2010年12月18日(土)
11月21日、東京都内にてTVアニメ『百花繚乱 サムライガールズ』のファンイベントが開催された。
『百花繚乱 サムライガールズ』は、すずきあきらさん原作(キャラクター原案はNiθ(にしー)さん)の小説『百花繚乱』シリーズ(ホビージャパン刊)をはじめとした、ホビージャパン40周年記念作品『百花繚乱』のアニメ化作品。大日本と呼ばれる国に存在する巨大学園“武應(ぶおう)学園塾”を舞台に、セクシーに大暴れする剣豪オトメたちの様子が描かれていく。
この日のステージには、悠木碧さん(柳生十兵衛役)、釘宮理恵さん(真田幸村役)、後藤沙緒里さん(服部半蔵役)の3人が登場。アットホームな雰囲気の中で、アフレコに関する話や、キャラクターについての話などが繰り広げられていった。
まず最初に話題になったのは、放送開始前にリリースされた『零巻』について。ここでキャストが初集合となったようだが、アフレコ前に作品について話すよう言われたりなど、いろいろとムチャ振りされたことなどを振り返っていた。
ここで作品についての印象を聞かれた悠木さんは「これは墨が必要な作品だと思いました!(笑)」とコメント。続いて釘宮さんは「デコでゲタだなあと思いましたヨ(笑)」と言い、さらに「本編に入るとシリアスなシーンもあったりして、そのギャップがおもしろかったですね」と話してくれた。また後藤さんは「第1話からセリフが多かったせいか、結構疲れる現場だった印象がありますね。激しかったです!」とのこと。
そのまま今度は自分の演じたキャラクターについて話していくことに。後藤さんは半蔵について「メガネでメイド服で、そしてMですね」と半蔵の要素を3つのMでわかりやすく説明。次に話を振られた釘宮さんは「オーディションの時からセリフが異様に多くて苦労しました。知将という設定もあったので、状況説明などでコレがまたよくしゃべるんですよ」と苦労をにじませつつ言うと、会場からは暖かい笑いが。
▲「とにかくセリフが多かったんですよ」と話す釘宮さん。実際にアフレコが始まって、セリフの数を比べてみると、十兵衛と幸村で20倍近くセリフ量に差がある時もあったのだとか! |
釘宮さんとは逆にセリフが少なかったという悠木さんは「アフレコに参加してみると、外見と中身にこんなにギャップがあっていいんだと驚きました」と、十兵衛について最初に抱いていた印象とだいぶ違っていたことに触れつつ、「序盤の時に抱いた“大型犬”というイメージが最後までついて回りましたね」と話してくれた。
▲司会の男性に「第1話ではひと言だけでしたもんね」とセリフの少なさを強調された悠木さん。しかし「「お兄ちゃん!」って言った後に「我が名は柳生十兵衛!!」って言いましたから、ふた言ですもん!」と即座に返すと、会場からは大きな笑いと拍手が。 |
それぞれのキャラクターの印象について話し終えたところで、自然と話題はアフレコに関するものへ。いろいろとムチャ振りされた『零巻』の収録の影響もあってか、悠木さんは「第1話からアフレコは和記あいあいとした感じで個人的にはうれしかったですね。後半に入るとシリアスな時もありましたが」と説明。また釘宮さんは「そんなにアフレコ現場で上の立場に回る機会が少なかったのですが、この作品ではお姉さんみたいな立場にまわってしまったので実は「どうしよう!」と思うこともありました」と、演技とは別の面で苦労した思い出を披露してくれた。
▲「早口でしゃべっていたので、いっぱいいっぱいになっていました」と話す後藤さん。現場での釘宮さんの“お姉さんぶり”を見て「釘宮さんって、大人だな~」と思っていたという。一方で釘宮さんは「セリフがたくさんで大変だなぁと思いつつ、沙緒里の早口を目に焼き付けていました(笑)」とコメント。 |
期せずして“セリフたくさんで大変だったねトーク”で盛り上がる釘宮さんと後藤さん。そのやり取りをする横で、悠木さんが司会者を見ながら「わたしは「お兄ちゃん!」と「我が名は柳生十兵衛!!」しかセリフがなかったのが印象的でした」と笑顔で言うと会場からは大きな笑い声が。「なんかすみません!」と謝る司会者に、悠木さんが「私はそのふた言に入魂してたからいいですもん!」と言うと会場からは再び大きな笑い声が。
→悠木さんたちが演じてみたいキャラクターとは?……(2ページ目へ)
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