2012年2月6日(月)
バンダイナムコゲームスは、ACT『機動戦士ガンダム EXTREME VS.(エクストリームバーサス)』を使った大会“『機動戦士ガンダム EXTREME VS. 』PREMIUM DOGFIGHT 2012 決勝大会”を、2月4日に東京のディファ有明で開催した。
このイベントは、『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』を使った、チーム対戦バトルの決勝大会。2011年10月より行われてきた予選を勝ち抜いてきたチームと当日枠をあわせた128組が一堂に会して、最強チームを競い戦いあった。
▲会場には、1/10スケールのダブルオーガンダムやユニコーンガンダムが展示されていた他、バンダイから発売されている玩具『ガンプラ』シリーズやPS3用ジョイスティックも見ることができた。 |
また、イベント中には、2012年春に稼働を予定しているアミューズメント施設向けACT『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST(エクストリームバーサス フルブースト)』のステージイベントが展開。新情報が公開されたので、その模様をお伝えする。
『機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST』は、2010年9月に稼働した『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』を大幅にバージョンアップした、AC『機動戦士ガンダム VS.』シリーズの最新作。『ガンダム VS.』シリーズ最多となるモビルスーツ(MS)が参戦し、過去シリーズで人気だった機体や新たなMSが続々登場する。
壇上に登場した馬場龍一郎プロデューサーは、新たなプロモーション映像を公開。映像の中では、ストライクノワールやギャンといった新機体や、フリーダムガンダムやジオング、ガンダムデュナメスやアストレイブルーフレームセカンドLといった、PS3版の追加機体を確認できた。また、新システムとして、“エクストリームバースト”が2種類になること、バーストアタックが全機体に搭載されることなどが公開された。
▲左から、フリーアナウンサーの高橋大輔さん、馬場プロデューサー、歌姫であるラクス・クラインの格好で登場したタレントの椿姫彩菜さん。椿姫さんは、本作をプレイしているユーザーでもある。 |
▲映像中からは、さまざまな新事実が明らかに。集まったプレイヤーは、情報をもらさないようにと、固唾をのんで見入っていた。 |
▲キービジュアルとキャッチコピーはこちら。イラストは、ガンプラのイラストを手がける森下直親さんが、題字はサンライズが手がけ、豪華なコラボになっているという。 |
エクストリームバーストは2種類となり、ASSAULT BURST(通称Aバースト)とBLAST BURST(通称Bバースト)が用意される。Aバーストは、攻撃力と機動力が上がる代わりに防御力が下がる。また、EXゲージが半分の時点で使う覚醒では、これまでとは異なり弾数が回復しない。一方のBバーストは、攻撃力と機動力の上がりは小さいが、防御力も上がる。また、ゲージ半分での覚醒でも弾数が回復する上に、時間が長いというメリットがある。なお、この仕様は現時点でのもので、稼働までに変更される場合もあるとのこと。
▲バーストタイプが2つに! 馬場プロデューサーの説明を聞いた会場はざわめきだち、どちらにするかを話し合う人が多数いた。 |
新たな参戦作品として、『月刊ガンダムエース』(角川書店刊)にて連載中のコミック『ガンダムEXA』のメインキャラが参戦する。作中では、前作とのコラボで生まれたエクストリームガンダム(type-レオス)が活躍しているが、その機体に加えて、パイロットのレオス・アロイとプレイヤーナビのセシア・アウェアも本作に登場する。レオスを岡本信彦さんが、セシアを竹達彩奈さんが担当することが明かされると、会場からは歓声が上がった。
▲赤いボディが印象敵のエクストリームガンダム(type-レオス)。一体、どんな性能になっているのだろうか? |
▲キャラクターに声を当てる、声優も公開された。映像化されていない作品ということで、このためにオーディションを行ったという。 |
エクストリームガンダム(type-レオス) |
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▲元々はex-の手によって生み出されたエクストリームガンダムを、セシアが“常識的”に改修した機体であり、前作で猛威を振るったex-のエクストリームガンダムと共通する特徴を持つ。パイロットはレオス・アロイ。 |
また、オープニングの手がけるアーティストも発表された。前々作『機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT』をGACKTさん、前作をLINKIN PARK(リンキン・パーク)が担当したということで、このハードルをどうするかが命題だったという。そんな馬場プロデューサーの口からは、Hi-STANDARDのフロントマンである難波章浩さんと、元THE MAD CAPSULE MARKETSのメンバー・上田剛士さんによるコラボアーティストが、楽曲を書きおろしていることが明らかに。
▲左が難波章浩さんで、右がAA=の上田剛士さん。 |
ここで、楽曲『FIGHT IT OUT feat. K(Pay money To my Pain)』とともに、オープニングムービーが公開された。実は、今回のイベントではこれまでに発表されてきた新機体しか公開されていない。ところが、映像中には初公開となる、もしくは今後追加される機体も出ているとか。大勢のファンが見守る中、オープニングムービーが上映された。
映像が終わると、ザワザワというどよめきに続いて拍手が巻き起こった。馬場プロデューサーによると、OP曲は作った2人が「パンクでもロックでもない、ニュータイプと呼べる楽曲!」という自信作だという。
ファンが気になるのは、いつ稼働するのかということ。まずは、今週末よりロケテストを行うことを明らかに。詳細は公式で発表されるとのことだが、「7年ほど最初のロケテは?」や「西のユーザーさんにも機会を作る」と言っていたことから、勘のいい人は推測できるのではないだろうか。続いて本稼働は、4月上旬を予定していることを宣言。「1週目くらいには一斉稼働します!」ということなので、もうしばらくの辛抱だ。
また、2月18日に開催される“AOU2012 アミューズメント・エキスポ”にも出展が予定され、バンダイナムコゲームスのステージで岡本信彦さん、竹達彩奈さんをゲストにお迎えして『FULL BOOST』の魅力を紹介するとのことなので、足を運んでみては?
▲発表に続いて、TOP GUNの川添智久さんが姿を見せ、『機動戦士Vガンダム』のオープニングテーマ『STAND UP TO THE VICTORY ~トゥ・ザ・ヴィクトリー~』を披露。往年のファンの心を震わせた。 |
▲続いて、TOP GUNの鵜島仁文さんも登場。2人で劇場版『機動戦士ガンダム』の主題歌『哀戦士』を熱唱した。 |
“PREMIUM DOGFIGHT 2012 決勝大会”では、クロスボーン・ガンダムX1フルクロスやダブルオークアンタ、インフィニットジャスティスガンダムやトールギスIIIが目立っていた。ついで、マスターガンダムやストライクフリーダムといった機体だ。他にも、ザク改やヒルドルブという低コスト機を使う人も。
実況・解説を担当していた店員Aさんと黒日さんは、クロスボーン・ガンダムX1フルクロスとトールギスIIIが多かった理由について「180秒というタイム制限があり、引き分け続けることができないために、攻撃力がある機体を選択したのでは?」と分析していた。対戦では苦手なステージを引いたり、相性の悪い相手とぶつかりなげく声や、見事な逆転勝ちを収め、歓喜に沸く声が上がっていた。
決勝トーナメントからは、3本勝負で2本先取となる。さまざまなチームが戦っては敗れていく中で、決勝に進んだのは、東京ゲームショウ2011で開催された大会“『機動戦士ガンダム EXTREME VS.(エクストリームバーサス)』 10th ANNIVERSARY DOGFIGHT in 東京ゲームショウ2011”にて優勝をはたした“逃げないで戦ってください”と、準決勝でダブルオークアンタとトールギスIIIというミラーマッチを制した“さざめけっ”であった。
▲ザク改やヒルドルブというコスト1,000の機体を操る“逃げないで戦ってください”(画面左)に対して、ダブルオークアンタとトールギスIIIで臨む“さざめけっ”(画面右)。 |
▲取っては取られてで、3本目までもつれ込んだ決勝であったが、3戦目に、ヒルドルブとザク改に仕事をさせなかった“さざめけっ”が優勝をもぎ取った。 |
▲優勝した2人には、賞状と楯、さらにPS3版『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』と、PS3版アーケードスティックの目録が贈られた。 |
▲表彰式に続いて、TOP GUNの2人が再び登場。激戦を戦い抜いた一堂に、『機動武闘伝Gガンダム』のOP曲『Trust You Forever』を贈った。 |
(C)創通・サンライズ
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