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2012年2月16日(木)

これから青春を楽しみたい人へ! 電撃小説大賞・電撃文庫MAGAZINE賞 『明日から俺らがやってきた』の高樹凛先生にインタビュー!

文:電撃オンライン

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■ 「おもしろい」の声が創作活動を後押し ■

――小説を書くようになったキッカケはなんですか?

 Web上で発表されている作品を読んで、自分でもやってみたくなって書いたんですよ。そして作品を発表したら、「おもしろい」と言ってくださる方がいまして。そこからどんどんとのめり込んでいった感じです。

――執筆を始めたのはいつですか?

 大学生のころから書いていたんですが、一時期書いていない期間もあったりしました。

――そうなんですね。子どものころのエピソードで、絵日記に“警視総監の祖父にヘリでハワイに連れて行ってもらった”などと書いて周囲にビックリされていたとあったので、もっと小さいころから書いたりしているのかと思っていました。

 周囲を驚かせるのが好きだったんですよ。子どものころの想像力やアイデアってすごかったんだなぁと思うことしきりです。こんな嘘を堂々と書けた度胸にも驚きですね。

――今は、アイデアを出すために何かしていることなどはありますか?

 映画を見ている時や、買い物をしている時など執筆とまったく関係ない時に思いつくことが多いです。だいたいケータイを持ち歩いているので、それでささっとメモを取っておきます。

――映画がお好きなんですね。

 ええ。最近だと三谷幸喜監督の『ステキな金縛り』が好きでした。『リアルスティール』も見たかったんですが、ちょっと見に行く機会がありませんでしたね。

――他にはどういったものを見たり読んだりしますか?

 マンガは大好きです。『HUNTER×HUNTER』や『宇宙兄弟』、『プラネテス』などが好きです。

――SFがお好きなんですね。

 最近SFにハマっている感じです。特に『宇宙兄弟』は春にアニメ化されるので、注目しています。

――最近注目している作品をいくつか挙げていただきましたが、中学・高校生のころはどのような作品を見たり読んだりしていたのでしょうか?

 電撃文庫もよく読んでいました。佐藤ケイ先生の『天国に涙はいらない』や上遠野浩平先生の『ブギーポップ』シリーズ、橋本紡先生の『リバーズ・エンド』シリーズが好きです。アニメだと『スレイヤーズ!』シリーズや『エヴァンゲリオン』なんかで盛り上がっていました。『SMガールズ セイバーマリオネットJ』あたりも当時好きだった記憶がありますね。

――ゲームは遊ばれますか?

 はい。最近までずっと『ストリートファイター4』を遊んでいましたが、最近……アニメが終わってしまった後なのですが『アイドルマスター』を始めまして。これがおもしろいんですよ。

――電撃オンラインでも特集ページがありますので、ぜひご覧ください。ちなみに、『アイドルマスター』では誰がお好きですか?

 真です! ちなみに『ストリートファイター4』ではいぶきをよく使っています。

――今後はどういった作品を書いてみたいですか?

 バトルが前面に出た作品も書いてみたいと思っています。先ほども『宇宙兄弟』や『プラネテス』を挙げましたが、SFやメカメカしいものが出てくる作品を書いてみたいです。

――それでは最後に、読者へのメッセージをお願いします。

 今、中学や高校に通っている人、まさにもうすぐ進路選びをしなければいけない人にとってはわりと身近なテーマを扱った作品です。青春の甘酸っぱい感じも盛り込みつつ、読みやすい内容になっているかと思います。またすでに大学に通っている人や、社会人として働いている人も懐かしい感じで読んでいただけると思いますので、ぜひ手に取ってみてください。よろしくお願いします。

データ

▼『明日から俺らがやってきた』
■発行:アスキー・メディアワークス
■発売日:2012年2月10日
■定価:599円(税込)
 
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