News

2011年1月8日(土)

『ファントムブレイカー』に紅莉栖と梨深が参戦! 5pb.新作合同記者発表会レポ

文:電撃オンライン

 5pb.は、本日1月8日にXbox 360用美少女FTG『ファントムブレイカー』と、Xbox 360用縦スクロール型STG『バレットソウル -弾魂-(以下、バレットソウル)』の合同記者発表会を開催した。

5pb.合同記者発表会

 合同記者発表会では、5pb.代表取締役社長・志倉千代丸氏や、新作2タイトルの出演声優、K-1のコスプレファイター・長島☆自演乙☆雄一郎選手が登壇し、トークやゲーム紹介などを行った。以下で、その模様をレポートする。

 イベントが開始されると、まず司会を務める声優・井ノ上奈々さんの進行のもと、志倉氏、長島選手、『ファントムブレイカー』の登場キャラクター・影霧を演じる森谷里美さんが紹介され、ステージに登場した。なお、森谷さんは自身が演じる影霧のコスプレを、長島選手はなぜか『STEINS;GATE(シュタインズ・ゲート)』の登場キャラクター・牧瀬紅莉栖のコスプレをしていた。

 出演者の紹介、ゲーム概要の紹介が終わると、志倉氏が作詞・作曲を務めた本作のオープニング曲『幻崩のペンデュラム』の話題に。志倉氏によると、タイトルの幻崩はそのまま幻が崩れることを、ペンデュラムは振り子を意味していて、願いを叶えるために戦いたくないけど戦わなければいけない心の揺れを表現しているという。

 『幻崩のペンデュラム』を歌うのは、今井麻美さんと喜多村英梨さんのユニット“ARTERY VEIN”で、“ARTERY VEIN”を起用した理由は『ファントムブレイカー』に『STEINS;GATE』の牧瀬紅莉栖と『CHAOS;HEAD(カオスヘッド)』の咲畑梨深が登場するからだという。この志倉氏の発言は、どうやらまだ言ってはいけない情報だったらしく、すかさず井ノ上さんが止めに入るが時すでに遅く、ニコニコ生放送で全世界に配信された後だった……。

 続いて、“格闘家はFTGでも強いのか?”というテーマのもと、来場したユーザーと長島選手による『ファントムブレイカー』の対戦会が行われた。抽選によって選ばれた対戦者は、水樹奈々さんが演じる美琴を、長島選手は女子高生忍者の柚葉を選択して対戦スタート! ちなみに、本番前に楽屋で志倉氏と練習してみた長島選手は、5戦行って1戦も勝つことができなかったとのこと。

 対戦が始まると、序盤から長島選手の柚葉がフルボッコ状態に! 美琴の体力を少しも減らすことができず、みるみる内に体力ゲージが半分以下になってしまう。しかし、ここでユーザーさんが空気を読んだのか、美琴の動きが若干鈍くなる。その隙を見逃さなかった長島選手は、怒涛(どとう)のコンボから必殺技へとつないで挽回。先ほどとは格段に違う動きで、美琴を追い詰めていく。お互いあと一撃で負けてしまう接戦になったが、最後はユーザーが読み合いに勝利し、長島選手は新年最初の黒星をつけてしまう。続く2人目のユーザーは、20年来のFTGユーザーで、体力ゲージを半分ほど余らせた状態で長島選手を撃破。長島選手の2011年は2連敗でのスタートとなってしまった。

 対戦を終えた長島選手は、「“格闘家はFTGでも強いのか?”の結論が出たんじゃないですか? 僕が弱かった、という(笑)」とコメント。会場を盛り上げたあと、『ファントムブレイカー』のコーナーは終了し、続いて『バレットソウル』の紹介コーナーへ。

5pb.合同記者発表会 5pb.合同記者発表会

 『バレットソウル』のコーナーでは、森谷さんに替わり、不倶戴天のゼンイチ役・星野貴紀さんと、天馬行空のユン役・長谷川明子さんが登壇した。星野さんは体格が大きくコスプレ用の衣装がなかったため、ゼンイチをイメージした服装で登場。一方の長谷川さんは、露出多めでセクシーなユンの衣装で登場した。

 ゲームシステムの紹介では、隠しアイテムとして『スターソルジャー』のゼグ(Z)を思わせる“乙”が紹介される。この“乙”は、なんと志倉氏がハドソンへ訪れ、高橋名人に「Zじゃないので許してください!」と許可をもらったものだという。ちなみに、“乙”と長島選手のイベント出演は関係ないとのこと。

 アフレコ収録の話題になると、星野さんは「熱血STGということで、気合を入れて収録させていただきました。かなりアツイです!」とコメント。長谷川さんはまだ収録していないとのことだが、アツく収録したいと意気込みを語っていた。

 ここで、本作は80年代STGをモチーフにしているということで、試遊会とスコアアタック大会が行われる全国キャラバンの実施が発表された。ちなみに、この全国キャラバンも高橋名人に許可を取っているとのこと。開催地域などの詳細は、後日公式サイトで発表されるので、楽しみに待っていよう。

 そして、『ファントムブレイカー』に引き続き『バレットソウル』でもデモプレイが実施。志倉氏がプレイしながら、井ノ上さんが東京ゲームショウ2010でプレイアブル出展されたバージョンとの相違点などをインタビューしていく。

 まずTGS2010バージョンとの相違点を聞くと「敵の配置や、敵が出す玉の方向などが違います。あの、もう集中してプレイしていいですか?」とコメント。オススメのキャラクターは? という質問には、弾幕を必至にかいくぐりながら「高橋名人に聞いてください!」、隠しアイテムはいつ出るんですか? には「自演☆乙さんと話しててください!」と投げやりに話し、会場の笑いを誘う。その後、志倉氏はデライラ(『バレットソウル』ではジャグレオン)を2体同時に倒して高ポイントを獲得した後、ボスに苦戦して残機が0になってしまった。

 プレイを終えた志倉氏は、「さっきデライラを倒したって言いましたが、これ『スターソルジャー』の敵なんです。今プレイしたのはステージ2なんですが、ステージ2は『スターソルジャー』にとても似ていて、攻略要素たっぷりの80年代のテイストが楽しめます」とコメントし、デモプレイコーナーは終了。

5pb.合同記者発表会 5pb.合同記者発表会

 最後に、長谷川さんが歌うオープニング曲『蒼凛のペンデュラム』のライブが行われ、イベントは幕を閉じた。この後、来場者とニコニコ生放送を観ているユーザーに向けて出演者からコメントが送られたので、以下で紹介する。

森谷さん:『ファントムブレイカー』は美少女FTGということで、たくさんの魅力的な女性キャラクターが登場します。それぞれのキャラクターにそれぞれのスタイルがありますので、発売まで楽しみに待っていただいて、ぜひプレイしていただけたらと思います。

長谷川さん:私はSTGもFTGもあまり得意ではないのですが、初心者にも優しく入りやすい作品になっているので、私も挑戦してみようと思います。皆さんもぜひ、一緒にプレイしてください。今日はありがとうございました!

星野さん:『バレットソウル』は、80年代ゲーマーにはなつかしい全国キャラバンがあるSTGになっているので、全国の皆さん、ぜひぜひプレイしてみてください。

長島選手:とりあえず、さっき僕と対戦した2人は後で裏に来い!(笑) しっかりゲームを買って、しっかりプレイをやり込んで、さっきの2人にリベンジしたいと思います。そんなすごい小さい目標を、今年立てました。今日はありがとうございました。

志倉氏:5pb.はAVGのイメージが強い会社ですが、AVG並みのキャラクターの掘り下げや世界観の構築という部分にこだわっていきたいと思う、5pb.としては初のオリジナルSTGとFTGです。この2作に登場するキャラクターの今後の展開にも、注目していただければと思います。よろしくお願いします!

5pb.合同記者発表会

 さらに、イベント終了後に志倉氏と長島選手にインタビューを行ったので、以下でお届けする。

――長島選手はイベントでユーザーと対戦してみていかがでしたか?

長島選手:最近、僕はFTGはごぶさたなんですが、長年FTGをプレイしてきた人と対戦しても、皆さんにいいところを見せられたと思います。なので経験がすべてものをいうゲームではないのかな、と思いました。

志倉氏:でも、ガチャプレイではうまくいかないんです。ちゃんとプレイしてそれなりに練習すると、しっかりうまくなれるゲームなので、本当に初めての人が熟練者と戦っても、あんまり勝てないと思うんです。操作が簡単だと、ガチャプレイでわりと勝ててしまうゲームが多いんですが、『ファントムブレイカー』はそうではないです。……(長島選手に向けて)ね? つまり弱かったってこと。

――志倉氏はどのくらいFTGをプレイしていて、本作についてどのように考えているのでしょうか?

志倉氏:FTGは『ストリートファイターII』はもちろん、カプコンさんの作品やネオジオとか、わりとずっとFTGをやってきたので、だから(長島選手に)負けるわけないんです。本作は、キャラクターごとの技のコマンド入力が同じ部分が多いので、いつも使っているキャラクターじゃなくてもいろいろな技を試せるし、マニュアルを見なくてもプレイできるようになっています。なので、そういう意味では初心者にも優しいゲームになっていると思います。

――『ファントムブレイカー』に長島選手のキャラクターが参戦することはあるのでしょうか?

志倉氏:出て……こないでしょうね。

長島選手:モーションキャプチャーとかやりますよ!

志倉氏:モーションキャプチャー……いらないゲームなんで。全部、アニメーション描いてるんで。

長島選手:僕脱ぎますよ。デッサンしてください(笑)。

志倉氏:鈴平ひろさんがだぶん「嫌だ」って言うと思います。……はい。今のところ長島選手の参戦はないです。

――DLCでキャラクターが追加されるにあたって、アップデートでバランス調整が行われるのでしょうか?

志倉氏:いい質問ですね。キャラクターが増えることで、長所を削るなどどうしても調整をしなければいけなくなるんですが、DLCで追加されるキャラクターはイロモノだと思ってください(笑)。こいつを使ったらズルイよね! という。

――『バレットソウル』のコーナーでは、80年代のSTGについてたくさん語っていましたが?

志倉氏:『スターソルジャー』に敬意を払って『バレットソウル』を作っています。あの時代の作品のおもしろかった部分と、今の時代のテイストをミックスさせたらどうなるんだろう? というところを追求していて、弾幕を避ける美学もありつつ、敵を倒すと弾幕が消えるというシステムを利用して、どんどん敵を倒していく魅せるプレイができるようになっています。そういうところは、最近のトレンドとはちょっと違うところかもしれません。

――長島選手はこれまでどんなSTGをプレイしてきたのでしょうか?

長島選手:『パロディウス』や『東方』とかですね。

志倉氏:え? STGはそれしかやってないの?

長島選手:あとは『グラディウス』とか『ツインビー』とかですね。

志倉氏:あ、KONAMI派?

――長島選手はSTGとFTGではどちらが好きですか?

長島選手:アツくなれるのでFTGですね。負けず嫌いなので、FTGで負けたら「練習しよう!」ってなります。で、負けたらリアルで殴ると(笑)。

志倉氏:ゲーセンにはいてほしくないタイプですね。

――80年代のゲームだと裏技要素が必須かと思うのですが、『バレットソウル』ではどうなのでしょうか?

志倉氏:“乙”のパネルもそうですが、わりと隠しキャラクターのようなものはまだ言えないですが結構あります。でも昔のゲームだと、バグを裏技と言っていたので、そういう意味では注意しないとなって思っています。

――ありがとうございました。

5pb.合同記者発表会 5pb.合同記者発表会
▲イベント終了後には、『バレットソウル』『ファントムブレイカー』の試遊が行われ、多くの来場者が楽しんでした。

(C)2011 5pb. Inc.

データ

関連サイト