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2012年2月20日(月)

いよいよ発売直前! 原作並の残念さがしっかり味わえる『僕は友達が少ない ぽーたぶる』プレイレポ♪

文:電撃オンライン

 ユニバァァァアアアアス! どうも、ライターのカワチです。とりあえず景気付けに叫んでみました。先日、エア友だちと楽しく会話していたところ、編集さんから「お前にピッタリのソフトがあるからプレイしてみろ」と2月23日発売のPSP用AVG『僕は友達が少ない ぽーたぶる』を渡されました。

 本作は、TVアニメ化もされたライトノベル『僕は友達が少ない』を題材にしたアドベンチャーゲームです。友だちを作るために立ち上げた“隣人部”のメンバーたちがリア充を目指す、残念な青春ストーリーが描かれるのです。ゲーム版では、原作者・平坂読さん監修による各ヒロインのルートが搭載され、マルチエンディングになっている点も見逃せません。

 で、リアル“はがない(=僕は友達が少ない)”のため、原作やTVアニメをキャラクターたちに共感しながら楽しんでいるボクにとっては願ったり叶ったりな依頼じゃないですか! もちろん2つ返事でOKしましたよ。

■いきなり残念なスタート!■

 ゲームを起動すると「ともちゃん知っていたか? この作品はフィクションで登場する団体は架空のものらしいよ?」という夜空の独り言がスタート。……いきなり切ない気持ちになりました。さ、さすが『はがない』のゲームだぜ!(ちなみにこのボイスは起動するごとに毎回ボイスが変わるようです)

 気を取り直してゲームを始めると、オープニングテーマ『残念系隣人部★★☆(星二つ半)』とともにOPムービーが流れます。これはTVアニメ版の内容と同じものですが、ノンクレジット版なのがうれしいところ。それにしても理科のお尻フリフリは何度見てもインパクトがありますね……。

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▲TVアニメでは見ることができなかったノンクレジット版のOPムービーを見ることができます。

 そんなOPが終わるとタイトル画面へ。はやる気持ちを抑えてまずはチュートリアルを選択します。ここでは幸村と理科から“あるあるシステム”や“キーワード選択肢”といった本作独自のシステムについてレクチャーを受けることができます。AVGのため、それほど難解なシステムはありませんが、2人の会話がおもしろいので一度ご覧になることをおススメします。キーワード選択肢の項目では理科の名言「ユニバァァァース!」も聞くことができますよ。てか、名言出るの早いな。まだ始めたばっかりだよ!

■隣人部はどこにいても変わらない!?■

 そんなわけでシステムを理解したところでいよいよ本編を開始! ゲームは「リア充になったときに備えて合宿をしたい」という夜空の案により、星奈の別荘がある南の島へ行くところからスタートします。

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▲リア充を目指して息込んで無人島にやってきたものの、船酔いでいきなり顔面蒼白の面々。残念な幕開けです……。

 南の島が舞台ということは、みんなの水着が拝める!? と、期待したものの夜空はTVアニメでもおなじみのフルボディの水着……。なんたる空気の読めなさ。とはいえ、他のメンバーはちゃんとした水着ですし、星奈もビギニでそのわがままボディを惜しみもなく見せつけてくれます。最高!

 夜になり全員がリビングに集まると、いつもの調子で夜空と星奈がケンカを始めます。ここで、自分で会話したい相手を選ぶことができる“隣人部システム”が発生したので、理科を選択して2人を止めてもらうことにしました。しかし彼女はそんな期待を裏切り「理科を持ち上げてもなにもでませんよ? いえ、ご希望でしたら後で出しますが」と謎の下ネタを言い出します。さらに、なぜか服を脱ぎ出そうとするじゃないですか! なんだか事態がよけいにややこしくなってる! ……隣人部の誰かに協力してもらおうと思ったのが間違いだったようです。

『僕は友達が少ない ぽーたぶる』
▲好きなキャラクターに話しかけることができる“隣人部システム”。誰にも話しかけないというパターンも存在します。

 そして翌日。いよいよ本格的な合宿がスタートするのか!? と、思いきや星奈はゲームを始めるし理科はオンリーイベントのサークルチェックをしたりと、みんな自分勝手な行動を始めてしまいます。こ、これでは合宿の意味がないのでは。さすが隣人部、友だちができない理由がよくわかります

 仕方ないので1人1人会いに行くことにします。ちなみに本作には“鷹の目システム”が搭載されており、どこに誰がいるのかが一目瞭然。好きなキャラクターに会いに行くことができるのです。

『僕は友達が少ない ぽーたぶる』
▲ミニキャラクターのアイコンが表示されるため、誰がどこにいるのか迷う心配はありません。

 ということで気になるキャラクターのところに訪れてみると、夜空がマリアに「海で転ぶとフジツボに体を侵略される」とウソを教えていたり、星奈が興奮しながら小鳩のことを追いかけていたりと、いつも通りの隣人部が見ることができました(笑)。舞台は無人島に変わってもノリは原作小説やTVアニメと同じで安心です。

 その後、お昼ご飯に。ここでは星奈が外に出て焼きソバを食べたいと言い出します。どうやら“その場の雰囲気を楽しめるようにならないと友だちができない”ということをギャルゲーから学んだらしいです(笑)。理科が割りバシと焼きソバでBL妄想をするのを尻目に……料理が完成! みんなで食べようとするもある事件が……。これぞ隣人部。リア充にはほど遠いようです……。

 昼食が終わるとマリアとの会話へ。ビーチバレーをしたいという彼女の願いを叶えるため、他の隣人部のメンバーを誘うことになります。先ほどマリアから手に入れた“ビーチバレー”というキーワードを使って話しかけてみます。しかし海にいた夜空は、船酔いの悪夢がよみがえったのでマリアの相手をしているヒマはないみたいですし、リビングの理科も参加しても残念な気になりそうだし小説の続きが気になるからと断るしでメンバーが集まりません! ……友だちができない理由がよくわかります!

『僕は友達が少ない ぽーたぶる』
▲ちなみに本作ではキーワードを持っていると選択肢が増えることがあります。星奈や理科をビーチバレーに誘えるような選択肢もあったのかも?

 といったように、無人島に来てもいつもと変わらない隣人部の面々。ある意味、安心しました! ……そんな彼らですが、なんとこの後、島でのサバイバルを余議なくされてしまいます! はたして彼らは協力して島で生活することができるのか、それともここで野たれ死んでしまうのか(笑)。ぜひ、ここから先は皆さんの目で確かめていただければと思います!

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▲電気が使えなくなり、帰りの船も途絶えてしまいます。はたして小鷹たちは生きて島から出ることができるのでしょうか。

■おまけのブロック崩しも『はがない』らしさが!■

 また、本作には某妹ゲームでもおなじみのミニゲーム『コスプレブロック崩し』がミニゲームとして収録されています。タイトル画面の“おまけ”からいつでも遊ぶことができます。遊んでみた感想としては、お助けアイテムが『はがない』のキャラクターたちの個性を反映したものになっている点がおもしろいです。

 例えば夜空だったら「爆発しろ!」の言葉とともに周囲のブロックを破壊したり、理科だったら「おっきい」の言葉とともに棒を伸ばしたりとか。ブロックを破壊した時の女の子のセリフもセクシーなのでついついプレイしてしまいますね。

『僕は友達が少ない ぽーたぶる』
▲キャラ選択時、「エロければなんでもいいんですか?」とけなしてくる理科。エロければなんでもいいんです!

 →これは気合い入りすぎ!
『きらめきスクールライフSP』もプレイ!(2ページ目へ)

(C)2011 平坂読・メディアファクトリー/製作委員会は友達が少ない (C)2012 NBGI

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