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2011年1月28日(金)

今のプレイが次のプレイに生きる! 『侍道4』の周回プレイ要素

文:電撃オンライン

 スパイクは、3月3日に発売するPS3用ソフト『侍道4』について、システムやキャラクターの情報を公開した。

 『侍道4』は、高い自由度によるマルチシナリオ、マルチエンディングが好評のA・AVG『侍道』シリーズの最新作。今作では、日本が開国を迎えてから3年後のとある港町が舞台となる。異国文化に彩られた港町では、攘夷(じょうい)勢力、幕府勢力、外国勢力の3勢力が拮抗し、プレイヤーの行動次第で物語が大きく分かれていくことになる。

 紹介するのは、幕府勢力の重要キャラクター3人と、周回プレイ要素である“生きた証システム”。詳しくは以下を見てほしい。

■一枚岩ではない幕府勢力の要人たち

 ここでは、幕府勢力にくみしながらもそれぞれの思いをかかえる茂呂茂(もろしげる)、鬼怒川怨仙(きぬがわおんせん)、まだらを紹介する。

『侍道4』
▲上の画像に映っているのは、鬼怒川怨仙の娘たち。阿弥浜が外国人居留地に決定すると、監査役として3姉妹でやってきた。一般庶民の生活はわからない世間知らずのお嬢様だが、3姉妹とプレイヤーとの間には熱く秘めた関係が隠されているようだ。

運上所頭取 茂呂茂
『侍道4』 『侍道4』 『侍道4』
▲外国との輸出入貨物の監督や税金の徴収を行う運上所の頭取。かつては理想に燃え、幕臣きっての切れ者と高く評価されていたが、洋学を習ううちに、幕府が滅びるしかない古い組織であることに気付いてしまった。そのころから急にすべての物事に対する情熱を失い、現在ちゃらんぽらん。

恐怖の大老 鬼怒川怨仙
『侍道4』 『侍道4』 『侍道4』
▲“幕府の威信回復のため”という大義名分を掲げて、反対派の侍はもちろん無実の庶民まで処刑していく残虐な政治を遂行する。政策よりもむしろ殺しを楽しんでいる冷酷非道な人間。美しいものが好きで、処刑も美しくなければならない。

忍者集団“暗闇脳天”刺客 まだら
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▲大老・鬼怒川の放った公儀隠密集団“暗闇脳天”の1人。大老が留守の間は3姉妹に使われている。名を呼ぶと、どこからともなく現れる。不気味な仮面で表情を隠しているため正体は不明。華麗でアクロバティックな技を得意とする。巨乳。

■生きた証システムでやり込もう!

 本作は、クリアあるいはゲームオーバーによりゲームをやり直した場合、1回目以降のプレイでプレイヤーが残した軌跡が、“生きた証”として次のプレイに影響を及ぼす。生きた証が形として受け継がれるのは、町の様子や人々のリアクション、施設、ストーリーなどさまざまだ。

 遊べば遊ぶほどプレイヤーの生きた証が刻まれ、次のプレイに影響するこのシステム。エンディングも、前周回のプレイで主人公が残した証をもとに、次周プレイの主人公がベストエンドを目指すということもできる。

『侍道4』 『侍道4』
▲プレイヤーが力尽きた場所は、次周プレイの時に確認できる。その場所には、名もなき侍が散った証として、そこには花がたむけられているからだ。▲プレイヤーが力尽きて終わると、持ち主がいなくなったその武器は町に流通してしまう。次周プレイの際に、自分が所有していた武器を装備したキャラクターに遭遇するケースもある。
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▲また、前周プレイでのプレイヤーの行動によって、町の治安も変化してしまう。無益な殺生や、店の勘定踏み倒しなどの無法を行えば、犬や無法者などがはびこるようになる。

■生きた証で町の施設が変わる!

 阿弥浜で侍としての生活をしていると、幕府、攘夷、外国のそれぞれの勢力が施設開設に乗り出すことがある。施設の開設には各勢力の思惑が複雑に絡まっており、どの勢力に加担してどのような行動をとるかはプレイヤー次第。ただし、プレイヤーがうまく立ち回ると、設立に加担した施設が、次周プレイでは開設されている状態からスタートする。以下に、施設の例を紹介する。

●病院

 東洋医術では治せなかった病人たちを、西洋医術で助けたいと考える外国勢力。しかし西洋の病院が開業したら商売が立ち行かなくなってしまう漢方医などは、反対運動を起こす。どうやら裏では幕府の手も回っているようだ。

『侍道4』 『侍道4』
▲病院ではステータスの回復や、回復アイテムの補充が行える。ただし物価が高騰(こうとう)して、町で売られているすべての商品価格に税金が課せられてしまう。

●語学所

 西洋文化を取り入れ人材を育成することで、日本の文化の遅れを取り戻そうと語学所の開設を考える幕府勢力。しかし、語学所は異文化を日本に浸透しようとする異人の陰謀だとして、攘夷勢力は運営の阻止を目論む。

『侍道4』 『侍道4』
▲語学所が開設されると、言葉の通じなかった外国人と会話ができるようになる。これにより、外国人が運営する店でも買い物ができる。

●カジノ

 スリルあふれる毎日を切望し、英国の娯楽施設であるカジノの開設に乗り出したジェット・ジェンキンス。退屈な日々からの脱出を目指しているようだが、カジノは日本を滅ぼす悪行施設だとして、攘夷勢力が立ちはだかろうとする。

『侍道4』 『侍道4』
▲カジノの運営が始まると、カジノで遊ぶことができるのだが、治安が悪化しやすくなり、ガラの悪い無法者たちが周辺にたむろするようになってしまう。

 メリットやデメリットをかかえ、さまざまな効果のある施設。以下に、語学所の開設までを例に、施設開設の流れを説明する。

『侍道4』 『侍道4』
▲まずは、語学所の開設を切望する幕府勢力の茂呂と、それに反対する攘夷勢力の赤城の言い分を聞こう。
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▲話を聞いたら、賛同できる側の勢力に加担する。
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▲幕府側の味方をして語学所を無事に開設できれば、外国人の言葉が理解できるようになる。
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▲逆に、次周プレイで語学所は閉鎖されることもある。

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