2012年1月26日（木）

【電撃モンハン3（トライ）Gプレイレポート】男塾先輩の狩猟日記“新米ハンターの受難4”

※このプレイレポートは、「電撃MH3（トライ）G」サイト担当の男塾先輩による、汗と涙と感動の狩猟日記になる……予定です。ほぼ毎日更新でお届けしております。

　前回、（3回リトライしたものの）クルペッコ狩猟に成功した新米ハンターのひよこ。「とりあえず村クエスト進めておくー」と言ったきり、しばらく音沙汰がない。まさか……諦めてしまったんではないだろうな。ちょっと連絡してみる。

件名：進んだ？
本文：先日はおつかれさまでした。あれから音沙汰がないのでお兄さんはとても心配しています。ちゃんと食べていますか？　クエスト前は食事しないといろいろと厳しいですよ。忘れないでくださいね。村のクエスト順調ですか？　連絡くらいよこせばか。

～返信～

件名：ごちそうさまでした
本文：先日はご馳走いただきましてありがとうございました。おかげさまで大きなモンスターが出てきても動じない強い精神力を持つことができました。あれから自分なりにがんばって、村のクエストもだいぶ進みました。上位クエストというのが受けられるようになったのです。すごいですか？　やっぱりすごいですよね。褒めてください。ばか言うな。

　おお!?　上位まで行ったのか！　これは予想外。というか、ちゃんと1人でがんばってたのは偉い。やっぱりあきらめないって大事だね。これは褒めてあげないとだなー。

件名：よくやった
本文：マジですごい！　1人でよくやった。ちょっと見直した。難しいところなかった？

～返信～

件名：心は折れそうになった
本文：だいたいのモンスターは3回くらい失敗しちゃって、でも動き見てたらなんとかなった。時間めっちゃかかるけど、あきらめなかったよ。褒めて褒めて。あと、またなんか食いたい。中華食いたいよ中華。

　わかった……こいつを突き動かしているのは食欲だ。まぁ、なんにしてもこの前まで右も左もわからなかった女の子が、1人で上位クエストまで行くなんて、俺の想像以上の進歩。ご褒美に中華おごってやるか……。

件名：よし
本文：じゃあ中華食いながらまたクエスト行くかー。欲しい素材とかあれば手伝うよ。

～返信～

件名：うーん
本文：ぼちぼち装備変えたいんだよね。上位の素材で作ったほうがいいと思うんだけど、何がいいかわかんないから当日教えてください。あと中華マジで期待してる。麻婆豆腐食べたい。

　麻婆豆腐でいいのか……安上がりで助かった。さて、上位素材ね。ひよこは双剣だったから、スキルとしては「砥石使用高速化」「見切り」「高級耳栓」「耐震」とか、近接武器で重宝するものが発動する装備がいいだろうな。そうなると、ネブラSシリーズとかどうかな。「砥石使用高速化」に加えて「耳栓」も発動。空きスロットを使えば「高級耳栓」にもなるし、「状態異常攻撃＋2」も付くので、麻痺や睡眠、毒の双剣の効果も増す。どうかなーと。問題はギギネブラを狩らないといけないことだけど……ひよこ行けるかな……。

　さらに数日後。
　待ち合わせの中華料理屋に行くと、すでに注文したものを食べているひよこの姿が。俺を……待たないだと……。

「あ、おつかれさまー。お先にいただいておりますー」

　麻婆豆腐らしきものを食べながらニンテンドー3DSをいじっているひよこ。テーブルの上には麻婆豆腐の他にもなんかいろいろあるんだが……。まぁ、いいけどさ……。

「1人で村クエストの上位まで行くとは、なかなかやるねー。今の装備はどんな感じなの？」

　ひよこの本体を借りて装備チェック。えーと……アロイシリーズね、なるほど。ほとんど鉱石だけで作れるから作りやすいし、スキルも「砥石使用高速化」「見切り＋1」「風圧【小】無効」が発動している。双剣を使うひよこにとってもいい装備じゃないかな。こいつ、結構考えてるなー。ちょっと意外。

「いい装備選んでるじゃん。スキルとかちゃんと考えたの？」

　相変わらずシュウマイを口いっぱいに頬張りながら「いひおう（一応）」とだけ返事してきた。いいから食べなさい、早く。

　武器は双剣のデュアルトマホーク。1個上のデュアルトマホーク改にもすぐに強化できそうだけど、現状の武器としては問題ないかな。他にもいろいろと作れなくはないけど、多分いろいろと課題与え過ぎるとパニックになると思う……ので、とりあえず1個ずつクリアさせていこうというのが、自分なりの強化プラン。まずは上位の装備を作ってみようと思う。

「とりあえずハンターランクを上げたいところだけど、まずは上位の装備を作ろうか。この間言ってたネブラS装備とかどう？」

「うん、いいと思うよ。それ、行こう行こう」

　本当にわかってるのか……こいつ。あ、しまった。上位のギギネブラを港で受注するには、ひよこのハンターランクが足りないじゃん。うーん……仕方ない。ここは俺がアドバイスしながら、ひよこの村クエストでギギネブラを狩猟させるか。

「かくかくしかじかで、今は俺と一緒にギギネブラ狩猟できない（というかハンターランクを上げてもいいんだけど、たぶんそれで今日終わっちゃう）から、村クエストのギギネブラやろう。1人で。アドバイスはするから」

　案の定「えー」と文句を言い出したが、「オマエ、もう食ってるよね」とこちらが切り返すと「ぐぅ」と低い声を出した。人がぐぅの音を出すところをリアルで聞いた初めての瞬間だった。なにはともあれ、ひよこの次のターゲットはギギネブラ。トリッキーな動きにどう対処するか、見ものである。

「あ、始める前に1ついいかな？」

「お、質問？　なんでもいいよ」

　知らないことを知ろうとするのはいいことですよ。なんでも聞いたらいいんです。知らぬは一生の恥なんて言いますからね。

「あのー杏仁豆腐頼んでもいいですか？」

　……いいよ、頼みなさいよ。ちょっとそんな気がしてたからね、俺も。腹が減ってはだよね！（超食ってるけどな、コイツ！）

つづく。

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