2011年4月15日(金)
スクウェア・エニックスは、4月20日に音楽CD『ドラッグ オン ドラグーン オリジナル・サウンドトラック(再発盤)』を発売する。それを記念して、4月19日にUstreamで特別放送が行われることが明らかになった。
『ドラッグ オン ドラグーン(以下、DoD)』は、2003年に同社から発売されたPS2用ソフト。ストーリーに加えて楽曲にも狂気感が漂う名作だ。サウンドトラックは、同社の公式サイトで行われた絶版CD復刻キャンペーンで多くのファンから支持されたため、復刻が決定した。復刻CDには、過去に発売された『DRAG-ON DRAGOON SOUND TRACK Vol.1』と『DRAG-ON DRAGOON SOUND TRACK Vol.2』の2枚に収められていた全楽曲を収録している。
今回、『DOD』の音楽を手掛ける佐野信義さんの(しゃべりの)ファンであるライター・サガコが、Ustreamの収録現場に行き、参加者へインタビューをしてきたのでその模様をお届けする。
おはようございます、花粉症と契約して真紅の涙目を手に入れたサガコです(だいぶ赤い眼ネタが尽きてきた)。いよいよ! 4月20日に『ドラッグ オン ドラグーン オリジナル・サウンドトラック(再発盤)』が発売されます。全世界の『DoD』ファンが泣いて歓喜の声を上げる再発盤。いったい誰がこのような奇跡を予想したでありましょうか。
そう、あれは8年前……。発売されるや絶望しかないシナリオに誰もが打ちのめされ、最終ステージの通称“音ゲーin新宿”で、日本全国のユーザーがスタートボタンと格闘したあのころ。
満を持して発売されたサントラは「耳にしただけで頭がおかしくなってしまいそう」と逆絶賛され、瞬く間に市場から姿を消し、すぐに幻の逸品となり果てました。
ところが、どんな世界にも物好きはいるもの。さらに奇妙なことに「もうこんな鬱ゲー、2度とプレイしない!」なんて思っていたりしたのに、時を経ると記憶の奥底に封印していたあの狂気が再びむくりと目を覚ましたりもするもの。
▲あの狂気とかね。 |
「『DoD』のサントラはどこだ!」
「絶版だと!? 『DoD』のサントラがない世界など、とっとと潰(つぶ)れたらいいのだ! はははは、あははははははは!」
「なんなのだ、これは! どうすればいいのだ!?」
とフリアエを欲するイウヴァルトばりに熱狂する人が続出。特に『Vol.1』にいたってはオークションで8万円前後で売りに出されるという、『なん●も鑑定団』でいうところの「いい仕事してますね。博物館にあってもおかしくありませんよ」状態になってしまったのです!
いろんな意味で一般人に手の届かない領域まで昇天してしまった『DoD』のサントラ……もう二度と手にできる機会はないのではないか……。そう思っていたところへ救いの手を差し伸べたのが、スクウェア・エニックス ミュージックさんでした。昨年実施された“絶版CD復刻キャンペーン”において、赤い眼の皆さんたちは「あなたが神か!」と当初の復刻予定ラインナップになかった『DoD』サントラの復刻を熱望し、つぶやきまくりました。
見事、それらの声は結実し、今回の8年もの時を経て再発盤が実現することとなったのです!
このように、ユーザーとメーカーが手に手を取りあって“再生”させた今回の『DoD』サントラ。「これはもう祭りでしょう!」とスクウェア・エニックス ミュージックのスタッフは荒ぶってしまったようです。あろうことか発売前日に本当に“祭り”を決行するぞ、とお知らせが届きました。
それが……。
4月19日 21:00~ 『ドラッグ オン ドラグーン』サントラ発売前夜祭 USTREAM配信“もし当時のスタッフが『ドラッグ オン ドラグーン』サントラ復刻の連絡を聞いたら。”略して“もしドラ”(以下、『DoD』サントラ発売記念“もしドラ”)
『DoD』の音世界をつくりあげた主犯……じゃなくて音屋(音楽担当)の相原隆行さん、佐野信義さんに加え、ディレクターの横尾太郎さんの3人を、スクウェア・エニックスのスタジオに呼びつけて、思い出をたっぷり語らせちゃおうという、とってもスリリングな約1時間。聴けば再発盤が欲しくなることウケアイです!
では、その収録現場にお邪魔してきましたので、ちょっとだけ様子を覗いてみましょう。
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