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2011年3月2日(水)

意外なお約束も登場で洋ゲー初心者向け!? 『トゥー ワールド 2』プレイレポ

文:電撃オンライン

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 『トゥーワールド2』は、CERO:Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
 18歳未満の方は購入できません。
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 どうも、こんにちは。黒船Mk-II(マークツー)です。2月17日にPS3/Xbox 360用ソフト『トゥー ワールド 2』が発売されました。こちらの紹介記事を見ればわかるように、豊富なカスタマイズ要素ユニークなシステムが搭載されている本作。カスタマイズ要素が大好きな黒船Mk-IIとしては、かなり気になるところです。

 とりあえず、電撃オンラインのスタッフ・てけおんに本作の評価を聞いてみたところ、ヤツはソフトをこちらに差し出しつつ「人に聞くより自分で確かめろよ」とつれない返事(まぁ、ある意味正論ですがね)。しかし考えようによっては“渡りに船”ということで、今回は『トゥー ワールド 2』のプレイレポートをお届けします!

■意外と(?)日本人好みの顔も作れます

 ゲームを新規で開始すると、まずプレイヤーの分身となる主人公のキャラメイクが始まります。身長や顔立ちといった一般的な要素から、唇の幅やまゆの位置といった細かい部分まで設定できるのはよくある海外ゲームと同じなのですが、特徴的なのはその内容。それぞれの項目ごとに10パターン用意されており、プレイヤーはその中から1つを選ぶだけと、非常にシンプルです。「あんまり手間がかかるのはイヤだけど、なるべく細部にこだわりたい(ワガママ)」という黒船Mk-II的には、至れり尽くせりなシステムです。

 さらに、用意されているパーツには日本人受けしそうなものが多いのもポイント。「海外ゲームの主人公はどうも顔がバタ臭くて……」という人も、手軽にイケメン主人公でプレイできますよ。

『トゥー ワールド 2』 『トゥー ワールド 2』
▲日本のゲームにあるパーツ選択方式に、海外ゲームの豊富なエディット要素を足したようなキャラメイクはまさにおいしいとこ取り! キャラクターのランダム生成機能も優秀なので、あまりこだわりのない人はこの機能を活用してみるといいでしょう。

■海外ゲームの主人公って、導入でひどい目にあってばかりじゃない?

 キャラメイクが終わると、皇帝に捕まっていた主人公がいきなり妹と一緒に拷問を受けています。展開早いな! 前作(※日本語版未発売)のあらすじとかはナシか!! 一応、事前に下調べをしておいたので置いてけぼりにはなりませんでしたが、ここまでの経緯がないのはちょいと不親切な気も……。とりあえず主人公とその妹、そしてガンドハルのことがわかっていればあんまり気にならないでしょう。てなワケで3人を紹介します。

主人公……人間側の勇者としてオークと戦っていたが、いろいろあって今はガンドハルに捕まっている。重度のシスコン。
……“アザラル”という悪そうな神様が身体に封印されている。主人公のキャラメイクによっては妹に見えないことも。
ガンドハル……悪い皇帝。前作では主人公と一緒に戦っていたらしい。魔術師ってことなんですが、装備だけ見るともっとガテン系な感じがします。

 以上、黒船Mk-IIの主観を前面に押し出したキャラクター紹介でした。あ、ちゃんとしたキャラクター紹介が読みたいという人は、本作の紹介記事にも目を通しておくといいでしょう。

『トゥー ワールド 2』 『トゥー ワールド 2』
▲アザラルの封印を解くために魔法で痛めつけられる妹(と主人公)。数年間も続けたおかげで封印も解けかけてきているようです。というか、こんな拷問に何年も耐えるとか根性あるな、妹!

■「頭隠して尻隠さず」とは言いますが……

 さて、そんな大変な目にあっている主人公を助けに来たのは、なんか隠すところが間違っているような衣装に身を包んだ女性・ダーファ。あと、人間の敵であるオーク族も。なんでも彼らの指導者であるカッサラの予言によると、このままガンドハルの好きにさせておくと世界が大変なことになり、それを救うカギは主人公が握っているらしいのです。そんなわけで、ダーファさん(と愉快なオークたち)と一緒に城を脱出することに。

『トゥー ワールド 2』 『トゥー ワールド 2』
▲顔は隠してもヘソは隠さないのがオークの美学(?)。いやいや、彼女はオークではないようなのですが……。って見ればわかりますよね?▲ダーファの先行で、ガンドハルの城から脱出。ひたすら女の尻を追いかけると書くとひどく最低な勇者に聞こえますが、大体事実です。
『トゥー ワールド 2』 『トゥー ワールド 2』
▲脱出には、皇帝の間にある転送装置(※任意の場所にテレポートできる)を利用。ガンドハルの頭の上を通過するのですが、大胆すぎです。

 ちなみに「妹も一緒に連れて行かせてくれよ」と頼んでみたのですが、あえなく却下。ガンドハル的に重要度の低い主人公くらいは連れて逃げても大丈夫なのですが、妹も一緒となると敵の追跡が厳しくなるからとのこと。……重要度が低いのに、あんな拷問を受けていたのか。トゲトゲした鎧を着込んでいる人間にロクなヤツはいませんね!

■「そんな棒切れで、大丈夫か?」

 いくら重要度が低いとはいっても、だまって逃がしてくれるほどガンドハルは優しくありません。世の中そんなに甘くないのです。てなわけで拾ったメイスで追っ手を迎撃することに。

『トゥー ワールド 2』 『トゥー ワールド 2』
▲逃走中に発見した武器で、追っ手を迎撃する主人公。武器を持つのは数年ぶりなのに、ミョーに自信満々です。

 ターゲッティングはセミオートで、自分が向いている敵の方向に合わせて自動的に狙いを付けてくれます。魔法や飛び道具の場合でも同じなので、3人称視点での戦闘がニガテな人でも安心してプレイできます。

『トゥー ワールド 2』 『トゥー ワールド 2』
▲本作の魔法は、カードを組み合わせて作ることになります。戦闘中にも作成できるので、敵に囲まれたら範囲魔法を作るなど、状況に合わせて戦うことができます。

 そんなこんなで、どうにかオークが駐屯する砦に到着。「妹を助けたければ協力しろよ」という感じで、まずはガンドハルが昔いたという塔に向かうことになったのですが……。

『トゥー ワールド 2』 『トゥー ワールド 2』 『トゥー ワールド 2』
▲転送装置を利用して、ガンドハルの城から脱出したのですが……なんというラッキースケベ! 主人公の顔といい、なんかビミョーに日本人を意識して作られてませんかね?

■海外ゲームの入門としていかがでしょうか?

 といったところでまとめです。ユーザーインターフェイスが独特で、慣れるまでに若干時間がかかるという点はあるものの、装備のカスタマイズや魔法作成システム、今回は紹介できませんでしたが1,000を超えるぼう大な数のクエストなどなど、かなりやり応えのある本作。ガンドハルも単なる悪役ではなさそうな描写があったりして、キャラクターごとのストーリーも期待できそうです。また、グラフィックも日本人好みではないかと思うので、これまで海外ゲームを敬遠してきた人もこの機会にプレイしてみてはいかがでしょうか。(黒船Mk-II)

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