2011年12月23日(金)
TYPE-MOONから、2012年4月12日にWindows PC用ソフト『魔法使いの夜』が発売される。価格は8,400円(税込)。
本作は、『月姫』『Fate/stay night』『空の境界』などのシナリオを手掛けた奈須きのこさんの新作ビジュアルノベル。『月姫』などに登場した“魔法使い”蒼崎青子(あおざき あおこ)の物語が描かれる。
原画は、伝奇小説『DDD』シリーズ(講談社刊)のイラストを手掛けたこやまひろかずさんが担当。エンディングテーマには、supercellのシングル第3弾『うたかた花火/星が瞬くこんな夜に』から『星が瞬くこんな夜に』が採用されている。
初回特典には、本作の設定資料画集“魔法使いの基礎音律”が付属する。
――坂の上のお屋敷には、2人の魔女が住んでいる――
1980年後半。華やかさと活力に満ちた時代の黄昏時。
都会に下りてきた少年は、現代に生きる2人の魔女とすれ違う。
少年はごく自然に暮らしてきて、
彼女は凛々しく胸を張って、
少女は眠るように隠れ住んで。
三者三様の星の巡り。
交わることなんてもってのほか。
何もかも違う3人の共同生活が始まるのは、あと、もうちょっと先の話――
蒼崎青子(あおざき あおこ)
現代に生きる魔法使い。ただし見習い。中学校までは魔術世界とはかかわりのない日常を送っていたが、高校入学から魔術師として祖父の遺産を継ぐことになった、もと、フツーの女子高生。気丈で負けん気の強い性格が幸いして、なんとか魔術師としての生活をこなしている。信じたことはとことんまでつっぱる姉御肌。特別なようでいて、どこにでもいる女の子。
久遠寺有珠(くおんじ ありす)
現代に隠れ住む魔女。最後の鳥。生まれついた時から魔術世界に生きてきた、生粋の魔女。とある事情から故郷イギリスを離れ、日本の地方都市に住み着いた。現在、お嬢様学園と名高い礼園女学院に通っている。無口で、他人とかかわりたがらないため、独りきりでもなに不自由なく暮らしている。信じたことはひたすら胸に秘める浪漫主義。特別なようでいて、そうでもない少女像。
静希草十郎(しずき そうじゅうろう)
現代に下りてきた田舎少年。ある意味タイムスリップ状態。街の豊かさに感心しつつ、少しずつ順応していく平凡な男子高校生。その前向きさはたくましいと言えなくもない。言葉は少ないが人なつっこい性格で、たいていの人間とは仲よくなれる長所を持つ。信じたことは、とりあえず黙っておく堅実派。特別でもないが、普通というワケでもない。
(C)TYPE-MOON
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