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2011年6月10日(金)

コール以外にもゲストキャラが!? 『ストリートファイター クロス 鉄拳』プレゼン

文:電撃オンライン

 米国現地時間6月7日~9日にかけて開催されたE3 2011。最終日の9日、カプコンの小野義徳さんによるPS3/Xbox 360/PS Vita用ソフト『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』のプレゼンテーションが行われた。

『ストリートファイター クロス 鉄拳』

 本作は、カプコンの『ストリートファイター』の世界観に、バンダイナムコゲームスの『鉄拳』のキャラクターが登場する格闘ゲーム。2vs2のタッグバトルを採用し、人気キャラが入り乱れてのバトルが展開する。『ストリートファイター』シリーズおなじみの6ボタン操作がベースだが、4つボタンで出せる『鉄拳』コンボも多数収録されているので、どちらのユーザーも楽しめるようになっている。

 まず最初に小野さんは、現地時間6日6日に行われたSCEのプレスカンファレンスを振り返り「僕のヘタなプレイをお見せする大失態を行いました」とコメントし、来場者を笑わせた。本当はもっと動くことを見せたかったという小野さんは、日本で撮影した映像を流しながらプレゼンテーションを行う。

 PS3版とほぼ同じモデル、同じボーン(骨)構成で動いているというPS Vita版。デモを見ながら小野さんは、PS3版とPS Vita版の違いは解像度だけだと語る。表情などの演出を見れば、PS3版の『ストリートファイターIV』となんら変わりがなく、「携帯機という枠組みにとらわれないクオリティに仕上がっているのがわかると思います」とコメントした。

 SCEのカンファレンス以降、『インファマス』の主人公・コールがPS Vitaにしか出ないのかどうかをよく質問されるが、コールはPS3版でも参戦し、アクティベートやDLCなどでプレイヤーがお金をかけることなく、プレイアブルなキャラクターとして使用できるという。また、コールの次に名乗りを上げるのはどのキャラクターになるのか、という質問もよくあるそうだが、「僕のサービス精神はこんなものじゃないです。楽しみにしていてください」と、さらなるサプライズを用意していることをほのめかした。

 PS Vitaは、これまでのプレイステーションファミリーと親和性が非常に高いと小野さんは話す。親和性の1つとして、PS3とPS Vitaの連動を例に挙げ、現在PS Vitaを使って、新しい格闘ゲームの体験をしてもらえるような要素を開発中だという。また、現在稼動中のPS3とこれから発売されるPS Vitaを使い、すべてがつながった状態で体験できるコンテンツを、東京ゲームショウのころには発表できると話した。

 PS Vita版の発売時期についても言及。E3 2011では他社のいくつかのタイトルがローンチとして出展されていたが、まだまだ触って満足できる格闘ゲームになっていないこと、まったく新しい体験ができるPS Vitaの機能をまだ入れられてないことの2つの理由から、まだ発表はできないと話した。

 続いて、E3 2011の1カ月前から毎週発表していた新キャラクターのティザーの話題に移る。キャミィ、サガット、ジュリア、花郎(ファラン)の4人はあまりにもわかりやすいティザーだったため、ユーザーにはサプライズを与えられなかったと反省点を挙げ、次に大きな発表をする予定だというサンディエゴで行われるComic-Con用のものは、本当にわからないようなティザーにしていると自信を覗かせた。

 最後に小野さんは、ニンテンドー3DSを掲げながら「このPS Vita版『ストリートファイター クロス 鉄拳』の発売を、ぜひ楽しみに待っていてください」と話し、会場を笑わせつつ、プレゼンテーションの幕を閉じた。

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データ

▼『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:FTG
■発売日:未定
■価格:未定

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