2011年2月3日(木)
2011年発売予定のPS3用RPG『テイルズ オブ エクシリア(以下、TOX)』について、新たな登場キャラクターなどの情報をお伝えする。
『TOX』は、バンダイナムコゲームスの人気RPG『テイルズ オブ』シリーズの15周年を記念して制作されている最新作。キャラクターデザインに藤島康介氏といのまたむつみ氏の2人が起用されており、それぞれのデザインしたキャラクター、ジュードとミラが物語の主人公となる。“揺るぎなき信念のRPG”と銘打たれた『TOX』では、主人公2人の関係を中心に人間と精霊の共存を軸としたストーリーが展開。プレイヤーはゲームスタート時にどちらか1人を選択し、選んだ主人公の視点で物語を追っていく。
今回は、3人目のパーティキャラクターであるアルヴィン、世界設定や序盤のストーリー、バトルシステムのさらなる情報を紹介する。主人公2人を紹介した1報、バトルシステムの概要を紹介した1.5報とあわせてチェックしてほしい。
今回紹介するキャラクターは、フリーの傭兵を名乗り、ジュードとミラのパーティに参加するアルヴィン。年齢は26歳で、親しげな態度の裏に本心を隠す、大人なキャラクターのようだ。
▲眠たげに見える目や居住まいの様子からは、飄々(ひょうひょう)とした印象を受けるアルヴィン。世知に長けた大人のキャラクターとして、少年のジュードや、人間の生活にうといミラをリードする場面などが見られそうだ。 |
世界観と主人公2人が出会うにいたるあらすじを紹介した1報に続き、今回は舞台となる国やその関係、ジュードとミラが出会ったところから続く序盤のストーリーを紹介する。
†リーゼ・マクシアの覇権を争う2国†
『TOX』の世界リーゼ・マクシアは、ラ・シュガルとア・ジュールという2つの国が覇権を争っている。2国間の国交はあまり盛んではなく、近年、ラ・シュガルの王が独裁色を強めて急速に対外侵攻政策を進めていることもあり、緊張状態が続いている。
▲リーゼ・マクシアは、精霊が人間からマナを受け取る代わりに術を発動させる“精霊術”という力が、文明を支え、文化に根付いている。上の画像の船も、精霊術で速度を上げられる。 |
◆ラ・シュガル
リーゼ・マクシア南方に位置する、温暖な気候と肥沃(ひよく)な土地に恵まれた大国。歴史の古い国家で、伝統・旧習を重んじる傾向にある。多くの術士をかかえ、充実した精霊術文化を持ち、教育・研究にも力を入れている。特に王都イル・ファンは、リーゼ・マクシア随一の大都市であり、最新の精霊術を用いたきらびやかな建造物の数々は、ラ・シュガルの国威を示す象徴でもある。代表貴族により構成された議会が存在するが、王の独裁体制が整いつつある現在、議会は有名無実化している。
▲光彩に包まれた建物と街並みが幻想的なイル・ファン。光っている樹は、精霊術により発光していて“街灯樹”と呼ばれている。 |
◆ア・ジュール
現ア・ジュール王が、北方の少数部族や辺境の小国をまとめあげて建国した連邦国家。国土の大部分が険しい山脈や乾燥した荒野で、山岳部には積雪も多い。新興国ながら目覚ましい発展を遂げており、現王はその手腕とカリスマ性から高い支持を得ている。部族統一により、独自色を持った活力ある文化を形成する。また、魔物を操る一族が存在し、魔物の習性を巧みに生活や軍事に利用している。
†序盤のあらすじ~前回からの続き~†
軍の研究所への侵入を試み、ジュードと出会ったミラ。精霊を名乗る彼女に対し、ジュードは戸惑いを見せる。そんなジュードを気にもせず、自らの目的のために動き始めるミラだったが、成り行き上、2人は研究所内で行動をともにすることになる。
ジュードは教授の姿を、ミラは精霊消滅の原因を求めて探索するものの、研究所内部は異様な雰囲気に包まれていた。得体の知れない実験装置、突如襲い掛かる謎の少女、そして、厳重に閉ざされた1枚の扉。2人は扉の奥で、予想だにしない形で探していたものにたどり着く。
それは、密かに計画が進められていた軍の最重要機密だった。秘密を知ってしまったジュードとミラは、ラ・シュガル軍から重罪人として追われる立場となってしまう。しかしそれは、これから2人を待ち受ける数多の試練の、ほんの始まりに過ぎなかった……。
→続いてはバトルシステムの新情報と“マップアクション”を紹介(2ページ目へ)
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