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2011年9月15日(木)

【レゲーの花道】懐かしのゲームを語る連載企画! 第1回は『ドンキーコング』!!

文:まっつ

★★★今回紹介するレトロゲーム★★★
ドンキーコング

タイトル2

●ファミリーコンピュータ ●1983年7月15日発売 ●任天堂 ●ACT
※Wiiのバーチャルコンソールでもプレイ可能(500Wiiポイント)
(C)1981 Nintendo

ゲーム解説
 ドンキーコングに連れ去られたレディを救い出すゲーム。十字ボタンとジャンプボタンでマリオを操作し、各ステージで特定の条件を満たせばクリア。高所から落ちたり、制限時間をオーバーしたり、敵キャラに触れたりするとミスとなる。ちなみに、ファミコン版は3つのステージで構成されている(アーケード版は4ステージ)。

メインキャラクター&アイテム

mario

【マリオ】 この作品がデビュー作。当時はまだ名前がなく“ジャンプマン”、“Mr.ビデオゲーム”などと呼ばれていた。ちなみに初期のタイトル『ドンキーコング』『ドンキーコングJR.』などでは、紺のシャツに赤いオーバーオールと帽子という格好だが、『マリオブラザーズ』からは赤いシャツと赤い帽子、紺のオーバーオールという配色が基本になった。

donnki-konngu

【ドンキーコング】 レディをさらった張本人で、マリオの元ペット。マリオを近づけまいと妨害してくる。っていうかこんな危険なモノをペットにするマリオすげぇ。現在は“クランキーコング”として隠居中。

redii

【レディ】 ドンキーコングにさらわれた女性。マリオとの関係は不明で、ピーチ姫とはまったく関係はないと思われる。他の作品では『ピンボール』にも登場している。

hannma-

【無敵のハンマー】 途中に設置してあるハンマーを取れば、一定の時間ハンマーを振り回し、タルや敵キャラを破壊できるようになる。なお、ハンマーを持っている状態はハシゴがのぼれず、背後が無防備なので注意。

parasoru

【パラソル】 取ると800点。豪華なカサ。これらはレディの落とし物ということらしい。

baggu

【バッグ】 取ると800点。ゲームセンターで見たときはずっと電話だと思い込んでいたが、ファミコンの説明書を見てバッグだと知りビックリ。ちなみにアーケード版ではこれらの他に帽子もあるが、こっちは白いUFOにしか見えなかった(笑)。

 

★☆★☆★ 俺と『ドンキーコング』 ★☆★☆★

テキスト&イラスト:まっつ

 俺と『ドンキーコング』との出会いは、近所にあった駄菓子屋ゲーセン。いつも、「トントントン」というマリオの足音と、3面(150M)の「ガバッガバッガバッ、キューン」というジャッキの音が狭い空間に鳴り響いていた。当時小学校1年生だった俺は、使えるお金は200円程度しかなく、プレイするゲームは1回20円の『ディープスキャン』『ムーンクレスタ』『スペースパニック』などのゲームで遊んでいた。『ドンキーコング』は新作ゲームという扱いで50円。数えるほどしかプレイできず、他人のプレイを眺めていることが多かった。それだけに、ファミコン本体のCMで『ドンキーコング』を見たときの衝撃ときたら! ゲーセンで眺めるばっかりだったゲームが家で自由に遊べるなんて! ……ということで、その年のおこづかいをガマンするという厳しい条件を飲み、クリスマスにファミコン本体と、なぜか『マリオブラザーズ』を親に買ってもらったのである。

bakakyoudai

★☆★☆★  昔を思い出しながらプレイしてみた ★☆★☆★

~ ステージ1 ~

1menn2
▲鉄筋の上を歩きながらハシゴを上っていき、画面上部のレディのいる場所まで行けばクリア。左上にいるドンキーコングが、タルを次々と転がしてくるので、それをジャンプで飛び越えていこう。

マリオとアクビちゃんのお尻は瓜ふたつ。 ~俺談~

akubi

 てんてんて~ん、てんてんてんて~ん♪ 最後に『ドンキーコング』をプレイしたのは、たぶん10年以上前。でもなぜか、タイトル画面のBGMを覚えていた。懐かしい……。

 ひとしきり曲を聴き、アルカイックスマイルをたたえながらスタートボタンを押す。そういえば、FC版にはアーケード版のデモがないんだなぁ……と思いつつ、マリオを右に歩かせていく。歩くごとにトンテンテントンテンテンとタラちゃんも顔負けの妙ちくりんな音が鳴る。当時のゲームセンターに行けば、この足音が必ずといっていいほど鳴っていたなぁ……。カップラーメンを筺体の上にブチ撒けてしまい、ダッシュで家に逃げ帰った苦いトラウマを思い出しつつ、ハナクソをほじる。

 ……ハシゴの前に立ち十字ボタンの上を押すと、マリオがハシゴを上る。ハシゴを上りきる瞬間に十字ボタンを離すと、マリオがこっちにお尻を向けたままになる。あらかわいい。

 当時小学校低学年だった俺は、マリオのお尻が突き出ると同時に「ぷぅぅぅ!」っとオナラの口マネをして遊んでたなぁ(笑)。友だちにバカ受けだった。う~ん、マリオのお尻ってだけで笑えるなんて、なんて純粋な子どもたち! 

 10円あげよう。10円。

 あれから約20年、今こうしてマリオのお尻を真顔で凝視している俺はどうだい。どうなんだい俺。

 ……とか思いつつ、タルを飛び越えながら上っていき、“ハンマー”を取る。景気のいいBGMとともにマリオがハンマーを振りまくる。今さらながら『レッキングクルー』の元ネタだと気づいた。ちなみにこのハンマーを取ると、タルや敵キャラを破壊できるようになる代わりに一定時間ハシゴが使えなくなる。このヤキモキ感は、『いっき』で竹ヤリを取ったときの感覚に似ている。

 ハシゴの下でハンマーを振り回し、上と前方からくるタルを破壊していたが、ハシゴの上からタルが落ちてきたと同時にハンマーが消えて、タルと激突! 回転するマリオ。あるある。あったなぁこんなこと。当時ならしかめっ面で即効リセットボタンを押していたはず。でも今の俺はミスしても笑顔。イチジク浣腸。

 そんなこんなで、画面上部のレディがいる場所までたどりつき、1面クリア。

★ひとくちテクニック★
ハシゴの上部で待機していれば、タルは落ちてこない。タルを安全にやり過ごすためには必須の知識。

★敵キャラクター★

ojyama1

【おじゃま虫】 ドンキーコングが転がしたタルが画面下のドラム缶に入ると、コイツが飛び出してくる。動きが不規則なのでジャンプで飛び越えるのは危険だ。オメメがかわいい。

taru

【樽(タル)】 ドンキーコングが転がしてくるタル。タイミングよくジャンプして飛び越えていこう。たまにハシゴを伝って落ちてくるので、ハシゴ使用中は注意。

(C)1981 Nintendo

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