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2011年5月13日(金)

『鬼哭街』に出演する井上和彦、田村ゆかりら豪華声優7名に独占インタビュー

文:ごえモン

●呉 榮成(ン・ウィンシン)役 大塚芳忠さん

呉 榮成(ン・ウィンシン)役 大塚芳忠さん

――ご自身の演じる役柄について、紹介をお願いします。

 呉は凄腕のハッカーで、青雲幇の幹部の中ではただ1人拳士ではない頭脳派です。表向きは大会社の社長ということで、つらい立場でもあるんでしょうね(笑)。でも、一筋縄ではいかない人間たちの中で、頭脳だけで勝負しているなんてなかなかのものだと思います。

――一度ドラマCDで演じたキャラクターを、ゲームでもう一度演じる上で意識したことはありますか?

 呉を演じるのは7年ぶりなので、正直ほとんど覚えてなかったですが(笑)、演じているうちにだんだん思い出してきて、懐かしさがこみ上げてきました。僕自身も7つ歳を取っているわけで、呉自体も7年何かをやってきた重み、年輪、人生を込められたらいいと思い、自分の7年を投影して演じました。

――演じたキャラクターについての感想をお願いします。

 1つ1つのセリフが僕の好きな言い回しばかりで、滑舌のいい江戸っ子のようなセリフ回し、あるいはドスをきかせて脅したり、すかしたり……さまざまなテクニックが使えるので、演じていて本当に楽しかったですね。洋画でもアニメでも、今回のようなセリフはなかなか言う機会がないんです。最近は不思議なキャラクターを演じることが多かったので、今回の呉のような全編ニヒルな役柄は演じていて楽しかったです。ただ、舞台が近未来の上海ということで、非常に難しいセリフが多かったのは大変でした。

呉 榮成
▲呉 榮成

――印象に残ったセリフやシーンはありますか?

 濤羅との対決シーンでスピーカー越しに放つあの一連のセリフでしょうか。「さぁて皆さんお立ち会い!」なんていうセリフはなかなか言う機会がないので、印象に残っています。

――ご自身のキャラの見どころ、聴きどころはどこでしょうか?

 冒頭の相手の胸の内を探ったりする駆け引きの部分、そのやり取りと、だんだんと追い詰められていく人間の姿ですね。時間経過によって、だんだんと人間が変わっていく様子を感じてもらえればと思います。

――作品・脚本の印象を聞かせてください。

 こういうハードボイルドものの小説をよく読むのですが、やっぱりワクワクしますよね。緊迫感が1つ1つのセリフに表れているので、個別の収録ではなくて、全員で集まって掛け合いをしてみたいですね。

――読者の皆さんにメッセージをお願いいたします。

 僕の好きな方がキャストとして出演されていて、これだけの人がかかわっているのでゲームの世界観は素晴らしいものになっていると思います。物語や世界観とあわせて、僕らのやり取りや渾身のセリフをぜひ堪能してください。

→斌 偉信(ビン・ワイソン)役 藤原啓治さん(7ページ目)

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データ

▼『鬼哭街』
■メーカー:ニトロプラス
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista/7)
■ジャンル:ETC
■発売日:2011年5月27日
■希望小売価格:4,620円(税込)
※備考:インターネット環境必須
 
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