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2011年11月11日(金)

応募総数5,862作品の中から選ばれたのは? 本日開催された第18回“電撃大賞”贈呈式の模様や受賞者たちのコメントをお届け!

文:電撃オンライン

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■ 小説部門 ■

第18回電撃大賞贈呈式

●九丘望先生

 受賞の連絡があることは知らされていたのですが、正気を保っている自信がなかったので、焼酎を飲みながら待っていたんです。電話で大賞と言われ、そこで酔いが吹っ飛びました(笑)。遅筆なので、これからは一定のペースで作品を仕上げていきたいです。僕の作品は、少年マンガのような熱いアクションが中心なので、かわいい女の子は他の方にお任せして、カッコイイ、熱い作品を書いていこうと思っています。

●聴猫芝居先生

 住んでいるところが電波の入りづらいところで、担当の方から連絡があった時、「結果なんですけど――」のところで電波が切れてしまったんです。つながった時は「――というわけで金賞だったんで」と自然に話が続いていて、すごく普通の会話になってしまいました(笑)。小説家仲間が周りにいなかったので、一緒に受賞した人と会えてうれしいですし、この後先輩の作家と会えるのも楽しみです。九丘さんから言われた通り、読んだ方が「かわいかった、これはよかった」と思えるようなものを書いていきたいと思います。

●三河ごーすと先生

 仕事中に受賞の連絡を受けて頭に熱がたまってしまい、その後たくさんミスをして、始末書を書くことになってしまいました。小説より始末書を書くほうがずっと大変でした(笑)。(九丘先生と聴猫先生は)熱いバトルものとかわいい女の子で突き抜けていくというお話だったんですが、自分の作品はいいとこどりと言いますか……バトルや、かわいい女の子ならではの日常生活なども描いていきたいと思っています。読んでいる人が楽しくなれるような作品を書きたいです。

●来田志郎先生

 連絡をいただいた時は頭が真っ白になって、本当なのかな、と思いました。まだちょっと信じられない、他人ごとのような気持ちです。読んだ方が楽しい、元気になれるような作品を書いていければと思っています。

●エドワード・スミス先生

 この賞に送ることも、小説を書いていることも誰にも言っていなかったんです。なので、家族にいつ話してやろうかと考え、できれば、親族も集まるようなところで言ってやろうと思い、亡くなった母の法事の食事の席で話しました。今考えているのは“あと何回ぐらいペンネームの由来を聞かれるんだろうか”ということです。由来は、“初対面の人に由来を聞いていただけるので”です。自分の作品が、人生で触れてきたいろいろなものに影響されてできているという自覚があるので、10年、20年先に、今度は自分の作品が誰かの作品に影響できていたらと思います。

●成田名璃子先生

 受賞の連絡をいただいた時、ちょうど夕ご飯を作っていて、あと3分ぐらいで肉じゃがができるところだったんです。話している間にコゲて鍋がダメになってしまったんですが、それが気にならないぐらいうれしかったです。生きてて大変なこともたくさんある時代だと思うのですが、作品を読んでホッとしてもらえればと思います。

●高樹凛先生

 連絡をいただいたのが、最終選考に残った後、改稿作業に入っている最中だったので、「そうですか、わかりました」と事務的に答えてしまったんです。もっと派手にリアクションをしておけばよかったと後悔しています。ライトノベルが好きな友だちに受賞したと伝えたところ、「(同じ受賞作の)『勇者には勝てない』がおもしろそう」と言われたので、まずは彼におもしろいと言ってもらえるように頑張ろうと思います。

●切小野よも治先生

 受賞の連絡をいただく前にケータイを壊してしまい、変えたばかりだったので誰にも連絡を取れず、自慢できないのが寂しかったです。受賞した時も改稿をしている時も、自分でも驚くほど舞い上がらなくて、今こうして皆さんと会って、式のリハーサルをして、やっと実感がわいてきています。私の作品は、他の皆さんより遅く刊行されるのですが、“遅れてきた主役”のような感じでいきたいと思います。行く行くは、名前で買ってもらえる作家になりたいです。

■ イラスト部門 ■

第18回電撃大賞贈呈式

●hakus先生

 受賞の連絡をいただいたのが通学中の電車の中で、目的地に着くまであと40分ぐらいあったんです。電車の中だと電話に出られないので、今までの中で一番生きた気のしない40分でした。ライトノベルの挿し絵にもチャレンジしたいんですが、それに捕らわれず幅広く活躍していきたいです。王道よりも、クセのある邪道のような感じでいきたいと思っています。

●桶谷完先生

 連絡をずっと待っていたんですが、なかなか電話がかかってこなくて、やきもきしながらケータイとにらめっこを続けていました。文章を読んでいる時は、何かしらの画面や情景を思い浮かべると思うので、その読者の方の想像力の助けになれるような絵を描きたいです。

●竜徹先生

 「金賞です」という報告を受けて舞い上がってしまい、その後言われたこともあまり覚えていません。電話を切った後、“金”と“銀”で発音が似ているので、“ゴールド”か“シルバー”で聞いておけばよかったと思いました(笑)。まずはライトノベルのお仕事をいただければと、それだけを思っています。

●久杉トク先生

 銀賞ですと言われた後、不安と喜びといろいろな感情が押し寄せて、それに疲れてしまいました……。今も、胃腸をわしづかみにされるような、お腹を締め付けられるような緊張があるんですが、贈呈式を頑張ろうと思います。今後は趣味の絵にしても、仕事の絵にしても、絵を見てもらった人に、いろいろな感情を抱いてもらえるような、引っかかるようなイラストを描ければと思います。

●そと先生

 連絡を受けた時、最初信じられなくてダマされているんじゃないかと思い、家族に報告しても「ダマされているんじゃないか」と言われました(笑)。今はもう、緊張を通り越して眠くなってきました。応募した作品は、パッと目を引くイラストを、と意識していたんですが、じっくり見ていただけるイラストを描いていければと思っています。

●新堂みやび先生

 電撃大賞は一次選考を通過したら選評がもらえるので、一次だけでもと思い応募したんです。一次、二次と名前が残り、半年ぐらい悶々(もんもん)としていました。受賞の連絡をもらった時に、目の前に父がいたんですが、電話を切った後うれしくてボロボロと泣いてしまいました。もし私の絵で何かをやらせてもらえるのであれば、なんでもやらせてもらいたいです。心に残るような絵を描いていければと思っています。

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