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2012年3月24日(土)

男だけど魔法少女になって本当によかったと思えるPSP『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』プレイレポを読んでよ!

文:電撃オンライン

 どうも、ライターのカワチ☆マギカです! ライターにならなければ魔法少女になっていてもおかしくなかったぐらい魔法少女が好きなボクに、編集さんからとある1本のソフトを渡されました。それはもちろん『魔女っ子大作せ……ではなく、3月15日に発売されたPSP用ソフト『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』でした!

 うひょう! 原作者の虚淵さんは『Phantom -PHANTOM OF INFERNO-』のころからの大ファンで全作品をチェックしていますし、プロデューサーである冨澤祐介さんの『GOD EATER』も仕事場の同僚たちと仕事に支障をきたすぐらい遊ばさせていただいたのでこれはやるっきゃない!! てなワケで、さっそく本作のプレイインプレッションをお伝えしていきましょう! クラスのみんなには、内緒だよ!

 まずは簡単なゲームの紹介から。本作は、TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』を題材にしたRPGです。まどかやほむらなどのキャラクターと会話して物語を進めていくAVGパートと、魔法少女たちを操って“魔女結界(ダンジョン)”を探索し、最深部に潜む魔女を倒すダンジョンパートを交互に進めていくことになります。以下でそれぞれのパートについて詳しくレポートしていきましょう!

■ AVGパートはまさかのキュゥべえ視点! ■

 AVGパートは、まどかやほむら……ではなく、「僕と契約して、魔法少女になってよ!」というセリフでおなじみの、キュゥべえの視点で魔法少女たちの運命を追うことになります。

 これを聞くと「なぜにキュゥべえ? やだよ!」と思われる方もいらっしゃるかと思います。しかし……キュゥべえになって女の子たちを魔法少女にするべくたぶらかしていくのがとてつもなく楽しいんですよ!

 女の子が迷っているところに相談に乗るフリをしてソッと自分に都合のいいことを言ってみたり、傷心状態でいるとこをチャンスとばかりにつけ込んだでみたり、窮地に陥ってパニックになっている時にドサクサに紛れて契約を迫ってみたり……。えっと、わりかし最悪なことを言っていますね、うん。

 でも正直、TVアニメ版の時は「こいつ、うざいなぁ~」と見ていたものですが、自分で営業をやってみるとこれが楽しい! これは思ってもみなかった感覚でした。

『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』
▲まどかたちをちゃんと(?)たぶらかすには、魔法少女の考えや行動を把握するのも大事だったり。

 さて、では実際にどうやって少女たちをゆさぶっていくのか? それは“Qボタン!と呼ばれるシステムがカギになっています。これは会話イベント中に特定の部分で□ボタンを押すことで選択肢が出現するシステムで、この選択肢の結果によってその後の物語だけでなく魔法少女たちの“感情値”や“因果値”を増減させることができます。

 この2つはダンジョンパートでも重要になってくるパラメータで、それぞれ以下の意味を持っています。

『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』 『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』
▲感情値……このパラメータが上がると魔法攻撃力が上がるのですが、その分消費MPも上昇。さらに魔女化の危険も高くなってしまいます。▲因果値……魔法少女化した時の初期MPや“穢(けが)れ”をストックできるソウルジェムの総量に関連したパラメータです。こちらは高ければ高いほど有利に。

 本作では周回プレイが前提となっており、因果値を引き継ぎながらキャラクターを強化していくことになります。周回プレイ時には“感情値”がリセットされますが“因果値”は引き継ぐことが可能です。

 この設定はTVアニメを観た方ならピンとくるのではないでしょうか? ゲームの世界観とシステムが密にかかわっていることがわかりますね。まぁ、その部分はダンジョンパートのほうで解説していきましょう。

 さて、本作にはさまざまなルートが用意されているのも特徴です。最初にプレイできるのはアニメ準拠の“夢の中で逢った、ような…”だけですが、条件を満たすことでさまざまな魔法少女のストーリーを楽しめるようになるのです。それぞれの過去がわかったり変わったパーティで魔女に挑んだりと新鮮な気持ちを味わえます。また最初に遊べる“夢の中で逢った、ような…”もTVアニメの裏側が描かれていたり、ラストにサプライズが用意されていたりと原作のファンも楽しめる作りになっています。

 また、各ルートにもおもしろい仕掛けが。なんと各ルートに設定された分岐点に到達した時、該当キャラクターのソウルジェムが真っ黒に濁(にご)っているとその魔法少女の魔女化イベントが発動してしまうんです! TVアニメではさやかが魔女になってしまいましたが、なんと本作ではマミさんや杏子の魔女化した姿も用意されています。これが原作のデザインも手がけた劇団イヌカレーのオリジナルとなっているのでとにかくカッコいい!

 正直、この魔女たちを見るため本作を購入する価値はあるかと!! もちろん、魔女化させないルートもそれはそれで熱い展開なので必見なのですが。また、マミさんやさやか、杏子といった魔法少女たちの運命を追っていくと、やがてほむら視点の“ほむらルート”もプレイできるようになります。プレイの仕方によっては非業の死を遂げてしまったマミや杏子、魔女への道を歩んださやかを救い、全員で“ワルプルギスの夜”に挑むことができるようになります。これは熱い!

『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』
▲全員そろうとまるで戦隊のよう! ……に見えませんかね?

→油断がゲームオーバーに直結なダンジョンパートをレポ!(2ページ目へ)

(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS
(C)2012 NBGI・Nitroplus

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データ

▼『魔法少女まどか☆マギカポータブル“メモリースティックPRO デュオ” (Mark2) 4GB』
■メーカー:SCE
■発売日:2012年3月15日
■価格:3,280円(税込)
 
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