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2010年10月21日(木)

子ども向けと侮るなかれ! カードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』をプレイ

文:電撃オンライン

 ども、カネキングです。本日は、11月11日から全国の量販店などで稼働する業務用キッズ向けカードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』の、関係者向け体験会に行ってきました。

 『ドラゴンボールヒーローズ』は、バンダイさんが2005年から展開している“データカードダス”の新作です。今までにない新型機種になっており、フラットパネルリーダーやICカードリーダー、23インチのワイド液晶モニターを搭載。カードを最大5枚同時に使用したバトルを楽しめるという、ちょっとワクワクしてくる筐体になっております。

『ドラゴンボールヒーローズ』
『ドラゴンボールヒーローズ』

 この作品、“キッズ向けカードゲーム”となっていますが、侮るなかれ。従来のデータカードダスシリーズよりもさらに奥深い駆け引きを楽しめるゲームになっていますよ。体験会でのプレイ感をお届けしますので、ぜひご一読ください!

●5枚のカードを読み込ませてバトル!

『ドラゴンボールヒーローズ』 『ドラゴンボールヒーローズ』

 まず用意するのは、ヒーローライセンス(左)とヒーローアバターカード(右)。今作では、ゲームの進行状況などをヒーローライセンスに記録できます。ヒーローアバターカードは、ゲーム中に読み込むと、自分の分身(アバター)を呼び出せるカード。詳細は順を追って説明します。

 ヒーローライセンスを読み込んで、挑戦するミッションを選択。第1弾では、サイヤ人編と人造人間・セル編のカードが登場するので、ミッションで戦う相手もそれに準じています。ひとまず操作を覚えるべく、イージーを選択しました。

『ドラゴンボールヒーローズ』

 ミッションが決まったら、使うカードを5枚まで選び、パネルの上に置きます。キャラクターの能力はカードごとに決まっていますが、ヒーローアバターカードのみ、レベルを上げていくことで必殺技やカードタイプなどをカスタマイズできます。レベルが上がれば能力もアップするので、5枚中1枚はヒーローアバターカードを使うのがセオリーでしょう。あと体験台で使えたカードは、悟空、悟飯、バーダック、ナッパ、ラディッツ。僕はそっとラディッツを筐体の脇に置きました。

『ドラゴンボールヒーローズ』 『ドラゴンボールヒーローズ』 『ドラゴンボールヒーローズ』

 さて、そんなわけで、アバター、悟空、悟飯、バーダック、ナッパで戦うことになりました! ルールは単純で、ラウンドごとに相手を攻撃し、相手チームのHPをゼロにすれば勝ちです。攻撃するには、カードをパネルのアタックエリアに配置すればOK。キャラクターが気力ゲージを消費し、攻撃を繰り出します。気力が減ったら、パネル手前のサポートエリアに下げれば回復するという仕組みです。

『ドラゴンボールヒーローズ』 『ドラゴンボールヒーローズ』
▲手もとの操作はこんな感じ。アタックエリアとサポートエリアにカードを置いて作戦を決定します。

 試しに、悟空、悟飯、バーダックで殴ってみます。アタッカーの気力の合計値が大きい方が先に攻撃できる仕組みです。ちなみに気力は、キャラクターを前線に押し上げれば上げるほどたくさん消費します。気力を使いすぎると後で困りますが。まぁイージーなので、余裕で先攻をゲット。

 さて、ここからが大事なところで、戦闘に入ったら、攻撃側・防御側がそれぞれ左右に動くゲージを、タイミングよく赤ボタンで決定し、より多いゲージで止めた方が有利になります。攻撃側が勝てばダメージアップ。防御側が勝てばダメージを軽減できます。ゲーム中唯一、プレイヤーのアクションスキルを求められる場面ですね! しかし相手がイージーだったので、余裕で目押しに成功し、相手をフルボッコ。一撃で相手のチームのHPがゼロになり、勝ってしまいました! ってまだ何もしてないよ! 弱すぎだろ!

●必殺技が超強い!

 経験値が入り、ヒーローアバターカードがレベルアップ。このまま帰るのもどうかと思うので、難易度ノーマルに挑戦してみます。先ほどと同じように登録を済ませ、1ラウンド目に突入。1ラウンド目から3人で殴ると、気力が足りなくて2ラウンド目以降息切れするということがわかったので、今回は悟空とバーダックでアタックし、他の3人はサポートエリアに下げます。腕組みしてアタッカーを見守るナッパがすごく偉そうです。

 攻撃に成功し、気力を消費したアタッカーとサポートを入れ替え。すると、サポートエリアに移動した悟空がサポートスキルなるものを発動しました。スキルはカードにそれぞれ固有のものが設定されていて、その効果はカード裏面に書かれています。悟空のスキルは、サポートエリア付近にいるアタッカーの気力消費をゼロにしてくれるという超便利なもの。攻撃力の高いヒーローアバターカードにこのスキルを使い、次のラウンドで一斉に攻撃し、勝利できました!

『ドラゴンボールヒーローズ』

 ノーマルでも楽勝だったので、難易度ハードに挑戦! 大人にはこの難易度がちょうどいいのかもしれませんね。相手は劇場版に出てきた、人造人間13号~15号。かなり強そうです。先ほどと同じ手順で、1ラウンド目に悟空とバーダックで攻撃。すると、相手がいきなり3人でかかってきて、悟空がボコボコにされてしまいました。さすがハード、容赦ねぇ! 攻撃を受け、“きぜつ”してしまうと、そのラウンドは反撃できません。フラフラになったバーダック親子をサポートに下げ、2ラウンド目はアバター、悟飯、ナッパで攻撃します。1ターン目に気力を使ってしまった人造人間たちを、逆にボコボコに。

『ドラゴンボールヒーローズ』
▲悟空は、2ラウンド目にサポートエリアからスキルで支援させるので、1ラウンド目に繰り出し、下げる方針。

『ドラゴンボールヒーローズ』 『ドラゴンボールヒーローズ』
▲画面左上のヒーローエナジーが、カード右下の数までたまると、キャラクターが必殺技を繰り出します。悟飯が3で魔閃光を使えるので、悟空のスキルで気力を温存し、3ラウンド目はこれで攻撃!

 しかし、難易度がハードなので相手のゲージの目押しがほとんどMAXに近く、まず勝てません。たまにMAXで止めた! と喜んでも、相手もMAXで止めてくるので仕切り直し。HPをジワジワ削られ、追い詰められていきます。次のラウンドに倒し切れなかったら負ける! と思っていたのですが、ここでヒーローエナジーがたまり、キャラクターが必殺技を連発! 相手チームのHPの最大値を超えるとてつもないダメージを叩き出し、勝利できました! いや、必殺技強すぎでしょ! まぁ、今回は使ったカードが強かったのだと思いますが。光ってるし。

『ドラゴンボールヒーローズ』 『ドラゴンボールヒーローズ』
▲必殺技がとんでもなく強かった印象。これを軸にデッキを考えることになりそうです。

●さまざまな要素がバトルをより深くする!

 本作には、上で触れた“スキル”や“必殺技”の他にも、同じカードタイプ同士だと発動する連係攻撃や、カードをこすって繰り出す技、特定の組み合わせで発動する技など、さまざまな要素が盛り込まれています。これらのカードをいかに組み合わせるか、デッキを考える楽しさは、これまでのデータカードダスにはなかったものです!

『ドラゴンボールヒーローズ』 『ドラゴンボールヒーローズ』
▲カードタイプは3種類あり、同じカードタイプ同士でアタックすると、“れんけいアタック”を繰り出します。▲カードをこすれ! と指示が出るので、言う通りにすると技を繰り出します。

 遊んでみて思ったのは、“見た目以上に奥深い”ということ。データカードダスというと、どうしても子ども向けのイメージがありますが、この『ドラゴンボールヒーローズ』は、かなり戦略性に富んでいます。デッキの組み方はもちろん、ゲージの目押しの腕前も求められるので、バトル中もきっと盛り上がることでしょう。なので対戦が熱そう! 別の筐体と店内対戦ができるそうなので、カードを集めて対戦したいですね。

『ドラゴンボールヒーローズ』
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▲第1弾のカードは58種。カードが増えれば増えるほど、戦術も多彩になりそうです。

 気になるプレイ料金は、他のデータカードダスと同じ1プレイ100円。1プレイにつき1枚カードがもらえ、カードを買うことだけもできます。気軽に遊べると思うので、量販店などで見掛けたら、試しに1コイン入れて遊んでみてはいかがでしょうか?

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▲やり込むなら手に入れておきたい、ヒーローアバターカードとヒーローライセンス。セットで630円(税込)。ヒーローライセンスは、データを400回記録できます。

『ドラゴンボールヒーローズ』 『ドラゴンボールヒーローズ』
▲また、11月14日からは、小学生以下を対象に、プロモーション用“ヒーローライセンス”と“ヒーローアバターカード”を無料配布するキャンペーンも行われます。実施店舗は、公式サイトを参照してください。

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▲関連グッズもいろいろ発売されます。オフィシャルバインダーは1,365円(税込)。▲カードを守るオフィシャルスリーブは、30枚で399円(税込)。(画像は使用イメージ)

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