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2012年3月14日(水)

ネットを通じた協力プレイ&対戦プレイの魅力が満載! PS Vita『サムライ&ドラゴンズ』CBTレポ後編

文:電撃オンライン

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■協力すれば世界が変わる!? ダンジョン探索もスムーズに

 万一、友人たちの領土と距離があったとしてもダンジョン探索で協力し合うことはできます。ダンジョン探索で部屋を作る時にパスワードを設定すれば、知り合いだけで4人パーティを組むこともできます! そんなわけで今回は電撃オンライン編集部のメンバーとダンジョンに潜ってみました!

 まず今回挑戦したのは2つ目のダンジョン“夢幻の要塞”。前編で紹介した“古の迷宮”と比べると、「えっ!? これって同じゲームなの!?」と思わず驚いてしまうくらい和風なカラーが前面に押し出されたデザインのダンジョンです。『サムライ&ドラゴンズ』というタイトルで言えば、“サムライ成分”が多い感じの雰囲気ですね(笑)。こちらは“古の迷宮”に比べると雑魚の攻撃がさらに激しくなっており、単独でノーコンティニュー踏破するにはそれなりの腕が必要になってきます。実際、筆者も1人で挑んで散々な目に遭いました……。

『サムライ&ドラゴンズ』 『サムライ&ドラゴンズ』
▲敵キャラクターも忍者や足軽。そして、純和風な世界の中に1人だけ混じっている僧侶。この作品のいい意味での“混沌さ”を表している気がします。

 今回のパーティプレーでは筆者の操る忍者と、前衛タイプの侍2名、そして僧侶1名というわりとバランスの取れた編成でチャレンジ。すると、これがもうサクサク進めるわけですよ! 単純に攻撃力が増えるということも大きいですし、何より回復系のスキルを持っている僧侶がいることが大きい! 今までは極力体力を減らさないようにヒット&アウェイを要求される状況が多かったわけですが、彼がいるだけで安心して敵とガチンコの殴り合いを挑めるようになります。

 ちなみに、このダンジョンのボスキャラクター・地雷也は、多彩な攻撃を繰り出しつつじわじわとにじり寄ってくるタイプ。1人でプレーする時は地道なヒット&アウェイが必要になるため、10分近くの激闘になることもありましたが、4人パーティで戦ったところ……ものの数分であっさり勝利! やはり数の力は偉大ということなんでしょう(笑)。

『サムライ&ドラゴンズ』
▲歌舞伎役者と見まごう感じのボス“地雷也”。手にした傘で攻撃してくるだけでなく、忍法でガマを召喚したりと見ていて飽きませんね。手強いですが……。

 というわけで、勢いに乗って3つ目のダンジョン“試練の塔”にもチャレンジ。こちらは再び生粋の中世ファンタジー色が漂うダンジョンになっており、フィールドを縦断する強烈な炎の罠や、入ると漏れなく状態異常になってしまう毒沼といったシビアな仕掛けも登場します。もちろん、敵の攻撃力も上がっているので、ここまで来ると4人パーティといってもワンミスすれば死にかねないような状況が多々ありました。3つ目のダンジョンでこの有様なので、いずれは「精鋭が4人集まってもクリアが絶望的に思えるダンジョン」が出てきても不思議ではありません。

『サムライ&ドラゴンズ』 『サムライ&ドラゴンズ』
▲ついに初めての“ドラゴン”が登場! ボス“グランジ”は、灼熱のブレスに猛毒のブレスと強敵成分がてんこもりです。

 このような感じで、各プレイヤー同士の横のつながりも重要になってくる本作。3月29日に発売される無料ダウンロード版は読んで字のごとく、プレーするだけならば無料ということもあって、ネット上を中心に話題になっています。

 ただ、課金で入手できるゲーム内通貨(CP)を使えば、資源の生産量を増やすことができたり、ダンジョン探索でコンティニューできたりとさまざまな恩恵を受けられるのも事実! CPなしで大陸の覇権を統一するのは相当困難だと思いますが、ある程度自由に遊ぶのであればCPをそこまで使わなくても大丈夫そう、というのが今回のクローズドベータテストで受けた印象でした。

 いずれにしても、本タイトルがこのように“ネットゲーム”に近いシステムを取ったことで、PS Vitaというハードの新たな可能性が開拓されたことは間違いありません。どのような覇権争いが繰り広げられるのか──筆者自身も1人の大陸の住人として、今から製品版のリリースが楽しみです!

(C)SEGA (C)柴田ヨクサル/集英社
※『サムライ&ドラゴンズ』はオンライン専用タイトル。

データ

▼『サムライ&ドラゴンズ』無料ダウンロード版
■メーカー:セガ
■対応機種:PS Vita
■ジャンル:ACT
■発売日:2012年3月29日
■価格:基本無料(ゲーム内課金)

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