2012年1月12日(木)
セガは、“龍が如くスタジオ TOUR トラック”の出陣式を同社本社の社屋駐車場で行った。
龍が如くスタジオ TOUR トラックは、龍が如くスタジオの制作するPS3/Xbox 360『バイナリー ドメイン』とPSP『クロヒョウ2 龍が如く 阿修羅編』を試遊できる店頭体験会“龍が如くスタジオTOUR 2012”で用いられる車両だ。車両には音声認識が特徴の『バイナリー ドメイン』を試遊できるブースが用意されていて、2つある個室ブースでは周囲を気にせずに音声認識プレイを体験できる。
▲トラックの側面が展開して開くと、試遊ブースが明らかに。トラックの右側に設けられているのは『クロヒョウ2』の試遊スペースだ。 |
▲『龍が如く』でおなじみのデザインの龍も、車両にプリントされており、スタイリッシュなデコレーションの“龍が如くスタジオ TOUR トラック”。両タイトルのロゴと、それを制作する“龍が如くスタジオ”のロゴもデザインされている。 |
体験会は、1月14日のヤマダ電機LABI1 池袋モバイルドリーム館(東京)とWonderGOO 守谷店(茨城)での開催を皮切りに、2月12日のカメレオンクラブあづみ野店(長野県)での開催まで19店舗で行われる。そのうち11店舗では龍が如くスタジオ総合監督・名越稔洋さんのサイン会が開催され、サイン会のない8店舗でも先着100名に“名越稔洋総合監督 直筆サイン色紙”がプレゼントされるとのことだ。
開催日 |
会場 |
体験会実施時間 |
サイン会実施時間 |
1月14日 |
ヤマダ電機LABI1 池袋モバイルドリーム館(東京都豊島区) |
11:00~17:00 |
12:00~13:00 |
1月14日 |
WonderGOO 守谷店(茨城県守谷市) |
12:00~17:00 |
15:30~16:30 |
1月15日 |
ソフマップ秋葉原本館(東京都千代田区) |
11:00~17:00 |
12:00~13:00 |
1月15日 |
PAO青梅店(東京都青梅市) |
11:00~17:00 |
15:30~16:30 |
1月21日 |
ビックカメラ新宿西口店(東京都新宿区) |
10:00~17:00 |
色紙プレゼント |
1月21日 |
遊ING浜線店(熊本県熊本市) |
11:00~17:00 |
14:00~15:00 |
1月22日 |
フタバ図書TERA福岡東店(福岡県糟屋郡) |
11:00~17:00 |
13:00~14:00 |
1月22日 |
TSUTAYA上津店(福岡県久留米市) |
11:00~17:00 |
15:30~16:30 |
1月26日 |
GAMESマーヤ(東京都江戸川区) |
17:00~21:00 |
19:00~20:00 |
1月28日 |
フタバ図書TERA広島府中店(広島県安芸郡) |
11:00~17:00 |
色紙プレゼント |
1月28日 |
フタバ図書ソフトピア岩国店(山口県岩国市) |
11:00~17:00 |
色紙プレゼント |
1月29日 |
フタバ図書MEGA岡山青江店(岡山県岡山市) |
12:00~17:00 |
色紙プレゼント |
2月4日 |
TSUTAYA WAY 香芝尼寺店(奈良県香芝市) |
11:00~20:00 |
色紙プレゼント |
2月4日 |
ジョーシンディスクピア日本橋店(大阪府大阪市) |
13:00~18:00 |
色紙プレゼント |
2月5日 |
TSUTAYA WAY 奈良押熊店(奈良県奈良市) |
11:00~18:00 |
色紙プレゼント |
2月11日 |
ソフマップギガストア名古屋駅ナカ店(愛知県名古屋市) |
13:00~17:00 |
13:00~14:00 |
2月11日 |
いまじんウイングタウン岡崎店(愛知県岡崎市) |
13:00~17:00 |
16:00~17:00 |
2月11日 |
ヨドバシカメラ マルチメディア札幌(北海道札幌市) |
11:00~17:00 |
色紙プレゼント |
2月12日 |
カメレオンクラブあづみ野店(長野県安曇野市) |
11:00~17:00 |
14:00~15:00 |
出陣式には名越監督も参加しており、龍が如くスタジオの今年や、体験会について伺うことができた。『龍が如く5(仮)』についても触れているので、ぜひ読み進めてほしい。
――これから全国を回ることになるトラックですが、ご覧になっていかがですか?
びっくりしましたね。立派なものです。気合いと楽しさを感じてもらえると思います。ただ僕があれに乗って日本中を回るわけではないので、そこは勘違いしないようにしてください(笑)。あのクルマを見たら、僕が乗ってるんだと思って、石などを投げないようにお願いします(笑)。
――サイン会も11会場で実施されますが、意気込みをお聞かせください。
できる限り、行けるだけ行って、たくさんの方に会いたいと思っています。もう7年くらい前になりますが、『龍が如く』の最初の体験会・サイン会を新宿でやった時、これは忘れもしないですが、来てくれた方は5人だったんです。その時は、時間を持て余すやら、寒いやら、心も寒いやらでした。そこから1人増え、10人増えと参加してくださる方の人数もだんだんと増えて、何十人、多い時は100人単位で来てくださるようになりました。
その歴史を自分で見ているので、そこに対する思い入れというのは特別なものがあるんですね。商売としては、1人1人に手売りするうれしさもありますし、積み上げてきて、付いてきてくれたフォロワーの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。最初の5人の中にも、今も来てくださる方がいますし。なので、お礼をする気持ちと次の作品を作るエネルギーをもらう気持ちで頑張ります。
――それぞれのゲームの遊びどころ、見どころはどこですか。
『クロヒョウ2』については、前作が好評を得たので、そこを強化して新しい舞台も増えましたし、ドラマ感もある作品になっています。ただ反省点もあったので、ユーザーの方からの要望も含めて、そこは改善したつもりです。(『龍が如く』シリーズという)定番タイトルなので、きちんとやるべきところは、きちんとやったという作品ですね。
逆に久しぶりの新タイトルである『バイナリー ドメイン』は、『クロヒョウ2』とは毛色も遊び応えも違います。質感もプラットフォームもテイストも全部違うゲームを同時に展開するというのは、自分も初めてのことなので、「今、自分はどっちの自分なんだ?」と感じることもあるんですけど(笑)。どちらのタイトルも龍が如くスタジオの中では、スキルのある人間たちが一生懸命作った作品であることは間違いないです。どっちを食べてもおいしいものだととらえてもらえればうれしいなと思います。
――先日、カウントダウンが話題になったショートフィルムの“アサルト君”ですが、いよいよ明日公開になりますよね。
新作ゲームの発売だと思われた方も多くて、怒られたりもしたのですが、そこはちょっと申し訳ないところでした。公開直前ですけど、正直言って、昨日の夜も編集の方針で結構モメてですね。コントというのは僕も初体験なんですけど、奥が深いなとしみじみ思いますね。僕がこれまでいろいろな経験を積んできたのは、ゲーム作りの中で積んできたものがメインです。けれど、ゲーム作りにまつわった他の経験も、僕の中で全部スキルになっていると思うんですね。それこそ、映画のプロデューサーをしたり、楽曲のPVの監督をしたり、メディアに出てみたり。
今回はコントを一生懸命やることによって、ゲームではないけれど、笑える“間”の難しさなど非常に勉強になりました。『バイナリー ドメイン』のシリアスな部分から、よりちゃんと真逆にするためには、より真剣に笑わせないといけないですしね。けれど自分が勉強するためにやっているわけではなく、笑ってもらうためにやっていますから。箸休めのようなつもりで楽しんでもらえればと思います。
――多数の企業とのタイアップなども両タイトルの特徴かと思いますが、まだ未発表のコラボやタイアップはありますか?
2次的な展開はあるかもしれませんが、ほとんどは発表しています。ただ『クロヒョウ』は『龍が如く』の弟分ということで、前回も横に広がる展開をいろいろしていきました。公開できるもの、できないもの含めて、仕掛けはいろいろしているので、広がりのある話題をどんどん出していけるはずです。発売日が遠い未来のことではないので、追って話せるのではないかと思います。
――辰年ということで、今年は『龍が如く』の年になるかと思いますが、年始めということで抱負をお聞かせください。
それは本当に何十人の方に言われました(笑)。でも、それはそれでうれしいんですよね。『龍が如く』を最初に作った時、「辰年に何かやりたい」という話もあったんです。でも当時は「辰年までこのタイトルがあるのかな?」という話もあって。でも実際に辰年が来て、辰年に最高の盛り上がりがあるような展開になってきました。時間というのは勝手に来るんですけれども、辰年まで自分たちが勢いを保てて、さらにつなげていけました。それを思うと、偶然で辰年が勝手にやって来たわけではないと思います。
『クロヒョウ2』が出た上で、新しいリニューアルした姿の『龍が如く』、初めて1年というサイクルを越えた、価値観の高まった『5』を提案できる年にしたいなと思っております。『龍が如く5(仮)』については、ぜひ続報をお待ちいただきたいなと思います。ただ、今は『バイナリー ドメイン』と『クロヒョウ2』で手一杯なので、新しい『龍が如く』に関しては、少なくとも3月いっぱいまではそっとしておいてください(笑)。基本、僕は言いたがりなので、4月になったらすぐ言い出し始めますから、よろしくお願いします。
(C)SEGA
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