2011年7月5日(火)
バーチャルシンガー・初音ミクのライブ“MIKUNOPOLIS 2011 in LOS ANGELES”が、日本時間7月3日、米国のロサンゼルスで行われた。
このライブは、米国現地時間7月1日~4日にロサンゼルスのコンベンションセンターで開催されたアニメイベント“Anime Expo 2011”の中で行われたもの。会場となったのは、ロサンゼルス最大のライブ施設“NOKIA Theatre(ノキアシアター)”。事前に発売された入場チケットは約2週間で完売し、ライブ直前の6月30日には、地元紙ロサンゼルス・タイムズで「デジタル歌姫“初音ミク”が今週末のアニメエキスポで全米デビュー」と紹介されるなど、日本に負けない盛り上がりを見せていた。
ライブが始まると、観客席から約6000人の若者たちが「ミーク! ミーク!」と声援を送った。初音ミクは今春から米国トヨタ“カローラ”のイメージキャラクターに起用されており、同社CMで使われている楽曲『ワールドイズマイン』が流れ始めると、一段と大きな歓声や拍手が送られた。
こうした熱狂は、ロスの地元テレビ局やNHKでもニュースとして取り上げられており、初音ミクにとっては鮮烈な海外デビューとなった。なお現地からライブを生中継したニコニコ生放送によると、番組最後のアンケートで「今日の番組はいかがでしたか?」との問いに対して、視聴者の93%以上が「とてもよかった」と答えたとのことだ。
▲ロス最大のライブ会場・ノキアシアターを埋め尽くすケミカルライトと大歓声。日本ではニコニコ生放送で配信が行われ、ネット上でも大きな話題を呼んでいた。 |