2012年1月27日(金)
1月第3週(集計期間:2012年1月16日~22日)のソフト販売ランキングは、年末商戦を牽引した『マリオカート7』『モンスターハンター3(トライ)G』『スーパーマリオ 3Dランド』の3DSの3タイトルが再びトップ3を独占しました。商戦期が終わり勢いは落ちたものの、販売実績は『マリオカート7』が3.9万本(累計139.8万本)、『モンスターハンター3(トライ)G』が3.3万本(累計114.9万本)、『スーパーマリオ 3Dランド』が3.0万本(累計126.7万本)。ミリオンヒットを達成した後も、引き続き順調に販売実績を伸ばしています。
ちなみに、3DSソフトの発売からの累計販売数は94タイトルで868万本ですが、前記3タイトルで381万本、構成比で43.2%のシェアを占めています。メーカー構成比では、トップの任天堂が46.0%、2位のカプコンが16.6%を占め、上位2社で実に6割以上のシェアを占めている状況です。過去、任天堂ハードにおいては任天堂タイトルばかりに人気が集中し、サードパーティタイトルが売れず、結果としてタイトル数の減少を招いたことが何度かあります。それだけに、『モンスターハンター3(トライ)G』に続くサードパーティのヒット作が生まれてくるか否かが、3DS市場にとっては今後の大きなポイントになりそうです。
新作では、パリを舞台にリズムとストーリーが融合した新感覚の3DS用A・AVG『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』が4位に初登場したのをはじめ、人気アクション『お姉チャンバラ』シリーズ最新作のXbox 360『お姉チャンバラZ~カグラ~』や、PSP『ヒーローズファンタジア』、3DS『ラビリンスの彼方』といったタイトルがトップ10内に顔を並べました。
一方、好調な3DSとは対照的に、12月17日に発売された新型ゲーム機・PS Vitaの苦戦が続いています。発売から約1か月が経過しましたが、本体の累計販売数は51.2万台。50万台は突破したものの、2週目以降はPSPを下回る状況が続いており、ここ2週間は週販2万台を切っています。ソフトも23本(そのうち2本がダウンロード専売)が発売されましたが、『みんなのGOLF6』の10.7万本が最高位。本体に対するソフトの装着本数は1.08本となっています。低迷していた3DSが価格戦略と有力タイトルの発売で一気に息を吹き返したように、PS Vitaについても本体を大きく牽引するキラータイトルの早期出現に期待したいところです。(アスキー総合研究所)
順位 |
前週 |
機種 |
タイトル名 |
メーカー |
発売日 |
推定 |
累計 |
1 |
2 |
3DS |
マリオカート7 |
任天堂 |
11/12/01 |
38,656 |
1,398,176 |
2 |
3 |
3DS |
モンスターハンター3(トライ)G |
カプコン |
11/12/10 |
33,239 |
1,148,553 |
3 |
4 |
3DS |
スーパーマリオ 3Dランド |
任天堂 |
11/11/03 |
29,876 |
1,266,989 |
4 |
- |
3DS |
リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産 |
セガ |
12/01/19 |
29,648 |
29,648 |
5 |
- |
X360 |
お姉チャンバラZ~カグラ~ |
D3パブリッシャー |
12/01/19 |
21,029 |
21,029 |
6 |
- |
PSP |
ヒーローズファンタジア |
バンダイナムコゲームス |
12/01/19 |
15,920 |
15,920 |
7 |
- |
3DS |
ラビリンスの彼方 |
KONAMI |
12/01/19 |
13,361 |
13,361 |
8 |
1 |
PSP |
スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD |
バンダイナムコゲームス |
12/01/12 |
12,581 |
92,931 |
9 |
5 |
PS3 |
無双OROCHI2 |
コーエーテクモゲームス |
11/12/22 |
12,433 |
347,972 |
10 |
8 |
Wii |
JUST DANCE Wii |
任天堂 |
11/10/13 |
9,478 |
526,090 |
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