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2011年6月10日(金)

PS Vita『忍道2』『ワイプアウト』『リアリティファイター』など4タイトルを体験

文:ごえモン

 米国現地時間6月7日~9日にかけて開催されたE3 2011。そのSCEブースで、一部メディア向けにプレイアブル出展されていたPS Vita用ソフトの中から、4本を実際にプレイすることができた。

 プレイできたのは、『忍道2』『ワイプアウト』『リアリティファイター』『スーパースターダストデルタ』の4タイトル。いずれも開発スタッフから機能の解説を受けることができたので、以下でどのような作品に仕上がっているかお届けする。

●『忍道2』

PS Vita

 本作は、スパイクから発売されている忍者ステルスゲーム『忍道』シリーズの最新作。本作に搭載されているPS Vitaならではの機能は主に2つ。1つは、背面タッチパネルを触ることで視点が1人称に切り替わり、そこで十字ボタンに対応しているアイテムや武器、たとえば手裏剣を使うと、より正確に狙えるようになる。

 もう1点は、画面上に表示される守衛たちの警戒度を表す円状のオブジェクト。このオブジェクトは警戒度が上昇することで、黄→紫→赤と色が変化していく。赤になると守衛に見つかってしまい、戦って倒すか、警戒度が下がるまで隠れることになる。警戒度を表すオブジェクトを前面タッチスクリーンで触ることで、プレイヤーキャラクターが敵のいる方向を向き、だいたいの位置を確認することができる。

 なお、ネットワークモードに関してはまだ開発途中とのことで、ここで確認することはできなかった。

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●『ワイプアウト』

PS Vita

 PS Vita版『ワイプアウト』では、アドホックと3G回線を利用したネットワークモードが用意されていて、最大8人で対戦プレイを行うことができる。PS VitaとPS3ユーザー同士で対戦することもでき、たとえばPS3版4人、PS Vita版4人の計8人などで対戦することも可能だ。

 プレイを開始すると、まずはPS Vitaのカメラを使って自分の写真を撮影する。この写真は、ネットワークモードで表示されるアバターのような役割を持つ。PS Vitaならではの操作方法としては、背面タッチでアクセル、前面タッチで攻撃、ジャイロセンサーによるPS Vitaの傾きで曲がることができる。ジャイロを使った操作方法は、最初はかなり難しく、なかなかうまく曲がることができないと感じたが、慣れるとアナログパッドと同程度の操作が可能になるほど、微妙な操作に対応できていた。

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●『リアリティファイター』

PS Vita

 『リアリティファイター』は、自分の姿をPS Vitaのカメラで撮影してゲーム内に取り込み、ゲームのキャラクターとして自分を操作することができる格闘ゲーム。取り込んだ自分のアバターは、筋肉質な体にしたり、300種類以上あるコスチュームを着せたり、200種類以上ある武器を装備させたりなどの自由なカスタマイズが可能だ。

 デモ版では、バレーダンサー、ボクサー、カンフファイター、ゾンビ、スーパーヒーローの中からコスチュームを選ぶことができた。対戦を始める際は、ゲームに付属するARマーカーを本体のカメラで写すことで、画面上に仮想のリングが出現し、その中で自分のキャラクターを戦わせることができる。なお、本作はNear(ニア)にも対応しており、東京のある場所にいくと新たなコスチュームが手に入るなどの、位置情報を利用した機能が搭載されるという。

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●『スーパースターダストデルタ』

 『スーパースターダストデルタ』は、2007年にPS3のダウンロード専用ソフトとして発売されたシューティングゲーム『スターストライクHD』のPS Vita版。ジャイロセンサーを利用した自機移動システムが搭載されていて、PS Vitaを傾けることで惑星上を移動することができる。また背面タッチでボム攻撃を発動させ、右スティックを傾けた位置に通常攻撃を行える。

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