2011年9月14日(水)
SCEが本日9月14日に開催した“SCEJプレスカンファレンス”。この記事では、発売されるタイトルや登壇した開発クリエイターの意気込みをお届けする。
▲“SCEJプレスカンファレンス”の登壇者一同。 |
カンファレンスでは、PS Vitaの発売日と3GのサポートをNTTドコモが行うことが発表された。会場では、他にもタイトルラインナップが明らかになったり、開発するクリエイターが登壇してトークしたりしたので、その模様をお届けする。
先ほどの記事同様に、SCEJの河野弘プレジデントがステージに登場。河野氏は、PS Vitaについて「クリエイターのチャレンジ魂に火をつけたハード。ある意味、挑戦状である」と語った。多くの可能性があるハードだからこそ、プレイヤーが挑戦したくなるフィールドが必要ということで、熱き作品を作るクリエイターを会場に招待しているという。
最初に壇上に上がったのは、カプコンのCS開発 副統括の小野義徳さん。「僕が上がると『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』のようですが……今回はちょっと違う、新しい発表をします!」と笑いながら語った。ポケットから取り出したPS Vitaの液晶には、『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』のロゴが。なんと、PS3/Xbox 360で11月17日に発売される『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』が、PS Vitaのローンチタイトルとしてリリースされることが明らかになった。
▲据え置きハード同様に、対戦をリアルタイムで観戦できる機能もあるという『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』。移動時にはプレイだけでなく、観戦も楽しめる。 |
「対戦ゲームは対戦しないと始まらない!」と話す小野さんは、ネットワークによる対戦を実現していることを発表。ストレスなく、さらに60フレームを実現しているという。さらに、PS Vitaのガジェットを生かした要素も盛り込んでいるそうなので、楽しみにしておこう。
▲ネットワークを通して、離れたPS Vita同士で対戦できる。さらに、タッチパッドを使った操作など、PS Vita特有の機能もあるという。 |
PS Vitaについて「これですべて満足できるとは思ってません」と発言した小野さんは、「PS Vitaには、“そこ”ならではの楽しさがあります!」と続けた。ゲーム全体に大事と言える“コミュニティ”という要素とマッチしている点がいいと話す。
ゲームから生まれたコミュニティによって、世界中の人とつながることを実践してきた小野さんは、「PS Vitaを使い、つながっていくことに挑戦していきたい!」と抱負を述べた。
▲PS3とPS Vitaというハードが繋がることで、それぞれの持つコミュニティがさらに広がる。ゲーム業界にはこれが大事だと小野さんは熱弁した。 |
▲明日から開催される東京ゲームショウ2011では、カプコンブースで『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』を、SCEブースでPS Vita版『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』をプレイできる。 |
ここで河野氏が合流。先日にPS Vitaコミュニティサイトで「どのキャラクターが『ストリートファイター X(クロス) 鉄拳』に参戦してほしいか?」というアンケートが実施された。その解答の中に、ダンという選択肢に斜線が引かれ、“トロ”という選択肢があったのだが、これはSCEが行ったのだという。それを受けて小野さんは、ユーザーが期待しているならと、トロとクロの参戦を決意。会場ではスペシャルトレーラーが公開され、必殺技を決めるトロとクロに、報道陣から笑いが上がった。
▲まさかのトロ&クロの参戦。小野さんも「本当に大丈夫?」と、やや困惑していたことを明らかにした。 |
(C)2011 Sony Computer Entertainment Inc. All rights reserved.
データ