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2011年12月13日(火)

いよいよアニメ『アイドルマスター』もクライマックスへ! アニメPの鳥羽氏にいろいろ聞いてみました

文:電撃オンライン

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――プロモーション面では、リアル765プロなどいろいろな企画を展開しましたが、その手応えは?

 『アイマス』は何かを発信すれば、気持ちよく応えてくれるファンの皆さまが多いので、とにかくどんどんやっていこう、あまり遠慮せずにやろうと決めていました。新年ライブで発表してから大きなお祭りにしようと、アクセルを踏みまくっています。

――想像以上に反響が大きかったプロモーションは?

 読売新聞の一面広告ですかね。当日の朝5:00ぐらいに1回だけ「新聞買いに行くかな!」みたいにツイートして、あとはファンの方々にまかせる形に。皆さんが新聞を買いに行って、「関東と関西でイラスト違うぞ」とか「北陸早くアップしてくれ!」と情報交換したり、「今度の6周年ライブで交換会しようぜ」とか、盛り上がってくれてうれしかったです。僕らが一方的に発信するだけではなくて、宣伝自体がお客さんの中で遊べるものじゃないとおもしろくないと思うんです。“ニコニコ生放送”とか、参加している感があるものですね。直接、声優さんやスタッフとやり取りができて、ファン自身が自分たちで影響を与えられる要素がないと、今、宣伝として効果があまりないんです。

『アイドルマスター』 『アイドルマスター』
『アイドルマスター』 『アイドルマスター』

――『アイマス』は自分たちがプロデューサーとして、作品を育てていることを実感できるコンテンツだったので、その相性もよさそうですね。ニコ生といえば、『アイマス』組曲も盛り上がりました。

 あれは、番組に出演していなかった楽曲の制作スタッフや声優の今井麻美さんがTwitterでニコ生を見ながらやり取りしていて、それをファンの方々が見ることができたのも、皆さんが盛り上がる要因として大きかったのかなと。スタッフみんなが『アイマス』を好きという気持ちがファンに伝わったのが、大きかったんだと思います。あれは1つの理想形。やっぱり今の宣伝はアイデアだったり、おもしろい仕組みや座組がどれだけ組めるかが重要ですね。特に『アイマス』に関しては、プロデューサーさんと距離の近い、双方向のやり取りができたのがよかったです。僕も“作品のプロデューサー”でもあるんですけど、皆さんと同じ1人の“765プロのプロデューサー”でもあって。だからこそ、皆さんの力が必要というのがよくわかっているつもりなので、そういう一緒になって盛り上がれる場を、宣伝を通して作りたいと思っていましたから。

――幸せなコンテンツのあり方ですよね。第14話から先は、ライバルのジュピターがカギになりそうですが。

 ジュピターがカギというわけではなくて、それらを通じて、まだ掘り下げていないアイドルを掘り下げていきます。その中でジュピターも出てきますが。後半は、皆さんが待っている話に応えられればと思っています。響、貴音、律子たちのエピソードや、監督の思い入れが強い真の話も、監督ならではの話になっていると思います。そのエピソードの積み重ねを経て、“765プロのアイドルとは?”というところまで、話を作り込みたいんです。漠然とした“トップアイドル”と“765プロのアイドル”がどう違うのか。それを最後まで、しっかり描いていきたい。第1話~第25話の積み重ね、特に第20話以降がキモになってくるので、盛り上がるようにうまく伝えたいと思っています。

――全部見終わった後に、ゲームの『アイマス』をプレイしたくなるようになっていますか?

 そうですね。「もっとこの子たちの、いろんな表情が見たいなぁ」って思ってもらえるようにしています。アニメも『アイマス』の1つでしかないので。アニメが入口として、まずは13人のアイドルたちを好きになってもらいたいですけど、その先にはまだまだ楽しいもの、ゲーム、コミック、ラジオ、ライブなどいろいろある。新人プロデューサーさんには、そうやってアニメ以外の『アイマス』の世界に、ゆっくりでも入ってもらえればうれしいです。

『アイドルマスター』 『アイドルマスター』
『アイドルマスター』 『アイドルマスター』

――ズバリ、アニメの第2期や劇場版をやりたいという希望は?

 始まりが錦織監督なので、その先も錦織監督次第ということで(笑)。錦織監督がいないとアニメ『アイマス』にはならない。その象徴なので。僕らはそれをサポートする側でしかないと思います。

――では、最後に本書の読者へメッセージをお願いします。

 アニメは、新規ファンの方々にも楽しんでいただけるようにするのと同時に、長い間『アイマス』を応援し続けてきてくれたファンの皆さんへの感謝の気持ちも込めて作っています。僕らは、『アイマス』を支えてくださった方々が、アニメを見てどれだけ喜んでもらえるかという点にもウェイトを置いています。『アイマス』というコンテンツを、ファンの皆さんが楽しんで、盛り上げていっていただければ、「なんか楽しそうだなぁ」って新規の人たちも自然とやって来てくれると思っています。そうやってプロデューサーデビューしてくれた人が、先輩プロデューサーたちと一緒に長く『アイマス』を応援し続けてもらえれば最高に幸せです。これからも『アイドルマスター』をどうかよろしくお願いいたします。

『アイドルマスター』 『アイドルマスター』


 インタビューは以上となります。制作サイドの考え方、熱意が少しでも多くのプロデューサーさんたちに伝わればいいなと思っています。というわけで、放送が早い地域では、残すところわずか数回となったアニメ版『アイマス』。アイドルたちとプロデューサー、そして765プロダクションは、どんな結末へと向かっていくのか? 最後までみんなで見守りましょう。

 あ! 最後になってしまいましたが、10月から3カ月連続で発売されている『アイマス2』コミックスも、12月17日発売の茜虎徹先生による『アイドルマスター2 眠り姫』1巻(電撃大王で連載中)で出そろいます。すでに発売されている、しゅー先生による『アイドルマスター2 Colorful Days』(電撃マオウで連載中)、祐佑先生による『アイドルマスター2 The world is all one !!』それぞれの1巻とあわせて、よろしくお願いします!(イマイチP)

『アイドルマスター』 『アイドルマスター』 『アイドルマスター』
▲『アイドルマスター2 Colorful Days』▲『アイドルマスター2 The world is all one !!』▲『アイドルマスター2 眠り姫』

(C)窪岡俊之 (C)NBGI
(C)NBGI/PROJECT iM@S

■TVアニメ『アイドルマスター』
【放送局】TBS、MBS、CBC、RKB、BS-TBS
【放送日時】
 ・TBS……毎週木曜25:25(翌1:25)~
 ・MBS……毎週木曜26:30(翌2:30)~
 ・CBC……毎週木曜26:00(翌2:00)~
 ・RKB……毎週火曜26:25(翌2:25)~
 ・BS-TBS……毎週土曜25:00(翌1:00)~

データ

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■発売日:2011年12月29日
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▼アニメDVD『アイドルマスター(3) 完全生産限定版』
■発売元:アニプレックス
■発売日:2011年12月29日
■価格:7,140円(税込)
 
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▼『アイドルマスター2 眠り姫(1)』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年12月17日
■価格:通常版 599円、ドラマCD付特装版 1,785円(各税込)
 
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▼『アイドルマスター2 The world is all one !!(1)』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年11月26日
■価格:599円
 
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▼『アイドルマスター2 Colorful Days(1)』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年10月27日
■価格:599円(税込)
 
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■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2011年10月27日
■価格:1,950円(税込)
 
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関連サイト

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