2010年11月24日(水)
セガから2011年1月27日に発売されるPSP用ソフト『戦場のヴァルキュリア3』。今回は帝国軍のキャラクターを中心とした情報をお届けする。
『戦場のヴァルキュリア3』は、戦場を舞台にしたドラマと、高い戦術性を楽しめるバトルが人気のアクティブ・シミュレーションRPGシリーズの最新作。先日の発表会では、2011年春よりOVAで展開されることも明らかにされている。
▲『3』の物語の舞台となるのは、『1』と同じ征暦1935年。帝国の準皇太子マクシミリアン率いる大軍勢が、小国“ガリア公国”に侵攻した戦役と並行して描かれる。 | ▲クルト率いるネームレスは、何らかの問題を抱える人間が集められた懲罰部隊。その名の通り、配属されると名前をはく奪され、危険な特殊作戦ばかりを負うことになる。 |
今回は、主人公クルトの率いる部隊ネームレスの前に立ちはだかる帝国の特殊部隊カラミティ・レーヴェンの面々や、ストーリーを進める上での進軍マップなどについてお伝えしていく。
カラミティ・レーヴェンは、迫害を受ける民“ダルクス人”の独立を掲げる帝国軍人・ダハウが率いている部隊。ダハウ自身がダルクス人であり、ストーリー上、ネームレスのダルクス人たちと絡む場面も見受けられる。部隊にはダルクス人と帝国人の2人の副官もおり、それぞれでダハウに対する態度も異なるようだ。
▲特殊部隊“カラミティ・レーヴェン”を率いるダルクス人の指揮官。ダルクス人の独立という野望を胸に抱き、帝国の勝利のために暗躍を重ねる。 |
▲ダルクス人としての境遇に負けず、高い誇りと能力を持ったダハウ。彼と彼の部隊は、クルトたちの前に大きな壁として立ちはだかる。そして、カラミティ・レーヴェンはダルクス人ばかりで構成された部隊でもあり、そのことを気にするネームレス隊員もいるようだ。グスルグもその1人。 |
▲ダハウの副官の1人。ダハウが掲げる独立の理想や、彼の英雄的な部分にあこがれ、心酔している若きダルクス人。 |
▲ダルクス人として、軍人として、ダハウに心酔しているジグ。彼自身の経験は浅いが、ダハウからは一目置かれているようだ。 |
▲ジグの負けん気の強さは部隊でも随一。一直線に突っ走る純粋さで、ジグ自身も前線に立ち、苛烈な攻撃を仕掛けてくる。 |
▲もう1人の副官。ダハウの部下というよりも、ダハウの行動や、カラミティ・レーヴェンそのものを監視しているようでもあるが……。 |
▲副官ではあるが、リディアにダハウへの敬意や共感はまるでない様子。監視しているような言動も目立ち、「あのお方」という言葉も気になる。またリディアは、部隊の切り札である巨大兵器“エヒドナ”の運用を任されている。 |
カラミティ・レーヴェン 巨大兵器“エヒドナ”
帝国軍ゲルビル級試作戦車2号車。カラミティ・レーヴェンへ試験的に導入された。都市制圧用に大口径ロケット砲を搭載するなど、攻勢に特化した試験車両。1号車とは異なり、回転砲塔式の主砲が採用されている。戦車砲門数も増強して武装強化を施した反面、重量が大幅に増え、機動力が犠牲になった。
【機体スペック】
全長:20.5m 全幅:11.6m 全高:10.5m 重量:285t
最高速度:17km/h 機関最大出力:1,000hp/2,000rpm×2
武装:サヴォート 26口径250mm 2連砲、クリム N-320 20口径76.2mm砲、同軸ウラヌス7.62mm戦車機銃×6、クリム N-237 37口径45mm砲、4連装ロケット砲
体験版でも出撃させることのできたネームレス隊員2名を紹介。体験版で技甲兵だったダイトと、狙撃兵だったセルジュだ。
本作では、“進軍マップ”と呼ばれる地図上でストーリーが進行し、『2』のようなミッション選択制ではなく、ストーリーに沿った形でゲームを進めていくことになるという。章が始まると、冒頭で物語の大きな流れが語られ、そこから地図上のシンボルを選択しながらその後のストーリーやミッションを楽しむスタイルだ。なおユニットの育成などは、この進軍マップから行ける本拠地で行う。
▲たとえば上の画像では、ユエル市への侵攻を行うことになるストーリーが語られる。さらに本作からの要素として、分岐も存在し、北ルートと南ルート、どちらから侵攻するかはプレイヤーに委ねられる。 |
▲また、ミッション全体での出撃ユニット数も、前作の最大6体から最大9体へと増加した。より多くのユニットを展開できるため、指揮官としての醍醐味が増している。 |
(C)SEGA