2011年12月15日(木)
▲舞台となるカークウォールの街の市章。 |
スパイクが2012年2月2日に発売するPS3/Xbox 360用ソフト『Dragon Age II(ドラゴンエイジ2)』の世界観を紹介する。
『Dragon Age II』は、PS3/Xbox 360用RPG『Dragon Age:Origins』と世界観を同じくする続編。今作では、前作の舞台となったフェレルデンから北へと逃れた難民の1人が主人公となり、10年にわたる物語が展開する。舞台となるのはカークウォールと呼ばれる街で、難民の1人でしかなかった主人公が、やがて街の英雄となり、栄光をつかみ取っていくことになるという。今作でも、冒険の過程はプレイヤーの選択次第で大きく変化し、時には仲間の生死や街の運命に関する重大な決断も存在するとのことだ。
また本作の世界では、種族間の問題や、勢力同士の対立などが不安定な社会情勢を作り出している。カークウォールの街にもそれは影響し、プレイヤーの選択が街の運命を決めることになるという。
作品中には、主に4種の種族が存在し、それが身分階級や差別に結びついている。さらに、舞台となるカークウォールは、難民を生んだフェレルデンとは別の国家である自由連邦に属し、国家とは別の教会やサークル・オブ・メジャイ、テンプル騎士団などの勢力が問題をさらに複雑化させ、火種がいつ爆発してもおかしくない状況を引き起こしているという。
▲上の地図で最南にあるのが、前作の舞台・フェレルデン。ダークスポーンと呼ばれる異形の攻撃を受け、国が大きく乱れている。そのすぐ北にあるのが自由連邦で、カークウォールやスタークヘイブンといった複数の街(都市国家)から成る。難民以外にも、カークウォールに問題の火種は尽きない。 |
人間 | エルフ | |
▲セダス大陸中で最も数の多い種族。国家を編成し、人間同士の争いも絶えない。創造主やアンドラステを信奉する教会を信仰している。 | ▲その昔エルフは自然と調和し、セダスで自由に生きる平和な種族だったが、人間による侵略を受け、現在は人間の奴隷にされてしまった。 |
クナリ族 | ドワーフ | |
北方の島国パー・ヴォレンを本拠地とする種族。人間よりもひと回り大きい体つきをしており、独自の宗教キュンを絶対的に信奉している。 | ▲地下に住むドワーフの社会には厳しい身分階級があり、特に地表に住むドワーフは、奴隷以下であると卑下(ひげ)される。ドワーフが地表に住む理由は、追放や自らの意思などさまざま。 |
<教会>
創造主と、その花嫁であるアンドラステを信奉するセダス大陸最大の教派。アンドラステ教会、または単に教会と呼ばれる。頂点に教皇がおり、大陸各地に支部が存在する。魔道士の自治組織であるサークル・オブ・メジャイ、そして魔道士を監視するテンプル騎士団は、ともに教会によって設立された。
<サークル・オブ・メジャイ>
教会が設立した魔道士の自治管理組織。単にサークルとも呼ばれる。この世界には、生まれた子どもに魔力が宿っていることがわかると、サークルにその子どもを預けねばならない規則が存在する。魔道士の力は危険で、時に悪魔を現実世界に呼び込み、人々を傷つけかねないためだと教会は主張。各地にサークル・タワーと呼ばれる塔を建て、そこに魔道士を収容して管理している。なお、カークウォールの場合は処刑塔がその役目を担っている。
<テンプル騎士団>
サークルによる管理を逃れようとする者を背教者と呼び、禁じられた魔法ブラッドマジックを使って人に害なすものをブラッドメイジと呼ぶが、そういった異端者を取り締まるため、教会が設立した組織がテンプル騎士団だ。テンプル騎士団は異端者に容赦なく対処するが、しばしばその手法の正当性が問われ、サークルとテンプル騎士団との間で争いが絶えない。サークル同様、騎士団は各地に存在し、各地の騎士団長が各々のテンプル騎士団を統括している。
フェレルデンの戦乱から逃れ、難民として家族とともにカークウォールへと逃れた主人公。物語が進むと、この広大な街の運命が主人公に託されることとなる。
▲カークウォールに近付く船に乗る人の視界に最初に飛び込んでくるのが、この街の名前の由来でもある“壁”――すなわち絶壁の崖だ。この切り立った崖には古代神を模した邪悪な守護者の像が多数設置されている。教会は数年にわたって教義に反するこれらの像を撤去しようと努力しているが、それでもすべてを破壊するのは不可能に近い。 |
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