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2011年6月9日(木)

PS Vita『真・三國無双(仮)』を先行体験! 4つの新規要素をレポートします

文:ごえモン

 コーエーテクモゲームスが、2011年内に発売を予定しているPS Vita用ソフト『真・三國無双(仮)』のプレイレポートを、ごえモンがお届けします。

 『真・三國無双(仮)』はPS Vitaのローンチタイトルなのですが、実はE3 2011ではプレイアブル出展されていないんですよ。でも今回は特別に、ひと足お先に触らせていただけることになりました! PS Vitaならではの新機能がどんな感覚だったのか、プレイ感をお届けできればと思います。

『真・三國無双(仮)』

 試遊では、タッチやジャイロなどを使用しない通常の戦闘と、4つの新規要素について体験することができました。それでは順番に、どのような感じだったかレポートしていきます。

 まずは通常の戦闘。通常の戦闘では、□で攻撃、△でチャージ攻撃と、『真・三國無双6』とほぼ変わりない操作感でプレイすることができます。実際に動かした印象は、まんま『無双』! 違和感はまったくなく、従来の『無双』シリーズ同様にプレイすることができました。あと新機能とは関係ないですが、グラフィックのキレイさがヤバイ! 画面がギュっと凝縮されているので、見た感じの印象はPS3のグラフィックにそん色がないんですよ。本当に、PS3版『無双6』をやっているかのような感覚を味わえました。

 続いて体験できたのが、新しい必殺技の“神速乱舞”です。通常の戦闘で敵キャラたちを攻撃すると、ゲージがたまっていき、満タンの状態で背面タッチパッドを触ってやることで発動できます。発動後の操作方法は、神速乱舞を使う武将によって変わるらしいのですが、今回は趙雲(ちょううん)のみの体験だったので、やり方は1つ。背面タッチパッドを両手の指でパタパタと叩きます。この時、指が触ったカ所に炎の柱が上り、敵を攻撃することが可能です。

 ちなみにこの“神速乱舞”のゲージは、コンボを稼げば稼ぐほどにたまりやすくなっています。なので、敵がめいっぱい集まっている時には、積極的に発動させるのが賢いやり方かと。従来のシリーズよりも乱舞技の使用頻度が増えるので、だいぶ戦闘のテンポが上がりそうです。それと、“神速乱舞”で指をパタパタさせている状態で、右アナログスティックで視点を動かしてやると、今まで有効範囲外にいた敵を見つけられ、そいつにも攻撃を当てることができます。

 神速乱舞は、両指の人差し指から小指までをフルに使っている状態で右親指を使うので、ちょっと忙しい印象ですね。あと、PS Vitaの持ち方によっては、うっかり背面をタッチしてしまい、何もないところで“神速乱舞”を発動させてしまうこともありました。このあたりはプレイしながら感覚をつかめばいいですが、PS Vitaを操作する際にはリアに置いた指の位置を意識する必要がありそうです。ちなみに、PS Vitaのリアの左右にはくぼみがあって、そこをホームポジションとしておけば、間違ってタッチすることはなくなります。

 次に体験できたのは、画面上にいる敵なら、どんなに離れていても攻撃できる“ダイレクトブレイク”です。この話を聞いた時の印象は、弓でも使って遠くの敵1体を倒すような印象だったのですが、使ってみると大違い! 衝撃波を放って、遠くでまとまっている敵を一気に吹き飛ばすことができました。デモだからかどうかはわからないですが、たった一撃で当たった敵を倒せたので、かなり爽快! “神速乱舞”と“ダイレクトブレイク”をうまく交互に使うようにすれば、戦闘のテンポが飛躍的にアップするでしょう。また、必殺技が増えたことで、今までよりも一騎当千の爽快感を感じられるようになっています。

 3つ目は“アクシレンタルバトル”。これはプレイヤー側から能動的に発動させるタイプではなく、戦闘中のイベントのようなもの。アクシレンタルバトルに入ると、数人の敵がプレイヤーキャラに飛びかかってくるのですが、この時に敵の動きがスローモーションになります。その状態だと、ジャンプした敵が見えない場所にいるので、ジャイロセンサーを利用して、PS Vita本体を動かして敵を探すことになります。うまく視点を動かして敵を発見したら、全員をタッチすることで敵を撃破可能です。

 “アクシレンタルバトル”は意外と難しく、僕がジャイロ機能を苦手としているからなのか、なかなかうまく敵にフォーカスを合わせることができませんでした。どうやらPS Vitaを傾ける、という感覚で動かすよりも、PS Vitaをウデごと大きく動かしてしまったほうが成功しやすいみたいです。

 そして最後は一騎打ちを体験。特定の武将に出会うと、肩越しから敵を見るように視点が変わり、操作をすべてタッチで行うことになります。操作方法は、デモ版だとスライドで通常攻撃、1点をタッチでチャージ攻撃、背面タッチでガードです。スライドさせる向きによって斬撃の軌道を変えることができます。また、相手が防御をした場合には、チャージ攻撃をすることで防御を崩すことができました。そして一騎打ち中には、つばぜり合いが発生することがあります。この時には、画面に円状のオブジェクトがポンポンと表示されていき、それをタッチすることでつばぜり合いします。

 そうして最後に敵武将に無双乱舞を叩き込み、今回の試遊は終了となりました。プレイを終えての感想は、単純におもしろかった! です。いつもの『無双』よりもプレイヤーが行える選択肢が増えたのと、敵を倒しやすいシステムが増えているので、プレイしていて非常に楽しいし、いつも以上の爽快感も感じられましたよ。

 大きく仕様が変わったことで、既存のファンは戸惑うこともあるかもしれませんが、ぜひこれは直接触ってほしい! 先日のインタビューでは、東京ゲームショウで試遊台を出せるかも? と言っていたので、ぜひ行く予定のある人は体験してみてください。きっと印象が変わりますよ!(ごえモン)

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