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2010年11月28日(日)

【電撃鉄砲隊 第25回】最近始めたFPS初心者とFPSについてまったり語る その1

文:電撃オンライン

 こんにちは! FPS初心者向けコラム“電撃鉄砲隊”の第25回です。めっきり寒くなってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか? いわゆるひとつの冬将軍といえましょう。英語に直訳するとウィンタージェネラル! 得意技は焦土戦術です! ああ、もう我ながら意味わからん!!

 さて今回は、友人に最近FPSを始めた人がいたので、そいつとFPSについて座談会……というか単にグダグダしゃべっていただけなんですが、その時の会話を通してFPS初心者へのアドバイス的なものをご提供できたらなと。テクニック的なことから精神的なことまで、いろいろ語ります。では、スタート!

【電撃鉄砲隊 第25回】最近始めたFPS初心者とFPSについてまったり語る その1 【電撃鉄砲隊 第25回】最近始めたFPS初心者とFPSについてまったり語る その1
▲今回も掲載する写真は、PS3/Xbox 360で発売中のFPS『メダル オブ オナー(以下、MoH)』。追加コンテンツも配信中です。

■座談会参加者紹介!

【青毛野郎】
おなじみ、電撃鉄砲隊の隊長。SF系よりもミリタリー系のFPSを好む。

【ヌル夫】
青毛野郎の友人。最近FPSを始めたばっかりの初心者で、ゲームはそこそこプレイするくらい。

■まずは聞いておこう、FPS初心者の悩みといえば……?

青毛野郎(以下、青毛):イキナリだけど、なんで急にFPS始めたのさ? 前までRPGとか、そっち方面ばかり好きじゃなかった?

ヌル夫:いやさー、昨日も話したけど、青毛がネットでコラム書いてるっていうから読んでみたのよ。どうせいつも通りくだらないこと書いてんだろうとか思って。で、ここ数回『MoH』ってゲームの紹介をしているでしょ? それで、ホントなんとなくおもしろそうだなと思って買ってみたわけさ。

青毛:で、どうなの? FPSチェリーボーイを卒業した感想は。

ヌル夫:そういう表現、やめてもらえます?(笑) いやー、死ぬね! 難しいね! FPSってみんなこんな難しいの?

青毛:ん、それってストーリーモード? 対戦?

ヌル夫:どっちも。最初はストーリーモードをやって、何面か進んで行き詰って、じゃあ対戦もしてみようってことで手を出してみたら、まじフルボッコにされてショボーン、みたいな。だから、なんかアドバイスくれよと思って青毛に話したんだけど……まさか自分がこのコラムで話すとは思わなかった。

青毛:アドバイスはコラム読んでよ。

ヌル夫:それ、呼び出した意味ないでしょーよ。ってかコラムも読んだけど、もっとこうFPSそのものセオリーみたいなのが知りたいんだよね。武器攻略も確かに役に立ったような気がしないでもないけど。でも、青毛、ウソ書いてそうだからなー。

青毛:書いてねえよ! でもまあ、一理あるかもしれないな。これまでの記事を思い返してみると、兵種とかの武器の紹介はしてるけど、その前の基本的な紹介がないね。そういう意味では、初心者向けコラムとしては失格かもしれん。読者さん、ごめんなさい。

ヌル夫:だろ? 建設的な意見だろ? ここまでのギャラよこせ。

青毛:うるせーばか。話戻すけど、なら初心者としてプレイしていて、“ここが難しい”ってのはあった?

ヌル夫:まず、なんと言ってもなかなか照準が合わない! プレイしてるのはPS3版なんだけど、とにかく照準が合わなくてムキーってなることが多いね。とにかく照準を合わせようとズームアップして、オタオタしている間にやられちゃう。つい食い入っちゃうんだよね。

青毛:「照準合わねえ!」は、オレもあるからなあ。そこに関しては、日々のプレイあるのみっていうか。

ヌル夫:なんと、あおげはやくにたたなかった!

青毛:うっせっ! 昔のRPG風に言うな! その合わない照準が日々の修行で少しずつ合うようになっていくところが、FPSの楽しいところなんだよ!

ヌル夫:まあ、確かに昔は格闘ゲームのコンボ練習とかもしていたから、それと同じといえば同じか。上達する楽しさってのは、あるな。でも、時間がありあまってた学生時代ならともかく、働いている今はなかなか……。少ししかプレイ時間が取れないからさ、その貴重な時間に四苦八苦したくないってのもあるんだよね。

青毛:そうだなあ。アドバイスとしては、オプションで照準のスピードを変更しようぜ、ってことかな。って、もちろんその機能があるタイトルの場合だけどね。

ヌル夫:あー、それやってないわ。なんか、初期設定が一番なのかなって思ってさー。意外と設定は盲点だなー。

青毛:FPS初心者は、照準のスピードをちょっと遅くしてみたらいいよ。特に加速度を修正できるタイプは、加速度を低めにしておくと、照準の動きのクセが減っていいと思うな。で、慣れてきたら少しずつスピードアップしていくと。

※FPSの照準設定には、動きそのものの早さを変更する設定と、動きの早さ+照準キーの入力時間に応じた加速度合いを設定するものがある。これにより、大幅な照準変更をする場合はシャープに、細かい変更の場合はマイルドな動きに、という調節が自動的に行われる。

ヌル夫:確かに、照準を合わせようとしたら行き過ぎちゃったってことはある。

青毛:それ、まだ自分にとって速過ぎるんだよ。まぁ照準のスピードを遅くすると視点を動かす速度が低下しちゃうから、振り向くのに時間がかかっちゃうっていう欠点もあるけどね。

ヌル夫:それって、ぶっちゃけ不利じゃないの?

青毛:振り向くのが遅いと、接近戦で回り込まれた時に対処しづらくなっちゃうね。でも、お前そんなレベルじゃないじゃん。とにかく照準を合わせられるようにならないと、そもそも敵を倒せないからね。敵を倒せないとやっぱり楽しくないでしょ、FPSは。

【電撃鉄砲隊 第25回】最近始めたFPS初心者とFPSについてまったり語る その1
▲『MoH』では、オプションで照準感度の変更(スピードの調整)ができる。加速度の調節ができないのは少々残念だが、初心者にとってはわかりやすい設定とも言える。

青毛:あとは、照準の高さを敵に合わせたら左スティックでキャラを平行移動させて、左右のズレを調節するって手もある。照準って、あと少しだけ動かせば合うってときが一番合わせづらいんだよね。そういうときの微調整は、無理して照準を変えるよりも自分の位置を動かしちゃうほうが楽だったりするわけよ。

ヌル夫:あー、なるほどね。左右のスティック総動員か。後で試してみよう。

青毛:ストーリーモードなら敵の位置とか出現場所がわりと固定だから、物陰に隠れた状態である程度照準の高さだけ合わせて、そのまま横移動していけば狙いやすいぞ。これを繰り返していけば、たいていの場所は突破できると思うけどな。時間はかかるけど。

ヌル夫:『MoH』はしばらくしてると自動で体力が回復するから、それならやられなさそうだな。

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▲まずダメージ覚悟で物陰から出て、敵の位置を確認。しっかりと目に焼き付けよう。▲お次は、物陰に隠れて体力を回復しつつ、照準を高さだけ敵の位置に合わせて……。
【電撃鉄砲隊 第25回】最近始めたFPS初心者とFPSについてまったり語る その1
▲横移動しながら発砲すれば、照準が合った状態から素早く敵を倒せる!

青毛:あとは『MoH』には照準の自動アシスト設定があるから、どうしても照準を合わせるのが難しいとか、手軽にFPSが楽しみたいなら、それを使ってみるのもいいと思うよ。

ヌル夫:あー、あれだ。大まかに敵を見つけてズームしたら、自動的に一番近い敵に照準が合う機能でしょ? あれって便利なの? 個人的には○○アシストとか、そういう機能って一番最初にとりあえずオフにしちゃうほうだから使ってなかったけどな!

青毛:初心者は、あまり変なコダワリを持たないほうがいいんじゃないか……? まずはFPSの楽しさを純粋に感じるのも必要だと思うぞ。けっこう敵が密集している場面では、ズーム→射撃→ズーム解除→またズーム、の繰り返しだけで、一定範囲の敵ならガンガン倒せるから、手軽に爽快感は感じられるはずだぞ。

■プレイする前にテンションを上げるにはコレ!

青毛:さあ、このアドバイスで今日からキミもパーフェクトソルジャーだ! コンサルタント料は、ごひゃくまんえんです!!

ヌル夫:だが断る。

青毛:ヌル夫の話を聞いていて、FPSが難しいってのはわかった。オレも自分の昔を思い出した。……で、FPSプレイヤーとして気になるんだけど、正直なところプレイしていて楽しかった?

ヌル夫:ツマンネッ!! ってことはない。ストーリーモードとかプレイしてると、やっぱり臨場感があって楽しいね。自分視点ってのが、結構新鮮で。あと、部隊の味方がいて一緒に行動して戦ってくれたりするし。あのAIっぷりはすごい。基本的には先に進んで現れた敵を倒すだけなのに、演出とかが本当にリアルだから、見ていて飽きないのはすごいなーって思う。でも、やられまくるせいもあるけど、ずっと緊張してるし、ついついコントローラを握る手に力が入っちゃって疲れる(苦笑)。

青毛:オレ、実はFPSって体に悪いんじゃないかって思う時がある(笑)。プレイし終わって、明らかに頭と手が疲れてるのがわかる時もあるもん。まあ、6時間ぶっ続けとかでプレイしてれば、そりゃ当然なんだけど。

ヌル夫:遊びすぎだ(笑)。

青毛:いや、仕事仕事!

ヌル夫:あとさ、オレの場合、ゲームをプレイするのに「おっしゃ、やるぞ!」って気合が必要なことがあるのが困る。

青毛:究極の護身だな。ストレスという危険から無意識に距離をとるっていう。

ヌル夫:某格闘マンガの渋川かよ。

青毛:オレは、FPSってミリタリーものばっかりプレイしているから、気分を盛り上げたい時は戦争映画を見ることがあるな。最近は明らかに戦争映画のオマージュって感じさせるゲームもあるからね。戦争映画で激戦シーンを見ておくと、ゲームでやられても「これが戦場だ!」って逆にテンション上がるっていう。

ヌル夫:なるほどねー。こんどオススメ映画のDVDを貸してくれ。

青毛:第二次大戦モノなら、トム・ハンクス主演の『プライベート・ライアン』、現代戦ならソマリアの紛争で実際に起こった戦闘を描いた『ブラックホーク・ダウン』がテッパンだな。今、FPS業界的にはベトナム戦争モノがブームだから、そのあたりの映画も見とくといいよね。『フルメタル・ジャケット』とか『プラトー』とか『地獄の黙示録』とか。

ヌル夫:なるほど。帰りにDVD買って帰るかな。って、いやちょっと待て。わざわざ呼び出されてやってきたんだから、もう少しプレイに役立つアドバイスをくれよ。

青毛:あ、そうね。“照準の感度いじれ”しかアドバイスしてないね(笑)。じゃあ、もう少し実戦的なアドバイスを教えてあげよう。次回にな!

ヌル夫:何それ。

 というわけで、本当に雑談全開ですいませんって感じですが、次回に続いちゃいます。もう少し役立つテクニックを教えちゃうよ! では、OVER。

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