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2011年9月15日(木)

次世代型エンジン“Frostbite 2”はFPSの限界を引き上げた――『バトルフィールド 3』TGSステージレポート

文:ごえモン

『バトルフィールド 3』

 本日9月15日から開催されている東京ゲームショウ2011。本日セガブースで行われた、エレクトロニック・アーツのPS3/Xbox 360/PC用ソフト『バトルフィールド 3』ステージイベントの模様をお届けする。

 ステージには、本作の開発元・DICEのクリエイターであるGustav Enekull氏とDaniel Matros氏が登壇。まずは本作に使われている技術についてのトークが行われた。

 Enekull氏は「本作とは別のチームが作り上げたエンジン“Frostbite 2”が『バトルフィールド 3』の心臓です。現世代のプラットフォームに向けた次世代型のこのエンジンが、FPSの限界を引き上げています」とコメント。Matros氏は、「ただ兵士がリアルなだけではない」と前置きしたうえで「砂ぼこりや炎の演出、炎から立ち込める煙など、流動的な動きを完全に再現できている」と、“Frostbite 2”によって表現されたアニメーションについて語る。

『バトルフィールド 3』
▲Gustav Enekull氏(画像左)とDaniel Matros氏(画像右)。

 アニメーションが本作の特徴の1つ目とすれば、2つ目は“破壊”だとMatros氏。さらに「『バトルフィールド 3』の“戦略的な破壊”は、他のタイトルと一線を画す要素です」とコメント。本作では敵陣を破壊したり、大きな建物を破壊した時の倒壊物で敵兵士に攻撃したりといったことができるという。

『バトルフィールド 3』 『バトルフィールド 3』

 3つ目の特徴は“サウンド効果”だ。Enekull氏は「サウンド効果は他のタイトルでは重要視されない要素ですが、本作では戦車の音などリアルなサウンドを提供している」と述べた。4つ目の特徴は、大きな戦場と街の細部まで表現しているゲームスケールとのことだ。

『バトルフィールド 3』 『バトルフィールド 3』

 続いて、本作のソーシャル要素である“Battle Log”についても紹介した。“Battle Log”は自分のPCやケータイ端末でも楽しめるソーシャル要素で、現在起きている出来事や最新の情報を、ニュースフィードで確認できるとのこと。Enekull氏は「もっともうれしいことは、Battle Logが“タダ”で利用できることだ」と話し、会場を和ませた。

 最後に、シングルプレイモードに実装されている“オペレーション・ギロチン”のデモムービーが上映され、ステージは幕を閉じた。

『バトルフィールド 3』 『バトルフィールド 3』
▲テヘランの夜明けをモチーフにしたという“オペレーション・ギロチン”のスクリーンショット。

(C)2011 EA, EA SPORTS, EA Mobile and POGO are trademarks of Electronic Arts Inc. Battlefield: Bad Company, Battlefield 2, Battlefield 3 and Frostbite are trademarks of EA Digital Illusions CE AB.

■東京ゲームショウ2011 開催概要
【開催期間】
 ビジネスデイ……2011年9月15日~16日 各日10:00~17:00
 一般公開日……2011年9月17日~18日 各日10:00~17:00
【会場】幕張メッセ
【入場料】一般(中学生以上)1,200円(税込)/前売1,000円(税込) ※小学生以下は無料

データ

▼『バトルフィールド3』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PC(対応OS:Windows)
■ジャンル:ACT
■発売日:2011年11月2日
■価格:オープン
 
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