2011年9月12日(月)
アルケミストから発売されるPS3用ソフト『ぎゃる☆がん(仮)』の開発スタッフにインタビューを行った。
本作は、“3D・眼(ガン)STG”と銘打たれたXbox 360用ソフト『ぎゃる☆がん』に新要素を加えて、PS3に移植したもの。見習い天使によってモテモテになってしまったテンゾウを操作して、言い寄ってくる女の子たちを眼力でなぎ払いながら、意中の女の子に告白することが目的だ。
今回のインタビューでは、PS3で開発するに至った経緯や、新要素の話を中心に聞いている。応じていただいたのは、開発を手掛けたインティ・クリエイツの開発部長・成田悟さんとデザイナーの伊東大典(まさのり)さん、そしてアルケミストのプロデューサー・中川滋さんの3人。Xbox 360版の発売直前に掲載したインタビューとあわせて、ご覧いただきたい。
▲左から成田さん、伊東さん、中川さん。前回、『うみねこのなく頃に ~魔女と推理の輪舞曲~』のマイクロファイバータオルをかぶっていた伊東さんは、新キャラのイラストをかぶっている。 |
――PS3版の発表に驚き、突然お邪魔させていただきました。なぜ今回、PS3に移植することになったのでしょうか?
▲今回は最初からかかわっているという中川さん。 |
中川:実は成田さんが結婚した記念に、移植することを決めました。
――おめでとうございます! いつご結婚されたんですか?
成田:……6月に。ってなんで、そんなことをインタビューで言うんですか?
伊東:というか、結婚していたんですね? 初耳です。
――同じ社内の伊東さんが驚いているようですが?
成田:実はあまり話していないので。
中川:あわわわわわ。すみません!
成田:別に隠しているわけじゃないので、問題ありません。
伊東:そういえば、メールで見たような気もします。
――ええっと……それで本当の理由は?
▲前作に引き続き、進行管理を担当している成田さん。 |
成田:最初にあるのは、大勢のユーザーにやってもらいたいということです。もう1つは、ポインティングデバイスであるPlayStation Move モーションコントローラ(以下、PS Move)に対応させたかったということです。
もともと、企画が立ち上がった時はWiiリモコンとの相性がいいと思っていました。Xbox 360で出した後、さらにどういった遊びがプラスできるのかを考えていった時に「ガンSTGのような遊びをしたら、どうだったのか?」という意見があり、そこの部分を捨て切れなかったんですね。
――伊東さんがゲームセンターでガンSTGを見ていた時に、「敵が女の子で、迫ってきたらおもしろいのに」と考えたのが開発のきっかけだったと、以前に話されていましたが、その時のイメージにかなり近い感じでしょうか?
▲キャラクターデザインをしつつ、システムやシナリオなど、『ぎゃる☆がん』の根幹を手がけた伊東さん。 |
伊東:そうですね。もともとはアーケード用としてリリースしたいと思っていたくらいなので、PS3版はそれにかなり近くなっていると思います。まあ……出すとしたら、問題はドキドキモードなんですけどね(笑)。
中川:ちょっとゲームセンターで出すには刺激が強いですね。
――SCEは規制の厳しいメーカーという印象ですが、何かやりとりはありませんでしたか?
一同:……。
――もちろん、あくまで印象ですが。
中川:基本はCEROさん準拠なので、CEROさんと調整しつつ、SCEさんにもお見せしつつ進めていく予定です。おそらくですが、Xbox 360版とは違うものが見せられると思います。
――今回、CEROレーティングはどこを考えているのですか?
成田:D(17歳以上対象)で変わらないと思います。さすがにそこからは下がりようがないので。
中川:もし何かの間違いでCになっていたら、再審査をこちらからお願いするつもりです。
(C)INTI CREATES CO., LTD./Alchemist
※画像は開発中のもの。
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