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2010年12月14日(火)

【洋鯨亭 39回】続編の発売間近! 今からやっておきたい海外RPG超大作!!

文:電撃オンライン

【洋鯨亭 39回】続編の発売間近! 今からやっておきたい海外RPG超大作!!

 こんにちは。洋ゲー紹介所“洋鯨亭”のRONです。先日行った読者アンケートでは、今後購入を予定している洋ゲータイトルの第3位にXbox 360用RPG『マスエフェクト 2』の名前が挙がっておりました。

 前作『マスエフェクト』は、人類が宇宙へ進出した未来の世界を舞台にしたSF・RPGで、非常に緻密に作り込まれた世界感が話題になったんですね。さらに言うと、アメリカのロサンゼルスで毎年開催されるE3の2007年ゲーム大賞では“最優秀RPG”にも選出されたことがあるんですよ。その続編である『マスエフェクト 2』の発売を来月に控えた今、未体験の方は前作をプレイしておくのもいいんじゃないでしょうか。

 今なら追加ダウンロードコンテンツ(DLC)を丸ごと収録したディスク付きのプラチナコレクションが発売されていますし「年末年始に何かRPGをやりたいなぁ」と思っている方にもこのボリュームは満足いただけると思いますよ。もちろん、これから洋ゲーRPGに挑戦してみたい! という方にもオススメします。

 ということで、今回はXbox 360『マスエフェクト』をご紹介しましょう。

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▲本作の主人公は最新鋭の宇宙船・ノルマンディー号に乗り込み、星々を飛び回ります。▲写真は太陽系に戻って月を探索しているところです。いつか人類にも、こんな探査車両で豪快に月面を走れる日が来るんでしょうかね。

■物語は2183年の世界が舞台

 まずは『マスエフェクト』の物語を簡単にご紹介しておきましょう。本作は今から150年以上未来である2183年の世界が舞台になっています。人類は35年前の2148年に火星で超古代文明のテクノロジーを発見。これを利用して自由に宇宙を航行し、今や太陽系を超えて他の星系に進出するまでになっています。

 ところが、他の星系に進出した当初、地球人はファーストコンタクトを果たしたトゥーリアンという異星人との間で戦争を起こしてしまいます。これを機にトゥーリアンが“シタデル”という評議会に属していることを知った人類は、その傘下に加わることになります。

 このシタデル評議会には銀河系のさまざまな異星人が属しています。ここでは各星の代表が種族間のさまざまな問題に対して取り決めを行い、宇宙の平和を維持しているんですね。しかし、宇宙への進出が遅れた人類は、評議会の中でも新参者扱いをされています。しかもトゥーリアンとの戦争を起こしたばかりということもあって、議会内での発言力も弱ければ、他の種族からの信用度も低いという状況にあります。

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▲シタデル評議会が置かれたスペースコロニーを中心に、たくさんの異星人たちが銀河の平和を守るための活動を行っています。

 地球の代表者たちはなんとかこの状況から抜け出し、他の種族から認められようと努力を続けていました。そんな中、地球人の地位向上に一役買ったのが本作の主人公“シェパード少佐”です(ファーストネームは変更可能)。

 彼は遥か昔に失われたとされていた、ある異星人の遺物を回収する任務の途中で、サレンというスペクター(評議会から任命された捜査官)の裏切りを知ります。なんとサレンは、仲間を殺してでも、銀河を巻き込むような“とある恐ろしい目的”を達成しようとしていたのです。

 その裏切りを知り、議会へ秘密裏に告発したことを機に、シェパード少佐は人類初のスペクターに就任。以降、彼はスペクターとしてサレンの野望を打ち砕くべく、他の種族とともに宇宙船・ノルマンディーに乗り込み、星々をめぐることになるのです。

 ……というのが大まかなストーリー。

 これだけを見るとまるでAVGのようですが、本作は紛れもなくSF・RPGなんですよ。ストーリー的にはスペースオペラと言ってもいいでしょう。キャラクターの見た目や物語の内容は、SF TVドラマシリーズ『スタートレック』が好きな方なども興味をひかれるタイトルなのではないでしょうか。

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▲スペクターに任命された後も人類に対する信頼のなさはあまり変わらないんですよね。キャラクターの中には露骨に地球人を批判している種族もいます。
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▲物語には見た目にもユニークな異星人が多数登場します。メニューの“コーデックス”という項目から閲覧できる各異星人の解説を読むと、見た目以外にも細かく作り込まれていることがわかるでしょう。

■戦闘は仲間とともに戦うTPS形式

 先ほどもお伝えしたように、本作のジャンルはRPGなのですが、戦闘はTPS形式で行われます。TPS形式のRPGと言えば、最近のタイトルだとFPS形式とTPS形式が切り替えられる『Fallout:New Vegas(フォールアウト:ニューベガス)(FONV)』なんかが連想されますよね。

 つまり、この作品でも戦闘の基本はあくまでも銃撃。カベに張り付いたり物陰から狙い撃つカバーアクションなどを駆使しながら敵と戦うことになります。TPSとは言ってもズーム機能で視点を寄せることができますから、FPSに近い操作も可能です。

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▲通常の戦闘はこの視点で行われます。スナイパーライフルは別ですが、マシンガンやアサルトライフルなら写真のようにやや大きめの照準になっていますから、それほど精密な射撃は要求されません。▲こちらは、ズーム機能を使って視点を寄せたところです。この状態で射撃をすると、敵をより狙いやすくなります。

 武器は複数の種類を同時に持つことができて、普通のFPSやTPS作品のように持ち替えることが可能です。これらの武器や防具はそのまま装備する他に、特殊なパーツを装着して機能をアップグレードさせることもできるんですよ。この改造を行うと攻撃力が上がったり、防具のバリア性能が向上したりと、さまざまな効果が得られます。ただし、種族によって使える武器や装備できる防具が決まっているんですよね。

 冒頭で書きましたように『マスエフェクト』にはさまざまな異星人が登場して、仲間に加えれば一緒に戦ってくれます。味方のパーティは主人公を含めた3人で編成され、このメンバーで探索や戦闘を行うことになります。

 したがって、ただ頭数をそろえるために彼らを選ぶのではなくて、それぞれの特性を理解してメンバーを選ぶことが重要になるんですよね。それは装備できる武器の違いはもちろんですが、戦闘中に仲間に出す指示内容にも関係してくるんです。

 基本的に仲間は装備した武器で勝手に戦ってくれるんですけど、指示を出して指定の場所へ移動させたり、指定した武器で攻撃させたり、戦闘スキルを使わせたりすることもできます。オートで戦ってくれるのに、あえて仲間を指定の場所へ移動させるのは、敵を側面から攻撃させたり、オトリにしたりするからなんですね。

 また、戦闘スキルに関しては、主に武器の命中率を上げる“コンバット”、探索中にセキュリティを解除したり敵の武器使用を邪魔できる“テクノロジー”、空間や質量をコントロールして敵を吹き飛ばしたりできる“バイオティック”という3つの系統があって、各系統には複数の技が用意されています。バイオティックは魔法のような効果を発揮して敵を倒すため、銃撃戦一辺倒にならないのも本作のいいところなんですよ。

→深いキャラクター設定や選択肢による多彩な会話にも注目(2ページ目へ)

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