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2011年7月11日(月)

『アーマード・コア V』ストーリーミッションの物語を声優コメントとあわせて紹介

文:電撃オンライン

 フロム・ソフトウェアは、10月20日に発売するPS3/Xbox 360用ACT『アーマード・コア V(以下、ACV)』の新情報を公開した。

『アーマード・コア V』

 『ACV』は、自由度の高い機体カスタマイズ、愛機を自由に動かせる操作感などが人気を博すメカACT『アーマード・コア』シリーズの最新作。今作では、従来作の遊びに加えて“チームによる領地争い”という新たなシステムが導入され、それを軸としたさまざまな新要素が採り入れられる。ネットワークにつなぐことがプレイの基本となる本作は現在、PS3版のクローズドベータテストが実施中だ。

●これまでの記事
→新しくなった『ACV』の概要紹介
→領地争いとオペレーターなどの紹介
→シングルプレイについての紹介
→パーツとアクションについての紹介
→領地を奪うまでの流れと世界観の紹介
→鍋島プロデューサーへのインタビュー(2月21日掲載分)
→鍋島プロデューサーへのインタビュー(3月31日掲載分)
→鍋島プロデューサーへのインタビュー(4月23日掲載分)

 今回の記事では、ストーリーミッションの背景や登場人物について紹介。また、登場人物を演じるキャストのコメントも到着しているので、あわせて掲載する。

■ストーリーミッションとは?

 『ACV』のシングルプレイ用ミッションは、ストーリーミッションとオーダーミッションの2種類が用意されている。それぞれ独立したストーリーが展開し、共通した世界観の中で、前者は過去の物語、後者は現在の物語が描かれていく。また従来のシリーズ作品よりも、キャラクター性、ストーリー性が強化されているという。

~ストーリーミッション プロローグ~

 かつての名は忘れ去られ、ただシティとのみ呼ばれる街。その街の指導者である“代表”は、厳しい隔離政策による独裁的な支配体制を敷いていた。

 市街への居住を許されなかった、“存在しない人々”の住居である地下世界。そこには、ただ絶望と諦念(ていねん)だけがあった。

 代表の腹心であったその男は、いかなる咎(とが)の故か市街を追われ、地下へと追いやられていた。いつしか彼は、地下世界の人々の指導者となり、レジスタンス組織を築き上げると、代表の支配を打倒するべく、地上への反抗作戦を実行に移した。

 しかし、その計画は事前にもれていた。クーデターは失敗に終わり、壊滅的な打撃を受けたレジスタンスたちは再び地下へと逃げのびる他なかった。

 1年後。男の遺したレジスタンス組織は、その娘へと受け継がれていた。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』

 ストーリーミッションで描かれる物語は、レジスタンスとシティの最後の戦い。ここでは、プロローグで語られているシティと、その対立勢力であるレジスタンス、レジスタンスに協力する主人公たちの立場や設定を紹介する。全体の世界観を紹介した前回の記事も読んでおくと理解が深まるはずだ。

主人公

 反抗作戦の後、レジスタンスに雇われた傭兵。この世界における傭兵とは、広義にはミグラントの一種ともいえるが、ACという機体を操り、自らの持つ武力そのものを売り物とする、より一匹狼的な性格の強い存在だ。


ミグラント

 生存可能地域の間を行き来し、さまざまな形態での交易を生業とする、運び屋たちの総称。すでに失われた過去の時代のさまざまな物資を捜索、発見し、交易の材料としている。各種の生活必需品を運ぶ行商人としての役割を担う一方、武器や弾薬などを扱う“死の商人”としての側面も持ち合わせている。


ロザリィ CV:林真理花

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』

 レジスタンスグループに協力するミグラント。レジスタンスに物資を提供するとともに、彼らが撃破した機体の残骸を回収し、他の地域に売りさばいている。女性のミグラントは比較的少ないが、利にさとく、強引で抜け目のない性格でありつつも、どこか憎めないユーモアを持ち合わせており、他のミグラントと対等以上に渡り合っている。圧倒的不利な立場にあるレジスタンスに肩入れしているのは、負けている方に賭けたほうがより利益が大きいという逆張り的な発想から。

『アーマード・コア V』

林真理花さんのコメント

 ロザリィはすごく信念がある人だなと。人に流されないですし、「私はこれヤだから」とスパッスパッとものを言える。私は個人的にもこういうタイプの人にすごくあこがれますね(笑)。自分がロザリィとは真逆なタイプなので、こういうぶっきらぼうなキャラクターを演じるのは難しいんだな、と思いました。でもどこか憎めない人なので、そういう風に感じてもらえるとうれしいです。



RD CV:浪川大輔

 ロザリィの部下。実際は子分・丁稚(でっち)といった方が妥当な立場。ロザリィの所有する大型ヘリの操縦を任されている。根が素直なため、他人と対立することが苦手で、常に周囲に流されがち。臆病な性格に起因するものか、危険を感知する能力に長けているのが、唯一の取り柄。

『アーマード・コア V』

浪川大輔さんのコメント

 RDは基本怖がり、情けないキャラクターなんですが、言ったことをそのまま口にする、ストレートにものを言うタイプだったので、演じていて発散できる、というか気持ちよかったです。そんなキャラクターなので、「こいつめんどくさい!」と思うこともあるかもしれませんが、ぜひ見捨てないでプレイしてください(笑)。

→レジスタンスとシティの重要人物を紹介!(2ページ目へ)

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