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2010年12月17日(金)

世界の危機を朝比奈さん(大)と救え! PS3/PSP『涼宮ハルヒの追想』続報

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスは、2011年3月24日に発売するPS3/PSP用AVG『涼宮ハルヒの追想』の新情報を公開した。

『涼宮ハルヒの追想』

 本作は、アニメやライトノベルなどで展開している『涼宮ハルヒの憂鬱』を題材にしたアドベンチャーゲーム。プレイヤーは主人公のキョンとなり、再び異常事態に巻き込まれ、いくつものパラレルワールドが存在する北高祭の2日間を体験する。物語は、ファンから高い人気を誇る劇場版『涼宮ハルヒの消失』直後の時間軸からスタート。アニメ製作委員会監修による、本作オリジナルの“if”のストーリーが楽しめる。

 2報となる今回の記事では、登場キャラクターやストーリーの続報、次元ブックマーカーを使ったゲームシステムの詳細、そして限定版“長門有希の落し物BOX”の内容を紹介する。初報とあわせてチェックしてほしい。

■登場キャラクター

●朝比奈みくる(大)(CV:後藤邑子)

『涼宮ハルヒの追想』 『涼宮ハルヒの追想』
▲朝比奈みくるの大人バージョン。この世界から抜け出す方法を知っている唯一の人物。もちろん、キョンがこの世界ではないところから飛ばされたことも知っている。

「お願い……キョン君、わたしと一緒に、この世界を元に戻して!」

 SOS団がいない時の迷宮で、キョンに強力なサポーターとして朝比奈さん(大)が登場。彼女をナビゲーターに、キョンは時の迷宮を駆けめぐることになる。この複雑に因果律が絡み合う世界を解く鍵となるのは、時間平面上に散らばる謎の物体“次元ブックマーカー”。それはかつて長門がキョンに手渡した栞(しおり)とそっくりの形をしているというのだが……。

 はたしてキョンは、さまざまなパラレルワールドの時間平面上に散らばるすべての次元ブックマーカーを回収し、もとの世界に戻ることができるのか!?

『涼宮ハルヒの追想』 『涼宮ハルヒの追想』
▲朝倉涼子、国木田、谷口といったおなじみのキャラクターも登場する。

■物語のカギを握るのは朝比奈さん(大)!? ストーリーの追加分を公開

 劇場版『涼宮ハルヒの消失』直後の時間軸から、なんらかの理由で北高祭当日に飛ばされてしまったキョン。序盤に登場する、朝比奈さん(大)との会話が公開された。

朝比奈さん(大)
「この世界は、時間平面上に突然現れた、過去からも未来からも断絶した48時間ぶんの幅しかない世界なの。」

「そう……この世界は、たとえるならハードディスク上に発生した破損クラスタのようなものなんです」

「今回わたしがここに来たのは、ハードディスクを最適化するようにこの世界を修復し、最適化すること……。そうしないと、大変なことになっちゃうの」

キョン
「……世界の危機ってやつですか?」

朝比奈さん(大)
「ですね……」

■次元ブックマーカーシステムとは!?

 キョンは、48時間の中で広がる、さまざまなパラレルワールドをさまよい歩く。平行した時間の中で“次元ブックマーカー”と呼ばれる機能を駆使し、この世界を修復することが目的となる。以下で、一例を挙げて“次元ブックマーカー”のシステムを紹介する。

『涼宮ハルヒの追想』 『涼宮ハルヒの追想』
▲クラスの文化祭の準備に遅れるキョンは、朝倉と出会って遅刻の理由を聞かれる。アイテムの選択肢が表示されるが、何も持っていないため、教室に連行されて朝倉から怒られてしまう。

『涼宮ハルヒの追想』
▲朝倉に遅刻の理由を説明できそうなアイテムがあれば先に進めそうなので、“次元ブックマーカー”をこの時間にセットし、いつでも飛べるようにする。

『涼宮ハルヒの追想』 『涼宮ハルヒの追想』 『涼宮ハルヒの追想』
▲朝倉に連れられ、1年5組の教室に来ると、谷口と国木田が登場。話を聞くと谷口も遅れて来たとのことだ。谷口は“自家製の電車遅延証明”を見せたため、朝倉に怒られなかったという。谷口から必要のなくなった“自家製の電車遅延証明”を手に入れ、“次元ブックマーカー”をセットした時間にジャンプしよう。

 このようにして、さまざまなパラレルワールドを移動する。そのルートで見つけたアイテムは他のルートに行く鍵になっているので、この世界をくまなく探しまわり、修復していこう!

『涼宮ハルヒの追想』
▲キョンのことを知らない上級生の朝比奈さん。しかし、2日間のどこかのパラレルワールドでも、この格好は健在?

■限定版“長門有希の落し物BOX”の内容に迫る!

 2報では、限定版に付属する特典のうち2つを紹介する。

●“CGコンテンツなどを収録したスペシャル映像集”

『涼宮ハルヒの追想』

 PS2用ソフト『涼宮ハルヒの戸惑』の予約特典映像を作成したスタッフによる、新たなCGムービー集。PS3版ではゲームと同じディスクに、PSP版ではゲームとは別のUMDに、それぞれ収められる。こちらのムービーは、本編には描かれていないゲームの裏側を体験できる内容になっている。

『涼宮ハルヒの追想』 『涼宮ハルヒの追想』
▲入部届けを見つめながら歩くキョン。▲文芸部の部屋でPCを操作する長門。
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▲夕暮れの教室で書道をするみくる。▲光陽園学院からの帰り道を行くハルヒ。

『涼宮ハルヒの追想』
▲ハルヒのケータイにジョン・スミスの名前が。そしてメールが届く。

●“特別編集小冊子&特製クリアポスター3種&特製バインダー”

『涼宮ハルヒの追想』

 ・特別編集小冊子……角川書店が製作・監修しバンダイナムコゲームスから発売された『涼宮ハルヒ』のゲーム情報を1冊にまとめた小冊子。『追想』『約束』『戸惑』のゲームヒストリー、いとうのいぢさんのイラスト3点(『追想』含む)、ゲームからピックアップされたCGカット、限定版CGコンテンツの絵コンテ集などが収録される予定だ。

 ・特製クリアポスター……いとうのいぢさんのイラストを使った特製クリアポスター。『追想』『約束』『戸惑』限定版のパッケージイラストを使用したポスターになっている。

 ・特製バインダー……上記2つのアイテムを収納できる特製バインダー。

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