goes!』。そのミュージックビデオの見どころは、大黒さんと仮面ライダーオーズの共演だ。コンサートステージで大黒さんのライブが盛り上がるのと同時に、オーズとグリードとの戦いが別の場所で行われているという構成になっている。
大黒さんとオーズが共演するのは、ミュージックビデオのラストシーン。熱狂的なライブが終了し、無人のライブ会場を立ち去ろうとする大黒さん。静寂した現場の中に、オーズと大黒さんの存在感がとても際立っていた。その後、撮影はアクションシーンの部分の収録に移り、オーズとグリードとの熱いバトルが撮影された。撮影の模様と、撮影を終えた大黒さんのインタビューを掲載するので、ぜひご覧いただきたい。
▲大黒さんがバンドメンバーたちと『Anything Goes!』を熱唱! | ▲大黒さんが手にしたメダルを投げるシーンの撮影風景。 |
――ミュージックビデオを撮影されていかがでしたか?
近年まれに見る大掛かりなPVの撮影で、すこぶる楽しかったです。バンドもビッグバンドでしたし、たくさんの人がみんなで全力を尽くして頑張りました。
――ライブの撮影では、300人のファンの前で歌いましたが、観客の人の反応はどうでしたか?
すごくアゲアゲな雰囲気でした。子どもたちはもちろん、私よりご年配の方も必死についてきてくれて素晴らしかったです。
――オンエア中の『仮面ライダーオーズ/OOO』のOPを見てどうでしたか?
女の子ですし、『仮面ライダー』の記憶って藤岡弘さんから消えてるんです。だから浦島太郎になったような気分でした。仕事をするまで、『仮面ライダー』がこんなにカッコよく進化していると知らなかったんです。主題歌を収録する前に説明は受けていたんですが、放送を見てハマってしまい、今『W』にさかのぼって『仮面ライダー』を勉強しているところなんです。歴代の主題歌を、すごいアーティストさんが歌っていると知って、今さらながら映えある主題歌なんだなと気付いています。いつも主題歌を見て、私ここで歌ってるんだなと感動しています。
――男性のアーティストから、やっかみのメールが届いているというウワサがあるのですが……。
来ていますね(笑)。特に先輩後輩の男性のアーティストから、「なんでもいいから、一緒にやらせてくれ!」というメールが届いています。
――この後の撮影でライダーと共演していきますが、どんなことを楽しみにしていますか?
子どもたちが、「きゃー!」という気持ちがわかります。ライダーとグリードと共演できるのはすごく光栄で、一生の宝です。実は今、ベルトが欲しいんですよ。CMにやられてしまっています(笑)。
――オーズをキッカケに、ライダーを勉強していこうという感じなのでしょうか。
いつか母親になった時に、家庭内で1つぐらい威厳を持ちたいので、今回主題歌を歌ったこととあわせて、「歴代ライダーのことで知らないことはないのよ」と言えるようになりたいです。学ぶ気満々です。
――欲しいメダルはどんなメダルですか?
私はネコが好きなので、カザリの黄色いメダルがいいです。
――もしヤミーになってしまうとしたら、どんな欲望で?
私は欲望の塊なので、すぐヤミーになってしまうと思いますね(笑)。たとえばミュージシャンとして、もっともっとレベルアップしたいとも思っていますし、この間のオンエアされたヤミーのように、食べることも好きですし。あそこまで大食いではありませんが、全国ツアーなどでは、行った先で旬の物を食べています。あとは、CDの収集欲ですね。TSUTAYAやタワーレコードでヤミーになってしまうと思います。全身CDのヤミーになって、メダルの代わりにCDを飛ばします(笑)。
――グリードとの共演を希望されたのはなぜですか?
キレイなものだけではなく、ロックな感じのブラックな方向のものが好きなので、悪役が気になるんです。悪役の人たちにも悪くなる理由があって、深いなと思いますね。社会の縮図が、ヒーローより悪役の方に凝縮されていることに気付いてしまい、ハマればハマるほどグリードが気になるんです。これから、それぞれがどのように動いていくのか気になって夜も眠れません(笑)。
――最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
『仮面ライダーオーズ/OOO』の主題歌を担当したのがキッカケで、『仮面ライダー』というすばらしい作品に出会えました。私から言えることは、「楽しんでください」ということです。『Anything Goes!』は、すごくパワフルで、アゲアゲで、いい意味でノーテンキな曲です。悩んで頑張りきれないお父さんやお母さんが、車で『Anything Goes!』を聴いたり、カラオケで歌ったりしてくれたらうれしいです。歌詞や曲のパワーが宿ると思いますよ!
(C)2010 石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映