2012年1月25日(水)
――リアルマネーの課金をコインにだけ採用した理由はなんですか?
RucKyGAMES そもそも、普通にプレイするぶんにはリアルマネーの課金なしで、十分遊べます。そして後半になると、ある山を越えた段階で、コインが余ってくるバランスになります。で、課金が必須のバランスにしようと思えば、いくらでもできたんですよ。例えば、いい釣りざおは課金による購入のみとか。そういう風にするのは、すごくイヤだったんで、『FF』はソーシャルゲームっぽいけど、そういうところを否定する形っていうか。
――プレイしていて、序盤以外は特にコインには困らないですよね。
RucKyGAMES 後半は「伝説のウキ」と「伝説のさお」を使っていれば、コインがたまるんですよ。釣りざお代よりもいいものが釣れる。だから、課金でコインを購入する必要はないんですよね。
――課金はしなくてもいいよと断言(笑)。
RucKyGAMES ただまあ、課金でコインを買うとすごく楽にはなります。
――後半はアイテムのテーブルがよくなるから、コインに困らなくなるってことですか?
RucKyGAMES テーブルがよくなるというより、単純に「レア度」の問題ですね。アイテムの「レア度」が高いと、かなりのコインがもらえるんですね、気づいたら。いろいろと内部数値をいじってたら、最終的にそんな形になったんです。だから後半、ものすごくコインが余っちゃう。このことから、後半に解放されるフィッシュポンの1回あたりの価格設定は、かなり高めにしました。
――ホントだ。1回で5,000は高いですね。
RucKyGAMES 高いんですよ。ここでコインを消費してくださいと。そして、少しだけ、やっぱり、リアルマネーも欲しいんで(笑)。課金を利用してほしいという気持ちが、ここにこっそり表れている(笑)。
――なるほど(笑)。
RucKyGAMES ただし最後に解放されるフィッシュポンは、そのほかの4種類で入手できる魚のうち、レア度の高いものだけが出る仕組みになっています。また、このフィッシュポンでしか出ない魚も1種類だけあります。
――新たなフィッシュポンの解放など、新要素の解放は「STATUS」の「次回要素解放まで」の項目でチェックできますよね。これにはコインが関係しているのですか?
RucKyGAMES 「次回要素解放まで」の数値に関係しているのは、★(スター)ですね。
――ああ、そうなんだ。実はプレイしていて、この★(スター)がなんなのかわからなかったんですよ。
RucKyGAMES 実はこれ、開発の終盤で付け足した要素でして……。そういえば、どこでも説明してないですね(笑)。
――これが新要素解放のフラグになっているわけですか。
RucKyGAMES らしいんですよ。
――らしいんですか(笑)。
RucKyGAMES どこかに書いておいたほうがいいですよね。正直、わかってもらえないだろうし。実は、グラフィッカーさんから経験値システムを入れたほうがいいって意見がありまして、よし、それじゃあ入れようと決めたんですが、1年ぐらい経って、やばい、入れてないよ、どうしようと。
――(笑)。
RucKyGAMES そして、なんとか入れました。
――この★(スター)によって、新たなステージやフィッシュポンが解放されていくんですね。
RucKyGAMES そういう要素がだんだん解放されていくようにしたほうが、長く遊んでもらえると思いました。ただ、ちょっと解放のタイミングが早すぎたとも思っています。思いのほかすごいペースでプレイする方がいるんで。
――早い人は早いですよね。
RucKyGAMES 2日ぐらいで全部解放されちゃったり。
――それはすごい!
RucKyGAMES 正直、10時間とか連続して遊ぶタイプのゲームじゃないと思っていたんですけど。もうちょっと、ゆっくり遊んでほしかったですね。
――そもそもゆっくり遊ぶバランスですよね。のんびりと。
RucKyGAMES 通勤の電車に乗る前とか、乗っている間とか。
――1日10分とか。
RucKyGAMES 時間の経過によって、タイムボーナスももらえます。20分も遊ぶと飽きちゃうと思うんですけど。
――ゲーム性から考えると、ちょろちょろ遊ぶバランスですよね。話は戻りますが、★(スター)によって解放されていくのは、ステージとフィッシュポンだけですか? 釣れるアイテムのよさにも影響するのでは?
RucKyGAMES 釣れるアイテムのよさは、アイテムの所持状況が影響していますね。所持している個数や種類によって、内部的にこっそり釣れるものを更新しています。ちなみに、RucKyGAMES作品のアイコン系アイテムに関しては、ゲーム開始時にタイトル画面下の「RucKyGAMES」のロゴからホームページに行くことで、早い段階から釣れるようになります。ゲームを遊んでいれば、いずれは登場するんですけど、その登場タイミングが早まる形ですね。あと、この方法でRucKyGAMESのホームページに行くと、釣れるもの(レア度)のテーブルが少しよくなるんですね。隠し要素というか(笑)。
――誰も気づかない隠し要素じゃないですか(笑)。
RucKyGAMES 本当に地味なんですけど、少しだけテーブルがよくなっています。正直、体感ではわからないレベルだと思いますけど、たしかそうしたはず。だからぜひ、ホームページも見ていただけると。
(C)RucKy
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