2012年3月21日(水)
本日3月21日、都内においてレベルファイブ×グリー共同記者発表会が開催され、両社の包括的業務提携が発表された。
発表会では、レベルファイブ代表取締役社長/CEO・日野晃博氏やグリー代表取締役社長・田中良和氏が、今後の展開について説明。ソーシャルネットワーキングサービス・GREEにおいて、レベルファイブが開発する人気タイトルのソーシャルゲームが提供されるとアナウンスされた。
あいさつに立った日野社長は、レベルファイブがコンシューマゲームではヒット作を放ったが、ソーシャルやモバイルで苦戦していることについて触れ、「モバイルでもヒット作を生み出すため、本格的にソーシャルゲームに取り組んでいく」と明言。また、昨今のソーシャルコンテンツの勢いのよさに言及し、「最近のゲーム業界は押され気味。ゲーム業界が今後形を変えるのであれば、レベルファイブは変化に対応していかなければならない。レベルファイブはソーシャルゲームに本格的に取り組んでいきます」と意気込みを語った。
▲グリーの執行役員マーケティング事業本部長・小竹讃久氏(左)と、代表取締役社長・田中良和氏(右)。 | ▲レベルファイブの代表取締役社長/CEO・日野晃博氏(左)と、専務取締役/CTO赤坂泰洋氏(右)。 |
▲GREEで今後提供される新タイトルについても発表された。 | ▲「(グリーの)田中社長はゲームへの理解が深い。コンテンツを大切にしてくれると思っている」と語る日野社長。 |
レベルファイブとグリーの提携第1弾タイトルは、スタジオジブリのアニメーションで話題となった人気RPG『二ノ国』を題材にしたソーシャルカードゲーム『二ノ国大冒険モンスターズ』。ユーザーは、仲間と協力しながら“二ノ国”を探索したり、敵となるイマージェンや“RAID ボス”と戦うことになる。すべてのカードの裏には二ノ国の住人が封じ込められていて、カードを裏返すことで裏側の住人の能力をバトルで使うことが可能。レアカードの場合、大回復や必殺技発動といった大きな効果を発揮することができるという。
『二ノ国大冒険モンスターズ』の対応端末はフィーチャーフォン、iOS端末、Android OS端末で、基本プレイ無料のアイテム課金制。課金方法については明言しなかったものの、ガチャに近いものになるとのこと。サービス開始時期は4月を予定しており、本日3月21日から事前登録(http://mpf.gree.jp/50796)が始まっている。この他、『イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)』や『ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)』といったサービスも予定されている。
▲自分だけの最強中学を作ることができる『イナズマイレブン・アツメヨーゼ!!(仮)』。 |
▲『ダンボール戦機 ハイグレードカスタム(仮)』。「大人が楽しめるタイトルにしたい」と日野社長は語る。 |
上記3タイトルについて、日野社長は「レベルファイブらしいDNAを持ったタイトルをリリースしていく。これらのコンテンツは、自分の手でディレクションしたい」と意欲を示し、レベルファイブとしてソーシャルゲームに本気で取り組んでいきたいと再三強調した。
▲田中社長(左)とガッチリ握手をする日野社長(右)。 |
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