2011年5月17日(火)
この物語には、主に7人の男女が登場します。そのうち、倉成武と少年の2人が本作の主人公です。プロローグ部分でどちらの視点で物語を読むか選ぶと、その後に入れるルートが変わり、さらには登場人物も変化します。
本編の主人公。大学3年生。偶然来ていたLeMUで事故に巻き込まれ、海中に閉じ込められることに。いまどきの若い男子にしては直情径行、熱血な性格で、その強さが他人の支えになることもある。
もう一方の主人公。目覚めた時にはすべての記憶を失っていた。自分の名前も、住所も、生年月日も、もちろん年齢も覚えていない。LeMUに、いつ、誰と、なぜ、どのようにしてやって来たのかも。その謎は、ゲームを進めていくことで徐々に明らかにされていく。
LeMUのバイト係員。“優美清春香菜”という名前は彼女の父親がつけた。“田中”という姓があまりにもありふれているため、せめて名前だけは独特のものにしたかったからという理由らしい。友だちの多くは彼女のことを“優”または“なっきゅ”と呼ぶ。サバイバル的な知識とオカルト関係の知識が豊富。とにかくよくしゃべる。豪快。愉快。痛快。気後れしない性格。
クールビューティという言葉の似合う、外見に反してやや大人びた、というよりも人を寄せ付けない雰囲気を持つ女性。LeMUに来て武と出会った直後に事故に巻き込まれた。メカや医療関係にも詳しく、LeMUから脱出しようとする武に頼りにされることになり、ともに行動する。
ツインテールが特徴の、忍者を自称する優の後輩。学校の課題でLeMUに来ている最中に事故に遭う。忍者を自称するだけあって神出鬼没で機敏な動きを見せることもあるが、泳ぎが苦手という忍者らしからぬ(?)弱点もある。さびしがりやな一面もあり、閉じ込められた不安からか少年のことを兄か父親のように慕う。少年視点の時に登場する。
チャイナドレスに身を包む、スレンダーな女性。大人の雰囲気と、女性らしい優しさを持ち、誰にでも好かれる性格である。キャラクターたちの中では一番年上ということもあり、皆を優しく見守るかのようにLeMUからの脱出をサポートする。案内係ということもあり、LeMUに関する知識は膨大だが、一般常識的な“お約束”を知らないこともたまにあり、意外な茶目っ気を発揮することも。
小学生といっても通じるくらいの幼い感じな女の子。犬のピピと仲よしで、“ピピ語”なる謎の言葉をよく使う。武を“たけっちょ”というように、子どもらしく他人にあだ名をつけるのが大好きらしい。物語のカギを握る少女で、武視点の時に登場する。
最後に、Xbox 360版での変更点を紹介します。変更点は、以下の5つです。
1.シナリオ新規ライティング&エンディングの追加
2.舞台背景の再デザイン
3.キャラクターの立ち絵が2D→3Dへ
4.新規イベントCGとつぐみの衣装を新デザイン
5.新主題歌&新エンディング曲の収録
新生『Ever17』では、目玉としてオリジナルで語られることのなかったもう1つのエンディングが追加されています。また、物語の骨格はそのままに、よりスピーディーな展開にシナリオがリライトされている点にも注目ですね。その他、音声は追加シーンだけでなくすべて新規に収録されています。
もう1つ大きく変わった点といえば、立ち絵の3D化でしょう。3Dとなったことで、イベントCG以外のキャラクターたちがどう動くのか? この辺りは、後日掲載予定のプレイレポートでお伝えできればと思います。個人的には、ココの“ひよこごっこ”に注目しています(笑)。
以上で、今回のゲーム概要まとめ記事は終了です。現在掲載中の特集ページでは、本作の情報を随時お届けしていくのでぜひチェックしてみてください!(ごえモン)
(C)2011 CYBERFRONT/5pb. Inc.