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2011年7月27日(水)

待ったなしの判断力と積み重ねた操縦テクが勝利を呼ぶ! 『アーマード・コア V』

文:電撃オンライン

【MISSION 01】髪型の変化に気づかなくても、機体の変化には気づきたい

 実を言うと、テスト版で使えたのは49個のパーツだけでした。この中で、胴体や脚部などの機体フレームから、ブースターや武器まで、13カ所について装備パーツを選んでいく。それは、『AC』の選択肢としては、昼休みが終わってから行くコンビニの弁当売り場みたいなものです。その状態で、テスト版では何がおもしろかったのかといえば、たった1パーツを変えるだけで、機体の動きも変わってくれたこと。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲パーツ選択の中で、特に重要なのは脚部。二脚、逆関節、四脚、タンクと4つタイプがあって、どれを選ぶかによって根本的に戦い方が変わります。

 たとえば、機体の機動力に直結するパーツはブースターですが、武器を攻撃力が高くて重いものに変えて動かしたら……滞空で重力の影響を受けやすくなったし、ブースターを使った動きも思ったよりニブく感じる。これは“重い”パーツに変えたからです。機動力とは別のパーツをいじったのに、動きが変わっているんですね。

 パーツ1つでいちいち動きが変わるのは、面倒くさいようでいて、実は試行錯誤した分だけ、自分の目指す機体に近付いていくのがわかるというメリットがあります。女性が、髪型に変化に気づいてくれないと傷つくと言いますが、今ならその気持ち、わかります……!!

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲パーツの組み合わせだけでなく、カラーリングにも細かくこだわれます。ただし、『ACV』は目視戦闘になるので、仲間とカラーは統一した方がいいかもしれません。

『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
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▲『ACV』は、メカニズムへのこだわりがうかがえるのも、ロボ好きに朗報です。これはスナイパーキャンという武器を、構えて撃つ時に行う一連の動作。二脚と四脚で、細かな動きが違いますよ。

【MISSION 02】機体を自在に動かせる! ……人に撃破されました

 機体を作ったら、後は乗るだけ。正直、テストモードでただ動かしているだけでも気持ちよかったです。だから戦うと楽しいし。でもそれだと、発売日まで何も伝わらなさそうなので、もう少し詳しく書きます。

『アーマード・コア V』

 テスト版を始めたばかりの時、気持ちよくて何度も試したのがドリフト。ロボットをスピードに乗せてから使うアクションで、車のドリフトターンとほぼ同じ、滑って無理やり曲げる動きです。スピードが乗れば、ロボットなのに人間が振り向くぐらいのスピードで後ろにも急旋回できて、戦う際に欠かせないアクションでした。あの爽快感は、学生のころにしたぞうきんスケートで廊下ダッシュ! を思い出しました(笑)。

『アーマード・コア V』

 それと脚部がタンクだと使えないですが、ビルや崖(がけ)などを蹴って跳ぶ“ドライブ”アクションは、かなりおもしろいです。壁を蹴って垂直方向へジャンプすることもできるし、それ以外の方向へ跳ぶこともできて、使い道が広い。特に、高所を取ろうと思ったらドライブを使うしかないので、平面の戦いから脱しようと思ったら欠かせないアクションです。

 実際、“ハイブースト”という瞬間的に超加速できるアクションで壁に近付き、そこからまたドライブで跳躍、という動きを繰り返すことで、忍者みたいな動きをする軽量の機体とも戦いました。彼は1機で3機を翻弄(ほんろう)する腕前で、私も「あいつはエースだ!!」なんて叫びながら、なす術もなく撃破される始末……腕の未熟さを思い知りました。

 ただし撃破されても、練習すれば機体を自在に動かすことができるんだ、というのを見られたのは、テスト版の一番の収穫だったかもしれません。弱いのでエラそうなこと言う資格ないですが、テクニックを磨く余地はかなりありそう……です!!

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▲忍者みたいと言いつつも、進行方向とは逆側に引っ張られる感じや、緩急のあるアクションなど、ロボットをぶん回す感触は味わえました。個人的には、もう少し反作用キツめに感じられるほうがいいですけど……。
『アーマード・コア V』 『アーマード・コア V』
▲あと地味ですが、フルキーコンフィグができるのも、機体を操作する上でのポイント。妥協なく時間をかけて自分に合った操作を追求できます。

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