2011年12月9日(金)
12月17日にアークシステムワークスから発売される、格闘ゲーム『ブレイブルー コンティニュアムシフト エクステンド』のPS3/PS Vita/Xbox 360版。本作の新オープニングテーマを手掛ける、人気アーティスト・飛蘭(ふぇいらん)さんのインタビューをお届けする。
『ブレイブルー コンティニュアムシフト エクステンド』は、人気格闘ゲーム『ブレイブルー』シリーズの最新作。10月5日にバージョンアップが行われたアーケード版『ブレイブルー コンティニュアムシフト II』に、家庭用ならではの要素を追加している。前作『ブレイブルー コンティニュアムシフト』で、これまでに発売された有料ダウンロードコンテンツもすべて収録されている。
本作のオープニングテーマ『蒼穹の光』の作詞&ボーカルを担当するのは、これまでアニメやゲームの主題歌で数々のヒットを飛ばしてきた歌姫・飛蘭さん。彼女に、『蒼穹の光』の制作経緯や苦労話、さらには『ブレイブルー』という作品に対する思いを語っていただいた。以下に掲載するので、『ブレイブルー』シリーズと飛蘭さんのファンはぜひチェックしてほしい。
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▲飛蘭さん |
――『ブレイブルー コンティニュアムシフト エクステンド』オープニング曲『蒼穹の光』の、ボーカルと作詞を担当することになった経緯を教えてください。
去年のアニメロサマーライブで私の歌を聴いてくださったアークシステムワークスの広報さんが、森利道プロデューサーに推薦してくださって、今回オファーをいただきました。その話を伺った時は、ものすごくテンションが上がりました。ありがとうございました!
――どのようなテーマで作詞をなさったのでしょうか?
『ブレイブルー』の世界観を全面に出したかったので、キーとなる言葉や単語を歌詞の中にちりばめつつ、自然に聴ける曲になればいいなと思いながら、作詞をさせていただきました。
――実際にゲームをプレイなさって書かれたのでしょうか?
マネージャーが『ブレイブルー』シリーズの大ファンで、プレイしているところをずっと見せてもらいながら、『ブレイブルー』のストーリーや作品の中の大切な部分を自分なりに勉強しました。
――マネージャーさんが『ブレイブルー』をお好きだったんですね。
もう本当に大好きで、新作を遊ぶことができてすごく喜んでいました。今回オファーをいただいた時も、「『ブレイブルー』の曲を飛蘭がー!」って喜んでくれましたよ(笑)。
――作詞は楽曲が完成している状態で行ったのでしょうか?
曲はできあがっていました。ですから、曲の中でアクセントがどこに来るかなどはすべて把握した上で、『ブレイブルー』の世界観を出せるように書きました。
――作曲はElements Garden(エレメンツ・ガーデン)の菊田大介さんが担当していますが、楽曲を初めて聴かれた時の印象を教えてください。
これまで歌ってきた曲は、音程の上下が激しいものが多くて、音数もとても多かったんです。でも『蒼穹の光』は、メロディラインを重視していて音数も多くないんですが、それでいてカッコイイだけでなく厚みのある曲になっていて、私のいい部分を生かしてくれるような曲だなと思いました。初めて聴いた時はうれしかったです。
――作詞をする際、苦労した点はありますか?
Jポップ系は感情が先にくる歌詞が多いんですが、ゲームやアニメは専門的な用語をちりばめてそこから想像力を膨らませて歌詞を理解していく場合が多いんですね。なので、どこまで想像力で勝負していいのか、その点で悩みました。
――なるほど。では、歌詞の中でご自身が気に入っている部分やフレーズはありますか?
今回の詞は、情景や自分の気持ちを淡々と語っていて、嘆いたり叫んだりするような言葉をあまり使っていないんですが、ラップ調になるところから感情が一気に放たれる感じになるんですね。そこが自分の中でのキーポイントとなっているので、その部分をぜひ聞いていただきたいです。
――実際に『蒼穹の光』を歌われていかがでしたか?
すごく歌いやすかったです。自分で作詞をしたからというのもあるんですが、戸惑うこともなく歌えました。導入の部分でいきなり音程が上がるところがあって、メロディラインだけを聞いた時は、どうやって歌えばいいんだろう……って思ったんですけど、実際に自分が歌詞を入れて歌ってみたら、意外とカッコよくいけたなって(笑)。菊田さんがすごく歌いやすいメロディラインを作ってくださったので、『ブレイブルー』の独りで戦う孤独な部分や、孤独だけど誰かを守って背負っていく部分を、私の歌声で表現することができたと思います。
――『蒼穹の光』のタイトルに込められた意味を教えてください。
『ブレイブルー』には、自分の目指すべきところ――小さいけれど確かな光が当たっている場所に向かって走っていくというイメージがありまして。そこに、“蒼(あお)”という『ブレイブルー』のカラーを融合させて、このタイトルを付けさせていただきました。
――『蒼穹の光』がゲームの映像とあわさったのをご覧になって、いかがでしたか?
オープニングの映像は2回見ているんですが、1回目はとても感動しました。2回目は、感情移入しすぎてしまって、感動を通り越して泣きそうになりました。この映像、本当にカッコイイですよね!
――見入ってしまいますよね。歌ともすごくマッチしていますし。
アニメがすごくしなやかに動いていて感動しました。戦っているシーンも、曲のアクセントの部分で画面がパーンっと切り替わる瞬間なんて、鳥肌が立ちました。本当に素晴らしい映像ですので、ぜひ見てください!
――オープニング映像や実際のゲームプレイをご覧になって、気になるキャラクターはいましたか?
よくぞ聞いてくださいました、マコト=ナナヤです!
――男性ではなく、女性キャラクターなんですね。
はい! 私のファーストアルバムが『Polaris(ポラリス)』という題名で、イメージキャラクターが“ポラリス”という名前のリスなんです。自分でイラストを描いたんですが、マコトのしっぽがそのポラリスのしっぽにソックリで! しっぽがかわいい上に、素敵に膨らんだ胸元とか、鍛えている腹筋とか、キュッと締まったくびれとか、女として彼女のナイスバディにあこがれますね!
――確かに! それでは最後に、飛蘭さんのファンと『ブレイブルー コンティニュアムシフト エクステンド』の発売を楽しみにしているユーザーへ、メッセージをお願いします!
『蒼穹の光』は、歌詞の部分で『ブレイブルー』の世界観を描いていて、歌の部分で飛蘭としてのイメージを出しています。『ブレイブルー』と飛蘭がガッチリとハマったとてもいい曲に仕上がったと自負していますので、ぜひ両方のファンの方に聴いていただきたいです。よろしくお願いします!
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なお、『蒼穹の光』が収録されたCDが、2012年1月25日に発売される。タイトルは『Dead END/蒼穹の光』で、TVアニメ『未来日記』新オープニングテーマ『Dead END』も同時収録される。価格は通常盤が1,200円(税込)、DVD付きの限定盤が1,800円(税込)。
限定盤に付属するDVDは2枚組で、飛蘭さんが出演する『Dead END』のミュージッククリップと、『蒼穹の光』が使用されている『ブレイブルー コンティニュアムシフト エクステンド』のオープニングアニメ(アニメ制作:プロダクションI.G)が収録されるとのことだ。
(C) ARC SYSTEM WORKS
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