News

2011年10月13日(木)

MO型A・RPG『マビノギ英雄伝』はCBTが間もなくスタート! メディア向け先行体験会をレポート

文:電撃PCゲーム

『マビノギ英雄伝』

 11月3日よりクローズドベータテストの実施が予定されている、ネクソンのPC用オンラインA・RPG『マビノギ英雄伝』。10月1日には一般ユーザー向け先行体験会が東京都内で開催され、アクション性やグラフィックの美しさといった、本作の魅力に触れた読者もいるだろう。この記事では、後日改めて実施されたメディア向け体験会のレポートをお届けする。

■『マビノギ』から時代はさかのぼり、英雄たちがいる世界

 『マビノギ英雄伝』は、同社がサービス中のPC用MMORPG『マビノギ』と世界観を共有してはいるが、時代はあまたの英雄達が存在した、はるか数百年前にまでさかのぼる。そのためNPCや神様の名前、スキル名など一部共通点はあるものの、基本的にはまったくの別作品だ。

 のんびり生活がウリの『マビノギ』がMMOなのに対して、『マビノギ英雄伝』はインスタンスエリアでのミッションクリアを目指すMOタイプ。戦闘はノンターゲッティングシステムを採用し、打撃感や重量感の高い再現性がもたらす圧倒的なリアリティと、爽快なアクションがアピールポイントとなっている。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』

 新たにゲームを始めると最初にクラス選択、次にオープニングムービーと基本操作を学べるチュートリアルが始まる。その後に名前とキャラクターのカスタマイズが行えるようになるのだが、ここではクラスとキャラメイキングをまとめて紹介しよう。

 正式サービスが始まっている韓国や北米では全4種のキャラクターから選べるが、日本はクローズドベータテストの時点で“リシタ”と“フィオナ”の2種類のみ選択可能。性別は、リシタが男性、フィオナは女性のクラス固定。すでに情報公開済みである3番目のクラス、女魔術師イヴィの開放時期は明らかにされていないが、それほど先のことではないという話だ。

『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
▲リシタ▲フィオナ▲イヴィ

 先述のとおり性別はクラス固定なので、キャラ作成画面でカスタマイズできるのは身長、ヘアスタイル、ヘアカラー、肌の色、肌のツヤ、目の色、まゆの形と色。これに加えて女性キャラのみ胸の大きさがスライダーで調整可能。表情や服装を切り替えるボタンもあるが、これは今後の高レベル装備やエモーション使用時、ゲーム内でどんな風に見えるのかという、いわばお試し機能で、実際のキャラクター外見には反映されない。

●リシタ

 いわゆるアサシンタイプのクラスで、両手に装備した武器で素早い連続攻撃を繰り出せる、攻撃に特化したスピード型の戦士。コンボのつながる時間が長い、攻撃の間合いが他クラスより広いといった特徴も持っている。レベルが上がると長槍を2つ持つデュアルスピアという戦闘スタイルで、さらに高速な攻撃が可能だ。3つのクラスのうち、最も初心者向けで扱いやすいのがリシタとのことだ。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』

●フィオナ

 片手剣と盾を装備し、攻守に優れたバランス型の剣士。連続攻撃の後に出せる蹴りが強力で、盾を前面の敵に叩きつけるといった攻撃方法もある。育成方針によっては強力なスマッシュ攻撃を出せる、ロングハンマー武器も装備可能。

 盾持ちということで、フィオナはいかにもタンク役に見えるが、リシタより攻撃スピードが劣るだけで基本的にはアタッカーだ。盾によるガード中は方向転換ができないといったクセがあり、どちらかといえばアクションゲームに慣れた人の向けのクラス。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』

●イヴィ

 未実装のイヴィは魔法と錬金術を操る魔術師キャラクター。スキルをどう取得するかで、回復魔法を使う支援タイプや、ゴーレムを生成して戦う錬金タイプ、あるいは物理と魔法攻撃を組み合わせた近接攻撃タイプにも育てられる。最終的には魔法攻撃の方が殲滅は早いらしいが、もともとの防御性能の低さを補うシールドスキル、回避スキルなども習得できるので、育成の幅は広そうだ。

■操作はマウスorキーボードモードを選択可能でパッドにも完全対応

『マビノギ英雄伝』

 『マビノギ英雄伝』はプレイヤーの好みに合わせて、基本操作はマウスモードとキーボードモードの2種類に対応。マウスモードは一般的なMMORPGの操作に近く、WASDキーで移動し、マウスでカメラ視点の変更や攻撃などのアクションを繰り出す。もう1つのキーボードモードは移動がカーソルキー、各種アクションは割り当てられたキーで発動させるタイプ。

 戦闘はノンターゲッティングシステムなので、個人的には直感的に視点変更できるマウスモードがオススメだが、これに関しては好み次第だろう。より快適な遊び方をプレイヤー側で選べるのはうれしい仕様だ。またパッド操作にも対応しており、今後は正式に対応した製品もいくつかのブランドから発表される予定だ。

 選んだクラスによっても異なるが、マウスモードの場合、左クリックで通常攻撃、右クリックで強攻撃やガードなどの基本アクションが割り当てられている。また、通常攻撃3連続の後に出せる強攻撃、敵に接近してからのつかみ、投げ、蹴り――といった多彩なアクションを用意している。

 さらにインスタンスダンジョン内では、柱や岩の塊を持ち上げて投げつけるといったことも可能だ。キャラクターは武器を装備しているのに、わざわざ物を拾って戦う必要があるのか? と思わなくもないのだが、実は大きな柱で攻撃すると通常武器よりも敵がスタンしやすかったり、マップ内の多彩なギミックを利用した方がミッションクリアが楽になるシーンが多々あるらしい。

 ミッションごとに最適なクリア方法を検証・研究するのは、日本のプレイヤーが得意とするところ。クローズドベータテストに当選したプレイヤーはぜひ、さまざまな遊び方を試してほしい。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
▲チュートリアルでは巫女のティイを助ける、新人兵士としての役割が与えられる。物を動かす、壊す、敵をつかむ、投げる、抱えて運ぶといったさまざまなアクションを、シナリオを通して学べる。

 できることが多い分、慣れないうちは操作にとまどうプレイヤーもいるだろう。『マビノギ英雄伝』はオープニングムービーからつながるチュートリアルと、街で受諾できる最初のミッションの2つがレッスン代わりになっており、シチュエーションに合わせた操作方法をかなり丁寧に教えてくれる。序盤はひたすら通常攻撃だけの“ガチャプレイ”でもクリアできるが、アクションゲームがあまり得意じゃない……という人こそ、チュートリアルはしっかり体験しておく方がいいだろう。

『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
『マビノギ英雄伝』 『マビノギ英雄伝』
▲チュートリアルは駆け足で覚え切れなかった! という人でも大丈夫。最初のミッションでも戦闘中にガイドが表示される親切設計。チュートリアルに比べて、より実戦的な内容といえる。

 →次ページでキャラの育成方法を紹介

(C) 2011 NEXON Korea Corporation All Rights Reserved.
(C) 2011 NEXON Co., Ltd. All Rights Reserved.

1 2 3

データ

▼『マビノギ英雄伝』
■メーカー:ネクソン
■対応機種:PC
■ジャンル:A・RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始日:2011年
■プレイ料金:未定

関連サイト

電撃PCゲーム

注目記事

週間アクセスランキング
(PCゲーム)

[集計期間2018年 07月16日~07月22日]