2011年10月17日(月)
日本マイクロソフトは10月16日、東京・秋葉原の“ベルサール秋葉原”において、今年の年末商戦に発売されるタイトルを集めたイベント“Xbox 360 感謝祭 in AKIBA -秋の祭典-”を開催した。イベントは誰でも入場できる、オープンな形で開催され、秋葉原に訪れた人が多数来場していた。
▲16日、ベルサール秋葉原でXbox 360 感謝祭 in AKIBA -秋の祭典-が行われた。 |
イベントでは、10月~12月に発売される新作タイトルの試遊台が数多く設置されていた他、『迷宮クロスブラッド リローデッド』『フォルツァ モータースポーツ 4』『INSTANT BRAIN(インスタント ブレイン)』の3タイトルのステージイベントが開催された。
▲『ファイナルファンタジーXIII-2』などの話題作もプレイアブル展示された。 | ▲『インスタント ブレイン』はKinectでの体験も。 |
▲一部のZ指定タイトルは仕切られたスペースで展示されていた。 | ▲『お姉チャンバラZ ~カグラ~』などがプレイアブルで遊べた。 |
ステージイベントのトップバッターを務めたのは、角川ゲームスが11月10日に発売する予定の3DダンジョンRPG『迷宮クロスブラッド リローデッド』。ステージには、開発を担当したチーム ムラマサのプロデューサー千頭 元氏とディレクター安宅元也氏、水無瀬シズナ役を務めた声優の山本彩乃さんと挿入歌およびエンディング曲を歌った“LAZYGUNG”の吉河順央さんが登壇した。
▲チーム ムラマサプロデューサーの千頭氏(右)と安宅氏(中)。 |
▲水無瀬シズナ役の山本彩乃さん。 | ▲LAZYGUNGの吉河順央さん。 |
本作は同社のXbox 360タイトルとしては今年2月に発売された『円卓の生徒』に続く2作目にあたり、2010年12月に発売されたPC版の移植となる。同社がこれまでに作ってきた3DダンジョンRPGの集大成として位置づけられる本作は、『円卓の生徒』での反省点を踏まえて、家庭用機で快適なプレイができることを第一として作られている。同社が3DダンジョンRPGを作り続けていることについて千頭氏は「作っていくうちに新しいアイデアが出てくるので他のジャンルの作品にたどり着かない」と語った。
▲自由なキャラメイクができる。 | ▲学園モノらしいイベントも。 |
また、本作は同社としては初の声優によるパートボイスを採用。その担当したキャラクターについて山本さんは「ドジなところもある格好いい副隊長です。でも、これまで演じてきたキャラよりも声のトーンが低いキャラなので、演じ分けが大変でした」と語った。
『フォルツァ モータースポーツ 4』のステージイベントでは、ニコニコ動画の公式生放送番組“ゲームのじかん”のメンバーが登場。MCを務める渡辺浩弐氏、佐藤かよ(かよぽりす)さん、渚さんの3人に加えて、特別ゲストとして元TBSアナウンサーの鈴木史朗さんが登壇した。鈴木さんは大の『バイオハザード』好きとして知られているが、実はクルマに関しても造詣が深い。その鈴木さんだが、若いころはクルマに乗っているときにスピードを出しすぎて、よく警官に追いかけられていたという。
▲ゲームのじかんでMCを務める渡辺浩弐さん(左)、佐藤かよさん(中)、渚さん(左) |
コントローラでのレースゲームは苦手という鈴木さんが挑戦したのは、『フォルツァ 4』のKinect操作を使ったレース。まずは日本マイクロソフトで本作の製品担当を務めた村山氏が、Kienctを使った“オートビスタ”モードを紹介。コントローラを使わずにレクサスのスーパーカー“LF-A”に乗り込み、イグニッションキーを回すと鈴木さんにバトンタッチ。富士見街道の下り逆走コースで、デモンストレーションを行った。
▲Kinectでのハンドル操作を行う鈴木さん。 |
さすがにKinectによる操作も初めてだったせいか、スタート直後は壁に激突させてしまっていた鈴木氏だが、コース終盤になるとさすがのハンドルさばきに。レース終了後、背景も美麗な本作を見て、ここまで進化してきたか、と感想を述べていた。
続けて、職人の手による『お姉チャンバラ』ペイントが施されたコルベットの痛車を、『お姉チャンバラ』好きの渚さんがプレイ。猛スピードで壁に激突するアグレッシブなプレイを見せ、会場をわかせていた。しかし、本人は非常に悔しそうだった。
▲職人の手による『お姉チャンバラ』コルベット。 | ▲しかし最後にはボコボコに……。 |
最後にかよぽりすさんと渚さんの2人による、Kinectでのハマー対決が行われた。運転免許を持たないかよぽりすさんに対して、運転免許を持つ渚さん、渚さんの圧勝かと思われたこの対決だったが、ゲーマーとして名高いかよぽりすさんが、手堅いドライブを見せて半周近い差を付けて渚さんに勝利した。
▲かよぽりすさんと渚さんの戦いは、かよぽりすさんの勝利! |
最後に鈴木氏はゲームをプレイするということについて「ハーバード大の研究結果によるとゲームのプレイはさまざまなプラスの効果がある。マイナスでは決してない」と語った。しかし一方で「勉強がある人は勉強が終わってから、仕事がある人は仕事が終わってから」と、フォローも忘れていなかった。
▲老後になると時間ができるので、ゲームもできるようになります、と鈴木氏。 |
ステージイベントとしては最後になったケイブのAVG『インスタント ブレイン』のステージ。まず初めにOP曲を担当したReyさんによるミニライブが行われ、のっけから会場の盛り上がりがMAXに。その後、主人公の原滝ゼンヤの衣装で登場したプロデューサーの浅田誠氏と、オープニング曲にまつわるトークを披露。このオープニング曲だが、シリアスな世界観に合わせたマイナー調の曲となっているのだが、実は一度ボツになっているという。
▲オープニング曲を絶唱したReyさん(左)と浅田氏(右) |
▲本作のキャラクターの声を務めた沢城みゆきさん(左)とたかはし智秋さん(右)からのビデオコメントも。 |
続いて、本作のイラストレーターを務めた、いるまかみり氏が登場。いるま氏はケイブから仕事の依頼が来たということについて「Xbox 360でのシューティングゲームのお仕事かな」と思ったという。しかし、アドベンチャーだと聞くと非常にびっくりしたと語った。スムーズに進んだイラストの仕事だったが、主人公のデザインにはかなり苦労したようで、結果的に非常に描きにくいデザインになってしまった、と笑いながら語った。
▲イラストレーターのいるまかみり氏(中)。当初はSTGの仕事かと思ったという。 |
なお、クリア後のオマケとしてKinectを使った『怒首領蜂』のプレイモードが初お披露目された。もともとKinectを使った機能の搭載を予定していなかった本作だったが、オマケシナリオに『怒首領蜂』の世界観を生かしたものがあるということで、どうせならと入れてしまったらしい。ただし、弾幕などは通常の怒首領蜂に比べて抑えめになっているとのこと。
▲コントローラを使わずに『怒首領蜂』をプレイする浅田氏。 |
最後に本作のエンディング曲を担当したyozuca*さんが登場し、エンディング曲「20110510」を歌い上げた。この曲のタイトル名について「ファイル名のような、でもなんだか意味がありそうなもの、ということで付けた」と語った。実はこの作品ができたのは2011年5月8日だったそうだが、10日が大安だったので0510にしたという。
▲エンディング曲「20110510」を歌ったyozuca*さん。 |
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