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2012年4月2日(月)

どのキャラクターを育てるか悩みまくりでうれしい悲鳴? PSP用RPG『シャイニング・ブレイド』プレイレポート

文:電撃オンライン

『シャイニング・ブレイド』

 セガから3月15日に発売された、PSP用RPG『シャイニング・ブレイド』のプレイレポートをお届けします。

 ファン待望の『シャイニング』シリーズ最新作にして、集大成とも言える『シャイニング・ブレイド』。ついに発売を迎えたということで、『シャイニング』好きの1人としてアレコレ語らせろと、勝手にやってきました。あ、前作(というと続編のようですが、本作は完全新作でつながりはないので注意)の『シャイニング・ハーツ(以下、ハーツ)』でも好き勝手に“チラ裏”感想を語りまくったライター・Lです。

 その『ハーツ』のTVアニメが4月から放映されるので、今からハダカにネクタイの正装で待機中! すいません、ウソです。普通に待っている&楽しみな状態です。では、さっそく本作の(主観入りまくりで“誰得”な)魅力を語っていきます……が、その前に軽く本作の内容を紹介しておきましょう。

 本作は、剣と魔法のファンタジー世界“エンディアス”にあるヴァレリア地方を舞台に、主人公のレイジたち“霊刃使い(ソウルブレイダー)”が“歌姫(ローレライ)”とともに、世界を救うために戦うRPG作品です。第2の主人公・サクヤに、第3の主人公・リック(『ハーツ』の主人公でもあります!)と、レイジの他にも2人の主人公がいて、3人の“霊刃使い”を中心に壮大な物語が展開します。

 また、歌姫も物語上で重要なだけでなく、戦闘中に魔法の歌“フォースソング”で味方をサポートしてくれるなど、霊刃使いと歌姫が物語とシステムの両方に密接に関係しているのがポイント。さらに物語がクエスト形式で進行する他、バトルマップで操作キャラクターを選び、バトルフィールドでACTのように操作&コマンドを選んで戦う戦闘など、他にも独自のシステムが満載です。

『シャイニング・ブレイド』
▲霊的な力を刃に変えて帝国と戦う、“霊刃使い”たちの活躍が描かれます。
『シャイニング・ブレイド』
▲武器ごとに異なる回数分、敵の攻撃可能な部位を攻撃できる“連撃”システムなど、戦闘は独自要素が豊富。

■あらゆる好みに対応できる多彩なキャラクター

 このような感じで、物語はもちろん多彩なシステムも魅力的な本作。ですが一番の魅力は、なんといってもレイジの仲間だけで20名以上も登場する個性豊かなキャラクターたちでしょう。隠れファン(隠れてない?)としては、Tonyさんがキャラクターデザインを担当している点もたまりません。

 で、どのくらい個性的かというと、性別や種族がさまざまなだけでなく、少年におっさん、ロボット少女など、その幅も広いのです。例えば、普段は黒猫で、戦う時は猫耳少女になるリンリンなど、いわゆるケモノ娘が好きな人だけでなく、ただの猫好きな人にも対応可能な感じ。ツンデレから天然まで、性格的にもバラエティ豊かなので、どんな人でも必ず好みのキャラクターが見つかることでしょう!

 ただ、登場キャラクターが多いぶん、誰を育てるかで悩みまくりです。これがうれしい悲鳴というやつでしょうか。実際、第1章こそレイジとユキヒメとアルティナの3人(ユキヒメは“霊刀・雪姫”の化身なので実質2人)パーティだったので問題なかったのですが、第2章の序盤で一気に仲間が7人になり、その後もどんどん増えていくんですよ。

 本作は、戦闘で実際に戦うメンバーが最大5人、連戦時に交代可能&勝利時に経験値が入るリザーブメンバーが最大3人、計8人しか1回の戦闘に参加できません。みんな魅力的なので全員参加させたいのですが、それは不可能。なので、泣きながらメンバーを選ぶことになります。ぶっちゃけ、戦っている時間より戦闘前にパーティを編成する時間のほうが長いくらいでした(笑)。

『シャイニング・ブレイド』 『シャイニング・ブレイド』 『シャイニング・ブレイド』
▲ドジっ娘にツンデレ、刀の化身に獣人など、とにかく個性豊かで魅力的なキャラクターが多数登場します。誰でもお気に入りのキャラクターが見つかるハズ。

→次のページでは、グラフィック、ストーリー、システムについて紹介!
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(C)SEGA

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データ

▼『シャイニング・ブレイド』ダウンロード版
■メーカー:セガ
■対応機種:PSP
■ジャンル:RPG
■発売日:2012年3月15日
■希望小売価格:5,600円(税込)

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