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2010年10月28日(木)

『AION』“Episode2.0 新世界”実装記念イベントを都内で実施

文:電撃オンライン

 エヌー・シー・ジャパンは10月23日、PC用MMORPG『The Tower of AION(以下、アイオン)』のオフラインイベント、“タワー オブ アイオン 2.0アップデート記念パーティ”を恵比寿ガーデンホールで開催した。

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 本イベントは11月2日実装予定の大型アップデート、“Episode2.0 新世界”を記念して実施されたもの。来場者は一部の招待客の他、先着順に整理券が配られる当日参加も可能だが、整理券はあっというまに無くなり、会場の外にはかなり長い列ができ上がっていた。 ゲーム内同様に来場者は天族・魔族にわかれ、クイズ大会やPvPイベントが催された。まずは本タイトルの海外開発チームリーダー イ・ジホ氏および、日本プロダクトマネージャー ジャン・ションヨン氏の二人より解説された近々に実装されるアップデート内容の詳細や、今後の方針などについてお伝えしよう。

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▲『アイオン』海外開発チームリーダーのイ・ジホ氏と日本プロダクツマネージャーのジャン・ションヨン氏。

 “タワー オブ カンファレンス”と題された開発者トーク。11月2日に実装される大型アップデート“新世界”では、その名の通り今まで踏み込めなかった龍界が登場。より難易度の高いエリアに向けたレベルキャップの開放、初のソロプレイ向けインスタンスダンジョン。種類によって倉庫代わりになったり、エサを与えると代わりにプレゼントをくれる新ペットなどが映像で紹介された。これらの新要素については、公式サイトのエピソード解説ページでも詳しく紹介されている。

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 来場者の興味を引いたのは、アトラクションを挟んで行われた“タワー オブ ミーティング”だろう。ここでは現在の『アイオン』における、ワールド別の種族バランス、勢力バランスの数字が公開されたのだ。全ワールドでの天・魔族の人口比は56:44と天族が優位。ワールド別にみると、やや天族が多いもののおおむね半々近くというバランスを保っている。ただし、イズラフェルワールドだけは特殊で天族66%に対して、魔族34%と完全にバランスが崩れた状況だ。これについてイ・ジホ氏は、以前実施されたワールド統合の際、『アイオン』は本来同じワールドに敵対する天族と魔族のキャラクターを両方作れないが、統合前のワールドと統合先のワールドで異なる種族のキャラクターで遊んでいるプレイヤー向けに用意した条件付き引越しサービスを、故意に悪用された結果だと述べた。 また、人口比率は当然ながら要塞戦にも大きな影響を与えている。ワールドによっては天魔どちらでもない、龍族が1ヶ月近く支配し続けている場所もあるようだ。この問題に対してイ・ジホ氏はもちろん手を打つべきだが、まずはアップデート2.0実装後の世界でプレイヤーの動きを確認した上で、ワールド個別に最適な解決策を考えたいと慎重な姿勢を見せた。

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 次に、今後の『アイオン』の運営、サービスの方向性に加え、2.0で導入される日本独自仕様を発表した。独自仕様は主にキャラクターの成長バランスとゲーム内アイテムおよび通貨の獲得で、プレイヤーにストレスを感じさせないという点に注力している。

 具体的には主要インスタンスダンジョンでのアイテムドロップ率上昇、インスタンスダンジョンの再入場時間短縮、クエストで得られる経験値とお金の増加である。この他にも、6つ目のキャラクタースロット追加とクレストリッチ族が実装される。

 また、来場者からのアンケートをピックアップして、その場で二人が回答するというコーナーも。コアプレイヤーも多そうなタイトルだけに、手厳しい質問が飛び出すのではという予想を裏切り、種族の比率に関する話以外では実装してほしいアバターアイテムやアクセサリ、特に「水着がほしい」というトピックに集中していた。現役プレイヤーは現状の『アイオン』に満足していて、あまり不満はないということだろうか?

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 最後にはサプライズとして、さらに次なるアップデート“エピソード2.1”の実装が11月30日決定という情報が発表された。『黄金時代』というタイトルのエピソード2.1は、序盤~中盤レベルでのアイテムドロップ率がよくなるようだ。お宝アイテムがざくざくということで、『黄金時代』ということか。

 エピソード2.0と2.1の実装日程が近いことは、プレイヤーにとっては遊べるコンテンツが増えてうれしい発表に間違いない。しかし、種族人口比問題への対策がアップデート後のワールド個別の動きを見てから実施、という話を振り返ると、年内から2011年前半に何らかの対策を取るのは難しいのでは? とも予想してしまう。

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 この他、2つの発表の前後には超難問続出の“種族対抗クイズバトル”、イベントだけのオリジナルダンジョンをいち早く制した種族が勝つ“爆走! マイロード”などのイベントを実施。勝利した種族の参加者には、レアアイテムも出るガチャを回す権利が1回ずつ与えられるとあって、イベント参加者もそれを見守る来場者も盛り上がっていた。

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▲ステージ裏で撮影したオマケ画像。開発者のイ・ジホさん自らが、ガチャのカプセルの中身詰め作業中……。

The Tower of AION (R) are registered trademarks of NCsoft Corporation.
(C) 2009 Ncsoft Corporation.
NCJapan K.K. was granted by NCsoft Corporation the right to publish, distribute and transmit The Tower of AION(TM) in Japan. All rights reserved.

データ

▼『タワー オブ アイオン』
■メーカー:エヌ・シー・ジャパン
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2009年7月17日
■プレイ料金:3,000円(税込)/30日

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