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2011年1月18日(火)

おいしく楽しいメニューができるまで! “狩りOK!MHP 3rd 集会所”関係者に聞く

文:電撃オンライン

 カプコンから発売されたPSP『モンスターハンターポータブル(以下、MHP) 3rd』と、全国に展開するレストランカラオケ・シダックスとのコラボ“狩りOK!MHP 3rd 集会所”。このコラボにかかわったキーパーソン2人にインタビューを行った。

“狩りOK! MHP 3rd 集会所” “狩りOK! MHP 3rd 集会所”

 “狩りOK!MHP 3rd 集会所”は、特別価格でシダックスの部屋を利用できる他、限定メニューを楽しめるスペシャルコラボ。さらに、東京・新宿歌舞伎町クラブ、大阪・道頓堀2丁目クラブ、名古屋・名古屋栄住吉通クラブに、『MHP 3rd』のフィールドに降り立ったような気分を満喫できる“モンハンフィールドルーム”が1月31日までオープンしている。詳細についてはこちらの記事、または紹介ページを参照のこと。

 インタビューに応じてくれたのは、シダックス・コミュニティー 販促業務部 主任の宮西孝さんと、メニュー・購買企画部の小谷松円さん。今回のコラボ企画が立ち上がった経緯やメニューの開発秘話などについて語っていただいたので、『MHP 3rd』をプレイしているハンターはぜひご覧いただきたい。(インタビュー中の名前は敬称略)

“狩りOK! MHP 3rd 集会所”
▲右が宮西さんで、左が小谷松さん。実はこのコラボはかなり早い時期から準備していたのだという。

■最初は戸惑いもあった? ゲームとカラオケのコラボ

――お2人は、普段はどういった仕事をされているのでしょうか?

宮西:私は販促業務部という部署に属していて、303店舗あるシダックスの企画を行っています。今回のようなコラボレーションもそうですし、お客様がシダックスに来たいと思ってもらえるような企画の立案・実施を行っています。

小谷松:私はメニュー・購買企画部にいて、グランドメニューを考えたりレシピを作ったりしています。

――今回行われたカプコンさんとのコラボレーションは、シダックスさんとカプコンさんのどちらから持ちかけたのでしょうか?

宮西:2009年の年末だったと思いますが、カプコンさんの方から弊社に声をかけていただいたのが始まりです。私は当時から『モンスターハンター』の人気は知っていましたし、新しいシダックスの使い方を確立させるためにも、ぜひやりたいと上にかけあいました。

――『モンスターハンター』とのコラボを聞いた時に、どう思いましたか?

宮西:コラボの話があった前から、社内で遊んでいる人間もいました。しかしリサーチをしたところ、予想以上にさまざまな人がプレイしていたのには、驚かされましたね。

――社内での評判はどうでしたか?

“狩りOK! MHP 3rd 集会所”

宮西:ゲームとのコラボということで前例がなかったために、どう展開するかをイメージできない人がいたのは事実です。場所を貸すだけのことにユーザーさんが対価を払ってくれるのかを不安視する声は耳にしました。そこで、まずは期間限定企画として“狩りOK(カリオケ)!シダックス2010夏”を展開してみようということになりました。

――以前から、シダックスの部屋でゲームをプレイしているお客さんはいたのでしょうか?

宮西:ヒアリングしたところ、店内でPSPを持ち寄り、ゲームを遊んでいる人がいたという報告はありました。カラオケをするわけでもなく、楽しく遊んでいたので印象に残ったようです。

――そして期間限定で行われた“狩りOK(カリオケ)!シダックス2010夏”の結果ですが、どうでしたか?

宮西:東京の渋谷と名古屋と大阪だけで行いました。限定メニューはなく、既存商品を組み合わせたメニューと、料金パックがあるという形式です。あと、ランチョンマットやコースターをプレゼントさせていただきました。(発売からかなり経った)『MHP 2nd G』での展開だったにもかかわらず、かなりの反響があったんです。実績が出たので、社内での風当たりは少なくなり、その後はかなりスムーズに企画を進められるようになりました。

――部屋を提供することとコラボメニューを用意するということは、企画の早い段階から決まっていたのでしょうか?

“狩りOK! MHP 3rd 集会所”
▲今回のコラボでうまれたスペシャルメニュー。“モンハンパック”または“狩り会コース”の利用者が楽しめる。

宮西:電源タップ付きで部屋を貸し出しする、というのは前提としてありました。ただそれだけではさびしいので、来店した方により楽しんでいただけるように付加価値をつけたらどうかと、カプコンさんからご提案いただいたんです。イベントでしか食べられなかったようなメニューを全国で提供すれば、ユーザーさんに喜んでもらえるのではないかということで、検討に入りました。

――それまで、シダックスさんでコラボメニューを見た覚えがなかったので、驚きました。

宮西:シダックスは“レストランカラオケ・シダックス”という名の通りメニューに力を入れているんですが、他社さんとの企画でコラボメニューをやったことはなかったんです。会社のハードルは高かったのですが、1つずつ乗り越えて、コラボメニューにこぎつけました。

――値段は、どのようにして決めたのでしょうか?

宮西:シダックスの通常のメニューから極端に値下げはできないのですが、少しでも安くなるように考えました。

→次のページで、コラボメニューの製作過程を公開!

(C)CAPCOM CO., LTD. 2010 ALL RIGHTS RESERVED.
撮影協力:渋谷シダックスビレッジクラブ
※画像はイメージで異なる場合がある。

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■“狩りOK! MHP 3rd 集会所”概要
【イベント期間】2010年12月1日~2011年1月31日
【開催店舗】全国各地のレストランカラオケ・シダックス店舗

データ

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